「2021AW新作」ヒュンメル アピカーレ5PRO PG
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しゅう太郎
2021年07月03日 19:00 visibility9008
ヒュンメルの名フットサルシューズの「アピカーレ」シリーズより素足感覚を実現したNewモデルが登場しました!
『アピカーレ5 PRO PG ブラック×シルバー(レギュラーラスト)』
サイズ展開は24.5cm~28.0cm
今回は同色でレギュラーラストとワイドラストの2ワイズでの展開。
特に幅広で高機能の天然皮革モデルは珍しいので、
足幅が広い方にとっては嬉しいのではないでしょうか。
発売日は7月6日頃の予定ですが、とある方から特別にお借りさせて頂きました。
(画像をよく見たらバレバレですw)
現行トップモデルの「アピカーレβ PRO PG」との比較を踏まえながら2021AWの完全新作「アピカーレ5 PRO PG」を早速考察していきたいと思います。
【アッパー素材】
アッパー前足部には足馴染みに優れたカンガルーレザーを採用。
つま先回りにはスウェード製のトゥーガードを採用する事で耐久性を向上しつつ、足先回りとシューズの一体感を高めています。
直近までトップ選手が愛用している「アピカーレβ PRO PG」も同じカンガルーレザーですが、つま先のトゥーガードが付いていません。
キツめのサイズ感で履いても指先の圧迫を感じにくい構造になっています。
この「トゥーガードの有無」の違いは、
今後ヒュンメルのシューズを選ぶ上での重要なポイントの1つであると感じます。
中足部より後ろはナノフィットスキンという1.1mm厚の薄いマイクロファイバーを採用することで
ダイレクトなボール感覚を実現しています。
アピカーレβ PROと実際手に取って比較する事で、最新モデルのアピカーレ5 PROはかなり薄くしなやかになった印象を受けました!
インサイド部分も極薄のナノフィットスキンを採用。
ステッチ(縫い目)が少なくメーカーロゴ等も取り除かれています。
かなりシンプルな見た目となっており、軽量性に特化した仕様変更といえますね。
アピカーレβ PROの中足部には人工皮革+ハトメ部分を中心に補強コーティングがされており、アピカーレ5 PROに比べると硬く感じます。
アピカーレ5 PROではハトメ補強等のコーティングは一切ありません。
ただ裏材の補強はしっかりしているのでハトメが切れる心配は無いのではと思います。
個人的に注目したのがハトメの一番最初の部分。
ハの字に切れ込みが入っているのと、アイレット(紐を通す穴)の切れ込みが組み合わさる事で、屈曲時の追従性を高めてゴワつきを軽減するような設計に。
特に足の甲部分のフィット感の向上を狙った仕様の変更がなされています。
最近の国内人気サッカースパイクのモデルに多く採用されている設計でこの仕様のサルシューはかなり少ないと思います。(サルシュー初では無いです)
【ライニング素材】
踵周りには起毛のスウェードライニングを採用。
プレー中の踵のブレを軽減します。
ヒュンメルのアピカーレといえばコレです。
起毛ライニング+天然皮革のシューズは個人的にもかなり好みです!
【シュータン】
シュータンも薄型の設計となっており、スウェード内張りにTPUフィルムを圧着しています。
左のアピカーレβ PROのシュータン内張りは人工皮革です。
最新のアピカーレ5 PROにはシュータン中央に低反発のスポンジが内蔵されており、足当たりの良さも実現させています。
【シューレース】
アピカーレ5PROはシューレースがパワーホールドタイプに変更されています。
伸縮性が高くガッシリとシューズを締め上げることが可能です。
従来のアピカーレβ PROでは普通の平紐が付いています。
【インソール】
インソールにはBMZ社のフットボール専用インソールが標準装備されているのがポイントです。
既に数社のサッカースパイクではBMZ標準装備のモデルが発売されていましたが、ついにフットサルシューズにも標準で採用されました!
足の骨格の起点となる「立方骨」を支えることにより、衝撃吸収機能を担う足のアーチを立体的にサポート。
アーチを直接圧迫しない設計のため、足を自由に使う事が可能になります。
このBMZインソールの表面素材は人工皮革。
滑りにくい素材となっており、プレー中の滑りやブレを抑制します。
従来のアピカーレβ PROでは表面がスウェード素材のインソールが入っています。
【アウトソール】
アウトソールはこれまでのアピカーレシリーズと全く同じです。
長年の実績があるソールで、愛用者にとっても「変わらない良さ」が嬉しいのではないでしょうか。
他メーカーに比べるとソールは薄めといえます。
ラバーに「NEO パナテトラ」という酸化亜鉛の針状結晶体を配合することで抜群のグリップ性を発揮。
ソールに汎用ゴムを用いたメーカーが多いですが、
アシックスのデスタッキ、ミズノの各トップモデル、そしてヒュンメルのアピカーレのソールにはそれぞれ他とは違った素材をゴムに配合しているので、フロアでのグリップ力の差が顕著に現れます。
アシックスとミズノは素材自体の柔らかさ+粘り気でよく止まる感じ、ヒュンメルのパナグリップはソール表面に強い滑り止めが付いて止まる感じ、という個人的な印象です!笑
※各フロア(体育館、スポーツコートのタイル)で相性もあるかと思いますが。
このソールの個人的に気になる点は、中足部の剛性がやや物足りないと感じるところ。
プラパーツなりプレートなり入っていればかなり自分好みな1足になるのではと思っています。
逆にそこが良いという方もいると思いますので、その辺りは好みの問題ですかね。
【重量】
アピカーレ5 PROは26.5cm片足で233g。
アピカーレβ PROは同じ26.5cm片足で253g。
新作のアピカーレ5 PROは20gの軽量化を実現しています。
※普段より1cmも大きいため、サイズ感等については割愛させていただきます。ご了承ください。
そしてなんと!
このシューズの踵に名前が入っている方とコラボさせて頂ける事になりました!!
次回は特別仕様のシューズをご紹介、シューズに関するインタビューも掲載させて頂きます。
ではまた後日!!
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