今年一番悔しい敗戦

今年一番の悔しい終戦 vs 柏戦

やってきました天皇杯準決勝はエコパ(静岡県)。実にここに来るのは6年ぶり。

エコパとは、「エコー(歓声のこだま)」、「エコロジー(環境)」を意味する「エコ」と、「パル(仲間)」、「パーク(公園)」を意味する「パ」を組み合わせて、「エコパ」となったそうです。

開門前の東京の待機列。かなりの人数が来ています。みんなの気合いと気持ち、そして、国立への熱い想いが伝わってきます。駅からの道でも間違いなく柏より東京のサポーターが多かったです。

対戦相手は柏レイソル。なんだか辞める監督のために、と感傷的なモチベーションで勝ち上がって来たチーム、我々はもっと高い高い望みを賭けて戦います。モチベーションのベクトル、次元が違います。負けられない試合です。

小平で書かれたサポーターの熱きメッセージがスタジアムに横断幕として掲げられました。

ついに来ました準決勝。セミファイナルは東京ガス以来、9年ぶり?の舞台です。新しいステップに向けて、ここは越えなくてはならない壁です。

遠路はるばる青赤なメンバーがたくさん、静岡まで来ました。


こ の日のスタメンは仙台での清水戦とほぼ同じ。出場停止の茂庭に代わって藤山がスタメン入りでした。柏はフランサがスタメンではないんですね・・・スタメン で使えば、と言う気もするんですが、向こうは向こうのやり方があるんでしょう。で、主審は扇谷、なぜか上が黄色、下が黒・・・「お前は柏のスパイか」と思 わせるスタイルでした。このブタ野郎、東京で笛を吹くと、ろくなことをしないのですが、この日も基準の分からない笛、流しすぎで東京が受けた反則をスルー しまくり、で、見ていて腹立たしいジャッジが多かったです。これはこの試合、勝っても言おうと思っていました。

前半は一進一退の攻防、東京が押す時間もあれば、柏が押す時間もあって、なかなかの好勝負。開始直後は柏が押し気味に時間を進めていて、あわや先制点というヘディングシュートを塩田が掻きだして押さえたりでツキは東京にある感じ。あの時は肝を冷やしました。
そ んな中、東京が徐々にペースをつかみはじめ、特に、梶山がこの日は良い方の梶山だったのでボールをキープして主導権を握っていきます。そんな中、この日は 古巣相手で気合いの入っていた、そして再三チャンスをつくっていた、達也が中に切れ込んでシュート。これが決まって先制しました。この時は東京側ゴール裏 は興奮の坩堝と化していました。その後も東京ペースで試合は進んでいきますが、最後のところで得点を奪えず、1-0で前半終了です。終了のホイッスルの後 は達也と塩田に対する賞賛の拍手と、扇谷に対するブーイングが入り交じった感じでした。

後 半、柏はフランサを入れてきます。ただ、東京も豊富な運動量からボールを高い位置でボールを奪って柏に攻撃のチャンスをつくらせないようしますが、柏に押 し込まれる時間帯が長く続いていますが、最後の最後で集中して点を許しません。ただ、李が入ってからはさらに柏の攻撃する時間が増えてきます。東京はカウ ンターで得点を奪おうとしますが、決定的なチャンスもことごとく外して1-0のまま時間が進みます。
中盤が開き始め、私も見ていてすごくイヤな予 感をしていました。特に李が入ってからは柏ペース、時間的にもそろそろ一枚切ってもいいのでは?・・・と思った矢先にフランサに決められ、同点。追いつか れただけなのでまだまだ行ける、という感じだったのですが、なんだかイヤな雰囲気を感じました。ここで東京は羽生に替えてエメルソン、、達也に替えて石川 と入れてきます。ここで今年の東京の課題、千葉戦もそうだったけど、羽生が代わった後に前線からのプレスが緩くなってきて、という時間帯に入ってしまいま す。柏の方は一気に勢いを盛り返した感じでした。その後は、見ていられないほど、押し込まれる時間が続いて、浅利を入れて、フランサをケアして、守備的 に・・・と思った矢先、憎たらしいことに李に決められ逆転・・・。
その後は、東京は祐介を入れて、東京はパワープレーに出ますが、完全に引き気味 になった柏の守備陣にことごとく跳ね返され、万事休す。この試合、エメルソンと祐介の交代は、大竹と平山じゃなかったな?と思ったりした結末でした・・・ 大竹だったら追加点を取るための打開ができたのではないか、とか思ったりもして。

終戦。柏は決勝進出、そして東京はベスト4という結果だけが残りました。
す ごく悔しい敗戦でした。内容的には東京が勝ってもおかしくない内容だったし、柏がそれほどまでにいいサッカーをしていたとは思えません。なにより、扇谷の 不可解なジャッジにリズムも崩されました。選手へは拍手が送られましたが、その瞬間は拍手をすることすらできず、ただただ、ピッチを見るのが精一杯でし た。
思えばこの試合、選手の練習している時間帯に本来であれば、コールなどで選手を鼓舞して、サポーターのテンションもあげて気合いを入れるべき だったのでしょうが、ゴール裏の場所取りの調整をごちゃごちゃやっていて、グダグダな感じでそれができませんでした。ケチのつけはじめはそこからだったのかも知れません。辞めて他のチームの監督になる人と長く戦いたい、ただそれだけのモチベーションに、我々の高い目標への想いが負けてしまったのが悔しくてなりません。来年、この並んでいる選手で何人が他のチームに行くか分かりませんが、来年、このメンバーでこの日の悔しさを胸にもっと高いレベルの戦いをして欲しいです。

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