2度目の戴冠☆☆



い よいよスタメン発表。いつもと違うロングバージョン。試合前に行われたナビスコカップイレブンの時もノリが悪い川崎サポーターに比べて、ウチのサポーター は熱い声援を送り、ここでも東京の方が川崎をテンションで上回ってたと思うし、このロングバージョンの映像も、至って普通の川崎の映像に比べて、東京のは 笑いあり、川崎への挑発的コメント有り、でこちらも東京の勝ち、すでに試合前から東京に分があったように感じたのは私だけでしょうか?(笑)




選手入場の時のコレオ。東京はゴール裏の下段を赤、上段を青に染める風船で選手を出迎えます。
アルゼンチンチックな感じのコレオ、きれいに決まりました。




4人目の選手が出てきたところで一斉に投げられた無数のトイレットペーパー。なぜトイレットペーパーか?それは対戦相手が川崎ウ●コターレだから、というのは内緒の話(笑)




川崎側のコレオはこちら。両チームとも気合いの入ったコレオで選手を出迎えました。
そしていよいよ試合が始まります。




いよいよ試合開始。スタメンは週末の小平を見てほぼ予想通り。権田に最終ラインが椋原、ブルーノ、今野、徳永、中盤に梶山、米本、羽生に達也、FWは赤嶺と平山。控えに塩田、佐原、藤山、平松、長友、北斗、近藤。この時は「あぁ、浅利はベンチ入らなかったんだ」くらいにしか感じていませんでした。




試 合開始。開始してから数分はお互い、様子を探りながらの展開。無理をして攻め込んだり必要以上にボールを追い回したりせず、ジャブの撃ち合い、という感じ でした。先に流れをつかんだのは川崎。徐々に前線の猛獣(鄭 大世、ジュニーニョ、レナチーニョ)が牙を剥き始め東京ゴールを脅かしました。10分くらいの谷口が1対1、これをこの日の陰の立役者、権田がファイン セーブするもこぼれ球がフリーのジュニーニョに!「終わった」と思ったらこれをふかしてくれて助かりました。その後、東京もいつものボール回しから徐々に 流れをつかみはじめたら、するすると抜け出したヨネが得意のミドルレンジからシュート、これがなんと川島の手を弾いてサイドネットを揺らして、東京のゴー ル裏も大きく揺れました!いや〜まさか入るとは思わなかった、そんなシュートでした。




な んと、またしても東京が1-0で先制!ここから一気に東京は緊張の糸がほぐれたのか、いつものパス回しが決まりだして流れをつかんでいきます。川崎相手に も臆することなく、自分たちのサッカーをできるようになってきて、正直、見ていて、今までのクラシコと違い、安心して見ていることができました。




鬼 門の後半。今まではここでやられて逆転という苦汁を味あわされていたので、ここは落ち着いていきたいところ。後半も東京がしっかりボールをつないで自分た ちのサッカーをし続け行きます。しかし、川崎も黙っていません。強力攻撃陣ががんがんと攻めてきて押し込まれる時間帯が続きます。でも最後のところで今 ちゃんがしっかり締めて、さらに権田がファインセーブと簡単に片付けられないほどの、見事なセーブの連続で川崎の攻撃を封じ込めていきます。そうなると追 加点が欲しい、そんな風に思っていた矢先に、カウンターから左サイドの達也に出たボールを達也が深くサイドをえぐってクロスをあげる、それを猛然と走り込 んできた平山の頭にドンピシャ!!めっちゃキレイなヘディングシュートで2-0。この瞬間、スタジアムのテンションが最高潮に達したんじゃないかな。未完 の大器とか揶揄されていたけど相性のいい国立でさすがの大物ぶりを発揮する素晴らしいゴールを平山が決めてくれました。やればできる子なんだねぇ。。。




こ の2点目は大きかったですね。自分自身もこの瞬間に、なんとなく勝ちを確信しました。ゴール裏の雰囲気も、変に緊張感とか悲壮感もなくファイナルを楽し む、そんな感じの雰囲気に、選手達も気持ちに余裕が出たのかもしれません。この後はずっと川崎に押し込まれる時間帯が続きますが、権田を初めとする守備陣 の集中で完全に川崎の攻撃をシャットダウン。特にこの試合を通じて猛獣(外国人3人)と猛獣使いのケンゴとのホットラインを分断していたのが大きかったよ うに感じました。
それにしても達也のバーに当てたゴールと長友の1対1は惜しかったなぁ・・・長友もケガを押してよく頑張りました。




ロ スタイムは4分。でも別段長くは感じなかったなぁ。東京がしっかり守りきっていたし、この戦いぶりなら、万が一、失点しても同点に追いつかれることはない と確信していました。だから、早く4分終わって、最高の時を迎えたいと思っていました。このロスタイム4分、そんなにあったか?という感じでしたが、まぁ あったんでしょう。
この日の主審は村上。正直、試合が始まる前はあんまり評判の良くない審判なだけに不可解な判定で試合をぶち壊さなきゃいいなぁ と思っていたけど、この日については特に不可解なジャッジもほとんど無く、ストレスなく感じた、そんな感じでした。やりゃ、できる子なんだ、みたいな。




そして長いホイッスルの後、試合が終了。ついに東京が最高の場所に到達しました。

こ の日は誰が良かったとか悪かった、というのはあんまり感じなくて、出ている選手がみんな、それぞれが特長を生かして、役割を十分に果たしたと思います。そ ういう意味では個々の能力とか個人技、ではなく、チーム力で勝ち取った勝利だと思います。片や川崎は前線3人があまりに強力な個人技を持っていて、さら に、猛獣使いのケンゴも個人技が高いから、東京が先制されて、同点に追いつきたいあまり、個人技に頼り過ぎてバランスを崩し、なかなかゴールを奪えない焦 りもあってズルズルいった感じを受けました。

それにしても2004年はPK勝ちでなんとなく、やりきった感じがなかったのですが、今回は内容もよく、やりきっての勝利ということで非常に満足度の高い優勝となりました。いや、ホント、このサッカーは見ていて、楽しすぎてやばいです。




整列の後、一斉にベンチからスタッフ、選手が駆け寄り勝利の喜びをかみしめます。
先 に準優勝の川崎の表彰がありましたが、正直、自分たちも周りの人たちと喜びをかみしめていたので、ほとんど見えていませんでした。ただ、選手達がロイヤル ボックスから降りてきたときに、前回の時は準優勝の浦和の選手と挨拶を交わしたりするシーンもあったのですが、今回は川崎の選手が完全にそっぽを向いてい たのにちょっと違和感は感じました。まぁよっぽど悔しかったんでしょう、くらいにしか思っていなかったのですが。




そして、東京の表彰。なんと、金欠東京には天の恵み、1億円の賞金です。思わずゴール裏からも「一億円コール」が響き渡ります。




ロイヤルボックスで俺たちの東京の選手が表彰を受けています。このシーンは何度見ても目頭が熱くなります。
そして何度見てもいいもんですね。




MVPはファーストゴールを決めた米本。まぁ予想通りではありましたが、権田でも良かったかな、という気もします。なにはともあれ、ニューヒーローにMVP、とヨネがすごく成長したというか、ヨネのためのナビスコカップだったのかな、と思わせる活躍ぶりでした。




センターサークル付近で記念撮影、そして城福監督の胴上げの後はウィニングラン。バックスタンドからゆっくりと回っていき、詰めかけたサポーターと喜びを分かち合います。そして、今ちゃんを先頭にドロンパ、そして選手達がゴール裏にやってきました。




そしてサポーターをバックに記念撮影。この写真、後で新聞で見たのですが、サポーターと選手が一緒に勝ち取ったという感じの雰囲気のいい写真が撮れていました。優勝するとカメラの放列もすごいですね。




バックスクリーンにはWINNERの文字。




記念撮影の後はキャプテンマークをつけたフジさんがカップを掲げます。




そ してゴール裏で再び城福監督の胴上げ。正直、城福監督とともに歩んできたわずか2年でここまで築きあげるなんて予想していませんでしたし、素晴らしいと思 います。できることなら、可能な限り一緒に東京の歴史を作っていきたいです。後ろでレンタル移籍の達也の嬉しそうな顔、このまま、来年、完全で来ちゃえ!
こ の後、選手がベンチ裏に帰るときに藤山がゴール裏にシャーをしに来たのですが、その時、感極まって、ゴール裏にお辞儀をしたまま動かなかった時は「ホント はもっと一緒にやりたい」というフジの気持ちが伝わってきて、熱いものがこみあげてきました。そしてシャーで締めくくり。

それにしてもやっぱり優勝って本当にいいもんですね。


 


ただ残念なのは一連の川崎の選手の愚行とも言うべき表彰式での行為。


 


ウチが優勝したのになんかすっかりそれが霞んでしまい、2009年のナビスコカップはフロンターレの悪態がクローズアップされそうな感じであること。いろいろ意見はあるんだろうけど、準優勝の儀式はどうよ、とか言う前に、東京とガチンコでやって”負けた”それが事実なんだと思います。


せっかくの東京の素晴らしいサッカーでの優勝に水を差された感じで後味が悪いです。


とはいえ、Jから制裁があるのかどうか知りませんが、そんなことに目をくれている暇はありません。


我々はさらなる高い場所へ向けて、”周りを気にせず”進んでいきましょう!

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。