わらスポ増刊【Formula1JapaneseGP】


2007 FIA F1 World Championship Rd.15
Fuji International Speedway(静岡県駿東郡小山町):決勝67周

秋雨前線による雨の影響で
フリー走行3回目が中止されるなど波乱含みのスタートとなった
日本GPは決勝も激しい雨の中でのスタートとなるため
セーフティーカー先導のままローリングスタート。

4周目マッサ、ライコネンのフェラーリ勢が
    インターミディエイトからエクストリームウエットにタイヤ交換。
    この時点で最後尾まで落ちる。
    スタートは全車エクストリームウェットだった筈なのだが…
    フェラーリは勝負に出ていたという事か?
    結果的にはコレが後々まで響く事に。

状況が状況のためこのまま燃料を積んで
走りきる作戦なのかかなりの車が20周までに
ピットインし給油をする。

18周目マッサにドライブスルーペナルティー。
     セーフティーカー導入中の追い越しが原因。

20周目セーフティーカーがリスタート。
     直後から波乱続出。
     スピンしたブルツにマッサが接触。
     ブルツはそのままリタイア。

22周目バトンとハイドフェルドが接触。
     バトンのフロントウイングが脱落。
     コレによってピットイン(24周目)を強いられる。
     そのままの状態で走り続けたのは…何故??

23周目琢磨ピットインフロントウイング交換。
     給油の際に一瞬炎が上がるも問題なし。

29周目ハミルトンがピットイン。3番手でコースに復帰。
     この時点でなんと!!
     トロ・ロッソのセバスチャン・ヴェッテルがTOP走行。
     レッドブルのウェーバーも2位走行と
     レッドブルの兄弟チームが1・2走行。
     通常じゃ考えられない順位。

33周目ヴェッテルがピットイン9番手に。
     これによりマーク・ウェーバーがTOPに。

34周目アロンソがハイドフェルドにかわされる。
     アロンソは接触によりマシン右後部の
     空力&アンダーパネル破損の為ペースが
     あがらない!?

35周目クビサがハミルトンのINを差し接触。
     両者スピンにより順位が入れ替わる。

36周目ヴェッテルがアロンソに突っ込んでアロンソがスピン。
     ヴェッテルは若く勢いがあって一時TOPを走っていた
     ものの若さが見え隠れする展開。

38周目TOPのウェーバーと3位のクビサがピットイン
     これにより1位コヴァライネン、2位フィジケラと
     ルノーの1・2体勢。

40周目クビサにドライブスルーペナルティー
     35周目のハミルトンとの接触が原因。

44周目衝撃的な映像が…
     なんとアロンソがヘアピンでクラッシュ!!
     単独のようであり右側の壁に接触し
     スピンした模様。

ここの所アロンソ嫌いに拍車がかかっていただけに
思わずニヤリ。
ただかなり派手なクラッシュだったため無事でなにより。
これにより再びセーフティーカーが導入される。

46周目波乱のレースを裏付けるかのように
     セーフティーカー導入中のスロー走行時に
     表彰台圏内を走っていたウェーバーにヴェッテルが追突!!
     ウェーバーはハンドルを投げ捨て怒りのリタイア。
     ヴェッテルはピットに戻り自らのミスを悔やんでいるのか
     ウェーバーに対してなのかはわからないが
     壁に顔と腕を押し付けたまま立ちすくんで居た。
     後々問題にならなきゃいいけどねぇ…

48周目リスタート。

54周目ラルフが3回目のピットイン。トラブルの為リアイア!?

58周目ここまで3位走行中だったマッサがピットイン。
     9番手まで順位を落とす。
     これでライコネンが3番手。

ライコネンは驚異的なタイムで追い上げ。
3位に上がる時も100Rのアウトから。
ただ次の周回にランオフエリアまで膨らんだのは
ご愛嬌というかそこまで攻めている何よりの証拠。
この勢いで2位走行中のコヴァライネンを追いかける。

64周目先ほどリタイアと思われていたラルフがレース復帰。
     やはり地元TOYOTAのホームグランプリという事も
     あり、ファンサービスに近いものかな?

66周目やはりラルフはピットインそのままリタイア。
     ラルフは一時期日本のカテゴリーで走って
     居た事もあるのでこの2周はご挨拶なんでしょうね。

そしてファイナルラップ!!
コヴァライネンを追っていたライコネンが猛然とアタック。
同じフィンランド人同士の激しい争いは…
コヴァライネンに軍配。
ただ後数周あったら間違いなくライコネンが前にでたんじゃないかな?

更に後方でもっと激しいバトルが…
クビサvsマッサ
2人とも走行ライン無視と言っていいような
意地と意地の争い。抜きつ抜かれつのバトルで大興奮。
結果はマッサがクビサをかわして6位フィニッシュ。
最終コーナーでも2人ともアウトにはみ出す
凄まじいバトルでした。
鳥肌がたって涙でてきましたよ。
やっぱりヒューマンバトルと言うのは素晴らしい。

そういう激しいレースになった日本GP結果(暫定)
1 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes(全く危なげ無しの完全勝利)
2 H.コバライネン FIN Renault(12番手スタートからの表彰台)
3 K.ライコネン FIN Ferrari(序盤のギャンブルが無ければ…)
4 D.クルサード GBR Red Bull Renault
(14番手スタートから。荒れたレースでベテランの味を見せつけた)
5 G.フィジケーラ ITA Renault(これと言って見せ場は無いけど堅実に)
6 F.マッサ BRA Ferrari(序盤は色々あったがラストバトルはシビレタ!!)
7 R.クビサ POL BMW Sauber(序盤でマクラーレンをパスしたり速さは◎)
8 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Ferrari
(トロ・ロッソは予選から雨セッティングと言う事で運がよかったかな)
---------------- 以上ポイント圏内 ----------------
9 A.スーティル GER Spyker Ferrari(スパイカーがシングルフィニッシュ)
10 R.バリチェッロ BRA Honda
(最後のピットインが無ければ…燃料がもたなかったのが残念)
11 J.バトン GBR Honda
(序盤の接触に最後まで泣かされる。
最後はコース脇に停まってしまうも完走扱い)
12 山本 左近 JPN Spyker Ferrari(だいぶ頑張ってたんじゃないかな。)
13 J.トゥルーリ ITA Toyota(言いたくないけど…TOYOTAの本気?)
14 N.ハイドフェルド GER BMW Sauber(いつの間に落ちていった…?汗)
15 佐藤 琢磨 JPN Super Aguri Honda(母国GP何とか完走)
--------------- 以上完走15台 ----------------
周回数はちょっと曖昧かもしれません。
フォーメーションラップが無く、セフティーカーでの
ローリングスタートだったため…(言い訳)

ちなみにセーフティーカーは年間を通してメルセデス。
毎戦ちゃんと空輸されてF1Circusと一緒に世界を
飛び回っているんです。


フジの地上波で観ていた為、最後は慌しかったな…
キムタク…なんかいつもと違ってたし。
興奮してるって言うかテンパってるっていうか…w
いつになく興奮して笑みがこぼれていた気がするw

今わかった情報だとフェラーリには
全車フルウェット(エクストリームウェット)タイヤで
スタートという情報が伝達されていなかったとか…

これで年間チャンピオン争いはハミルトンが有利。
残るは2戦中国とブラジル!!
目の離せない展開です。

とにかく大興奮の日本GPでした。
しかし富士って雨どころですかね…30年前も雨だったわけだし。
ってところで増刊号終了。
(正式結果が発表されたら訂正入れるかもです。)










































































































































































コース図はこんな感じ。


ちなみに改修前はこんな感じでした。



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