
J3☆藤枝MYFC vs Jリーグ・U-22選抜@藤枝総合公園サッカー場
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sweet
2015年04月20日 16:04 visibility1889
昨日は今季初めて、J3の試合へ!
街の象徴でもある「藤の花」が咲き始めて、藤の甘い香りが街角に漂よっていた昨日の藤枝市内。
鹿島アントラーズにFC東京、ガンバ大阪・・・
この街でJ1チームのユニを着たサポーターさんたちを見られるなんてちょっと感激。
駅のコインロッカーに荷物を預けていたガンバ大阪サポーターさんたちは、前日にBMWスタジアムにいらしていた方々でしょうか。
各チームのサポーターさん、藤枝にようこそ。
駅からのアクセスが不便な上に、案内が不足していて(試合案内の看板ひとつ出せていないのが現状)申し訳ない。
試合前日の、ホームタウンエリアの新聞折り込みには、毎回、試合のカラー広告を出すなど、クラブとして頑張っている部分はあるとは思うのですが・・・
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12時56分
選手入場
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J-22選抜
後列左から田尻健(G大阪)・進藤亮佑(札幌)・鈴木優磨(鹿島)・野澤英之(FC東京)・宮本航汰(清水) ・井手口陽介(G大阪)
前列左から、
前貴之(札幌)・田村亮介(鳥栖)・高橋壮也(広島)・奥川雅也(京都)・中島賢星(横浜FM)
リザーブメンバーは
GK吉丸絢梓(神戸)
MF白井永地(水戸)
MF平岡翼(FC東京)
FW平尾壮(G大阪)
FW岩元颯オリビエ(磐田)
敬称略
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藤枝MYFCメンバー
後列左から
朴一圭・内田和志・奈良林寛紀・大石治寿・沓掛勇太・佐藤将也
前列左から
久富賢・越智亮介・橋本巧・枝本雄一郎・真野亮二
リザーブメンバー
GK田島昇太
DF中村宏輝
MF小川直毅
MF添田隆司
MF三橋拓也
敬称略
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審判団は
主審 柿沼亨さん
副審 細尾基さん・山崎篤人さん
4審 池ヶ谷卓伸さん
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試合前にパラついていた雨も上がり、時々日差しのこぼれる曇り空の下、13時キックオフ!
開始5分、ボックス内、GK正面からシュートを放ち、最初にネットを揺らしたのは鹿島の鈴木選手!しかしこれはオフサイド。
すると、一気に試合の主導権を握ったのは、ホームの藤枝。
7分に大石選手が
12分には沓掛選手のパスに左サイドを抜け出した久富選手が
次々にシュートを放ち、
17分、越智選手の右CKを内田選手がヘッドで後ろに反らすと、ファーサイドに詰めていた佐藤選手がGOAL!
先制点を決めて、さらに波に乗った藤枝、
ボランチ越智選手のサイドへのボール供給が光り、特に左サイドバックの佐藤選手とのコンビネーションが抜群で、楽しませてくれました。
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対する、J-22。
試合前日に招集される即席チームゆえ、それぞれの特性を把握するまでに、前半はある意味当然な苦戦。
しかし、そんななかで
存在感を示してみせてくれたのは、
4-2-3-1の布陣で2列目の左に入った背番号13奥川雅也選手(京都)
サイドで相手二人をするするっと交わし、タッチラインぎりぎりからのセンタリングなど、テクニックの高さはもちろんながら、最も目に留まったのはその状況判断の良さ!
失礼ながら、まったく知らない選手でしたが、さっそくメモッておきました。
奥川雅也くん、19歳。京都ユース出身のルーキー。
φ(..)
20分にシュートを放った中島賢星選手も目に留まりました。
中島くんは知ってました!
東福岡高校出身で、今季、横浜Fマリノスに入団したばかりですよね。
この試合では2列目の中央をやってました。
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後半は、その中島選手と、ボランチの野澤選手をベンチに下げて、
平岡翼(たすく)選手と白井永地(えいじ)選手をキックオフ前に投入した高畠監督。
14時01分、後半キックオフ
後半開始3分、最初にシュートを放っていったのは、J-22選抜でこの日右サイドバックを務めていた前貴之選手!
前半は、藤枝のリズムだったこともあり、なかなか両サイドバックの上がる場面というのが見られませんでしたが、
後半はこの右サイドバックの前貴之選手や、左サイドバックを務めた高橋壮也選手が運動量豊富に、行ったり来たりしていた気がします!
藤枝最初の交代は
後半14分。真野選手から→小川選手(今季、G大阪からレンタル移籍)
その3分後、J-22選抜は、鳥栖の田村選手と鹿島の鈴木選手に代えて、G大阪の平尾壮選手と磐田の岩元颯オリビエ選手を準備
(え?後半頭にすでに2人交代してるのに!?)と思いましたが、そう、J1やJ2が交代枠3なのに対して、J3は交代が5人まで出来るのでした。
「Jと名前は付いていても全く別物」とはJ3創設時に聞いてはいましたが、こういう部分や、ワンタッチパスのポイントが付かないところなど、現場に来てみて実感するというか。
しかし
「Jと名前は付いていても全く別物」と言われても
昨年J3にいた金沢さんが昇格1年目のJ2でこれだけ結果を出しているとか、
各カテゴリー間の差が大してなくなってきているのではないか?というのも、また実感させられます。
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レポに戻ります。
こちらが交代で入った
平尾壮選手
白井永地選手
J-22選抜では、背番号12も選手が着るんですね!
(先に書くのを忘れましたが、J3のJ選抜の試合を見たのは初めてでした)
試合が動いたのは33分、
左サイドでパスを受けた平岡選手が、GKの位置を見て、ループシュート&ゴール!!
見事な連携でした!!
平岡選手にパスを出したのは、奥川雅也選手。
↑喜びあう平岡選手&奥川選手
FC東京とか、背番号7とかいう、バイアスが掛かってしまったかもしれませんが、
そのプレースタイルに、大竹洋平選手の匂いを感じた平岡翼選手。
またチェックしておきたい選手が増えました(笑)
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選抜チームに同点に追い付かれる前から、押し込まれていた藤枝。
セカンドボールを奪われては相手を追う時間が増えて、チームに「疲労」が滲み出ていました。
今回、相手が全員22歳以下の選手だったこともあるかもしれませんが、
J-22選抜の選手全員がサッカーの為に全て調整が出来るプロ契約&スタミナ充分だったのに対して、
藤枝は、別の仕事で生計をたてている選手も多く、もしかしたら、フィジカルトレーニングをする時間や、疲労を取りきることがあまり出来ていないのかなと思いました。
身体が動けているときは、すごく面白いサッカーをしていたので、勿体無いなと。
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スタンドには、
応援団とは別に、監督かコーチのように、ずっと大きな声でピッチの藤枝の選手に声を掛けつづけるサポーターさんが2名いらっしゃいました。
しかしその指示というか、声かけが的確で感心してしまいました。
副審さんがミスしたときも罵倒ではなく
「それは見てて欲しかった!」という言葉の使い方。
藤枝の選手のプレーに叱咤はするけど、いいプレーをしたら今度は誉める、
相手の交代選手にも拍手をするし、
試合は結果として引き分けに終わってしまったのですが、
試合を終えた両チームに拍手を終えると、颯爽とスタジアムをあとにされていきました。
それに関連してちょっと面白かったのは
そのサポーターのうちのお一人が叫んでいた通りに?
一部その通りに選手交代が行われたこと(笑)
内田選手に代えて三橋選手、
佐藤選手に代えて中村選手、
枝本選手に代えて添田選手。
東大出身で、大手企業に決まっていた内定を断り、ある意味、エリートコースを蹴って藤枝に入団した添田隆司選手、この瞬間が、デビューとなりました。
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最後までお互いにゴールを狙いつづけ、スタジアムを沸かせましたが、
1-1で
試合終了
勝ち点1ずつ、分けあう結果となりました。
どちらも勝ちにこだわっていただけに悔しそうでした。
藤枝の声だしサポーターさんたちからは、藤枝の選手たちにブーイング。
(そのあと、コールはしていましたが)
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観客は僅かに723人でした。
同時刻に磐田で試合があった影響を考えたとしても寂しい数字でした。
私も大好きな、売店の美味しい焼きそばが、悲しいかな、この日もたくさん売れ残り、試合後に半額で売りさばかれていました。
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入り口で試合外メンバーが配ってくれた広告
(裏に所属選手の顔写真・背番号・名前が掲載)
これと全く同じものが試合前日のホームタウンエリアの新聞折り込み広告に入ります。
このスタジアムでしか買えない、甘信堂製菓さんのオリジナルキャンディ(200円)
キャンディの中に、地元で穫れたブルーベリーが入っていて、すごく美味しかったです!
缶バッチも入っていて、売り上げの一部が藤枝MYFCに寄付されるようです。
美味しかったので、ハーフタイムにもう一袋買いに行ったら、おまけしてくれました♪
来月は町田戦を観に行く予定です。
1ヶ月に各カテゴリー1試合ずつくらい観られたらと思っていましたが、湘南がJ1に戻ってからもナビスコカップがあったり、休日希望日の調整があったりで、なかなか実現するのは難しいですね!
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J3のJ-22にも、決まったサポーター団体があるのかと思いましたが
特にそういうのはなく、招集された選手の所属する各チームのサポーターさんが独自に応援に来ているようですね。
秋田から沖縄までの日本のあちらこちらで試合があり(J選抜にホームスタジアムはない)、しかもメンバーは毎回違うことから、専属のサポーターっていうのはなかなか出来ないかもしれませんが、
そんなチームを敢えて毎試合現地に追っかけるサポーターさんや団体がいてもおもしろいなと思いました。
私自身、アンダー世代は地元で毎年夏に開催されるSBS杯くらいしか観られていないのが現状で、
今回はまた新たな選手をたくさん観る機会を得られて嬉しかったです!
いろんなクラブから呼ばれた、知らないチームメイト同士なはずなのに、試合のなかで、コンビネーションが生まれていたり、
この年代の選手たちは、短い時間のなかでも成長しているように感じました。
ふだんの所属チームの試合では、この世代の選手たちの出場機会というのはどうしても少なくなりますが、
昨日、目の前で楽しませてくれた若い選手たちをみて
もし本当に、日本のサッカーレベルを上げたいのなら、こうした世代の選手が、練習試合ではない公式戦に出て、経験を積ませることが必要不可欠ではないかと感じました。
遠い昔に、サテライトリーグが廃止になってしまいましたが、あの存在価値をすごく感じました。
アンダー世代が世界で通用しなくなってきた時期と
サテライトリーグが廃止となった時期と
もしかしたら少しは関係があるのかなと、思います。
練習試合はその対戦時限りの、一過性なのに対して
サテライトリーグには、順位を争ったり、優勝を狙うという明確な目標が存在していました。
若くて、いちばん伸びるかもしれない時期に、練習試合しか出場の機会がないのでは
せっかくの逸材が勿体無いなと思います。
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