第90回選抜高校野球記念大会を振り返って
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篠山鳳明
2018年04月07日 17:23 visibility466
福嶋です。
茨城に住んでて福嶋とはこれいかに。
私が福嶋馨と名づけたのはある県の高校野球が関係しております。
これでおわかりの方はよほどの高校野球通ではないでしょうか?
(ヒント 東の****西の*****です。これを少しひねって考えてください!)
さて第90回選抜高校野球が終了しました。
やはり気が付けば、戦前の予想の通り、スター軍団率いる大阪桐蔭が第一神港商業、PL学園以来の3校目の春連覇。
・第一神港商業 1929年 対広陵中学 3対1(投手 西垣)
1930年 対松山商業 6対1(投手 岸本)
・PL学園 1981年 対印旛高校 2対1(投手 西川)
1982年 対二松学舎大附 15対2(投手 榎田)
そして今回は
・大阪桐蔭 2017年 対履正社 8対3(投手 徳山、根尾)
2018年 対智辯和歌山 5対2(根尾)
今選抜大会試合自体は内容の濃いものがありましたが、結果的には落ち着くところに落ち着いた感じです。
ベスト8へは東海大相模、日本航空石川、智辯和歌山、創成館、大阪桐蔭、花巻東、三重、星陵と勝ち上がっりました。
今大会も由利工業、膳所、伊万里と21世紀枠選出校は1校も初戦おW突破することはできませんでした。
個人的にいえばまたしても大旗白河の関は成らなかったのは残念ですが、終盤もつれる試合が多く観る人の目をTVへ釘ずけにした。
明徳義塾がサヨナラ3ランで中央学院を7対5でサヨナ勝ちしたと思ったら、日本航空石川に逆転3ランを打たれサヨナラ負けを喫した。明徳義塾明治神宮大会を制しており今大会の評価は東海大相模、大阪桐蔭とともにA評価だったのに1球の恐ろしさを明徳義塾市川投手は知った試合で有った。
また智辯和歌山の粘り腰は凄かった、準々決勝の創成館を11対10、準決勝の東海大相模戦は5点差を追いつき12対10と粘り勝ち、執念を感じた試合内容である。
高嶋監督も一時期元気がない時期もあり、智辯和歌山監督交代か?と個人的には思っていたが、マダマダ健在で甲子園最多勝監督、まだまだ健在と思わせた。
これで智辯和歌山は大阪桐蔭に公式戦3連敗、夏のリベンジを誓ったであろう。
三重高校のベスト4も立派である。
定本投手の右上手投げからの低めへのコントロールは見事であり、ひょっとしたら1969年以来の49年振りの頂点に輝くのではと思った次第である。
東海大相模もやはり関東大会ベスト4とはいえ甲子園では強かった。
やはりあの強力打線は侮れなかったが、智辯和歌山の執念の前に敗れ去った。
日大三も上位進出を狙えるか?と思ったが、三重の定本投手の気持ちの入った投球の前に完封されてしまった。
これで大阪桐蔭西谷監督は春3+夏3=合計6で甲子園優勝数であのPL学園を率いた中村順司監督の春3+夏3に並んでいよいよ名将の息に入ってきた。
勝率も15回甲子園出場で49勝9敗で勝率845とPL学園中村順司に次いで第2位である。
ちなみに以下
第3位 門馬 敬治(東海大相模) 24勝6敗(勝率800)
第4位 尾藤 公(箕島高校) 35勝10敗(勝率778)
第5位 蔦 文也(池田高校) 37勝11敗(勝率771)
となっている。
最後に夏の大会は今年は第100回の記念大会。
大阪桐蔭にしろ智辯和歌山にしろ東海大相模にしろ三重高校にしろ府県予選大会を勝ち上がり代表になることは大変な困難が伴うと思うが、大阪桐蔭にはいっその事、まだどこの高校も達成していない、春夏連覇を2度達成する快挙を成し遂げて欲しいと思う。
そうすると甲子園通算優勝
第1位 中京大中京 11回の次の第2位の優勝回数8回に到達するのである。
さあ各地では夏の予選の前哨戦の春季大会が開催されているが、今年の夏の今から早くも楽しみである。
以上です。
- 事務局に通報しました。
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