甲子園歴史館 その1

  • Mr.black
    2013年02月12日 12:55 visibility8264

昨日は「甲子園歴史館」に行きました。野球場好きを公言している私にしては随分遅い訪問になってしまいましたが。(汗)

 


歴史館の入り口はレフト側にあります。入場券は中で購入します。大人500円。

 

 


内部は高校野球ゾーンとプロ野球ゾーンに分かれています。高校野球ゾーンにはこのようにユニフォームの展示が多数ありました。ユニフォームのデザイン好きの私にとっては堪えられない展示です。

 


これは関大一高。以前に日記で取り上げたことがありますが、このように「KWANSAI」と旧表記のマークを現在でも採用しています。関西大学も同じ表記です。そのまま読めば「くぁんさい」ですね。


関西学院も高校・大学両方「KWANSEI」のままです。伝統校のこだわりだと思います。

 


これは愛媛の新田高校。センバツ初出場でいきなり準優勝を遂げ、「ミラクル新田」と言われた学校です。

左胸の「えひめ」が平仮名ですが、今のところユニフォームのデザインで平仮名表記はここしか見た記憶がありません。

「江の川」のように「の」だけが平仮名というケースはありましたが。

 


有名な市岡高校の三本ライン帽子。

似たデザインとしては愛知の旭丘高校(旧:愛知一中)が現在でも二本ライン帽子を着用しているようです。是非見てみたいものです。

 

 


かち割りの袋。

私が初めて夏の甲子園に行った時はまだ初代の袋だったと思います。デザインまでははっきり覚えていないのですが、袋の文字と口を閉めるビニール紐の色が青だった記憶がありますので。


↑ 3代目からは口がチャック式ですが、昔はビニール紐で閉めていました。金魚すくいの袋をイメージしていただければ。

 


ここからは「写真とマンガで比較して見る甲子園の変化」です。写真は現在の外観。

 


マンガは昔の外観。「阪神甲子園球場」の看板が一文字ずつバラバラです。ご存じでない若い世代の方に説明すると白い看板に赤文字表記でした。また、文字はネオンになっており、夜には赤く点灯されてとてもきれいでした。

 


バックスクリーンからの眺望。

 


これは改修前のもの。銀傘の支柱が現在よりも前面にあるのがわかります。銀傘上の照明の形状も違いますね。

 


バックスクリーンから眺めたスコアボード。

 


↑ 角度的に見づらいので以前の写真を掲載。(一昨年のセンバツ。)

 


これは「あだち充」氏の描いた少し前のスコアボード。(作品は「H2」。)

カウントランプがSBO→BSOへ。

そして時計が以前は「SEIKO」でしたが、今は「CITIZEN」に変わっています。

 


現在の甲子園のバックスクリーン周辺。

 


こちらはかなり以前の甲子園。スコアボードの位置が低く、照明塔の鉄骨がスタンド内に建っていますね。この当時のスコアボードはもちろんパネル手動式です。

写真は第61回選手権大会のもの。(箕島が春夏連覇した大会です。)

 


水島新司氏が描いた昔の甲子園バックスクリーン周辺。実に忠実・正確に描かれていますね。

 


当時のパネル。中日の選手の物ですが、かなり傷んでいますね。

 


手書き職人さん。高校野球では文字が消せるように石灰を水で溶かして書いていました。しかしそのため試合中に雨が降ったら名前が消えるのが悩みどころだったようです。

こういう職人さんの現役は全国でどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

 


リニューアル前の1塁側内野席。プロ野球時には「イエローシート」と呼ばれていましたね。

高校野球では私が行き始めた頃このイエロー席は「内野特別自由席」という名称でした。


甲子園の座席は子供の頃は問題なかったのですが、体格が大きくなるにつれだんだん狭く感じて座りづらくなりました。特に前後の間隔が狭く、膝が前の座席の背もたれに食い込むのがつらかったです。リニューアル後は楽になりました。


長い間に何度も訪れた甲子園。それでもこうやって比較して見るとその姿を変え続けていることがわかります。

 


外壁の蔦。少しずつ育ってきています。以前のように球場外壁を鮮やかな蔦の葉が取り巻く光景を早く見たいものです。

長くなりましたので残りは別途に書かせていただきます。

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