元々は社会人の野球場 (津門球場)
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Mr.black
2016年02月02日 10:32 visibility2686
ようやく今期の初活動になります。
昨日はお隣兵庫県にフラリと出没。西宮界隈を徘徊しました。
甲子園、じゃなく・・・。
大阪梅田からだとその二つ向うの駅、「今津駅」で下車。南西に10分ほど歩くと高い防球フェンスに囲まれた野球場が見えてきます。
ここが目的地の津門球場。正式には「津門中央公園野球場」と言います。
真冬の平日の真昼間。当然のごとく何も試合などは行われておらず。
「どうだろうか?」と懸念しましたが、事務所の方に頼んだところ快く場内に入れていただきました。(感謝)
ここは元々は社会人野球「川崎製鉄神戸」の専用球場でした。私の持っている古い地図には「川鉄運動場」と記載されています。(通常は「川鉄グランド」と呼ばれていたようです。)
しかしチームの休止に伴い球場は西宮市に移管されています。
↑ JFE。現在の「JFE西日本」チームは複雑な統廃合なので直接「川鉄神戸」チームとは関係ないのかもしれませんが・・・。こういう事実が社会人野球の斜陽を感じさせます。
ところで上記の看板によると津門は「つもん」ではなく「つと」と読むようです。
本当に地名って難しいですね。
敷地の関係で両翼91m、センター112m、という狭いグランド。
内野クレー、外野天然芝。冬なので芝生が茶色ですね。照明はありません。
スコアボードは右中間寄り。パネル式です。
選手名はDHに非対応。カウントはBSOですが、ランプはボールが黄色、ストライクが青と昔の配列の名残があります。
スタンドも小さく、1・3塁側に最大5段の長イスがあるだけ。バックネット裏に座席はなく、スタンドは3分割されています。3塁側の座席はかなり破損しており、応急っぽい補修がなされていました。
内野のネットフェンスは低いものの、スタンドも低いので4段目か5段目に座らないと視界が悪かったです。特にベンチの真上は見づらいです。
外野スタンドはなし。全体の収容数は公式に表示が無いので分かりませんが、おそらく千人以下でしょう。
ちなみに外野フェンスの後ろには入りにくいのでしょうね。
ボールがたくさん放置されていました。かなり古びた物も。
この津門球場、高校野球の公式戦では春秋の兵庫の地区大会でのみ利用されています。
あと、地理的な条件から春夏の甲子園出場校の練習場としての利用があるとのこと。今回のセンバツ時にもどこかの学校が使うと思います。
スタンドが小さいので仮に満員で入れなかったとしてもこのように3塁側の一部分は外から見ることが出来ます。
レフト場外からもこのように中が見えます。元々社会人チームの練習グランドだったので基本「有料試合」は想定されていなかったのでしょうね。(地区大会は無料)
長いオフ期間中、寂しくなったら時々このように野球場徘徊をしています。
中に入れないことも多いのですが今回は入れていただきありがたいことでした。
無人で茶色に枯れた芝生のグランドを見ると「オフで試合も無いのに来たのか。酔狂な奴だな。もうちょっと我慢な。シーズンになったらおいで。待ってるよ」と言われているような気がします。
再訪出来ないままになっている球場もあれば、その後観戦出来た球場もあります。再訪・観戦出来た時には「やっと来ましたよ」と心の中でグランドに語りかけています。
ようやく今期の始動。非観戦なので観戦球場数は増えませんが、訪問球場数はここで155箇所目になりました。
やっぱり野球場に行くと落ち着きます。
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