3位決定戦(関西オールスター5リーグ対抗戦の続き)

  • Mr.black
    2016年06月29日 09:51 visibility554

前回の続きです。

大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦、最終日の第二試合は3位決定戦でした。

優勝したリーグには秋のシード権が与えられますが、準優勝や3位のリーグに何か特典があるわけではありません。しかし4位以下というのと3位とではやはりプライドの問題があると思われます。

この3位決定戦のカードは「関西六大学 VS 阪神リーグ」でした。

 

 

 

1塁側:関西六大学。

関西学生リーグに次いでメジャーなリーグです。

6校加盟で入れ替え戦がないリーグ。加盟校は大阪商大・京都産大・龍谷大・大阪学院大・神戸学院大・大阪経大です。

ここは各校バラバラなユニ。結局統一ユニを着用していたのは関西学生リーグだけです。

 

(なお、京滋リーグは既に敗退しておりこの日は登場せず。なので同リーグが統一ユニだったのか、バラバラのユニだったのかは不明です。しかしそれほど資金が潤沢なリーグではないのでおそらく対抗戦専用の統一ユニは作っていないと思います。)

 

 

 

3塁側:阪神リーグ。

ここは2部制。ただし2部は東西2地区に分かれていますので、3部制と言ってもいいかもしれません。

こちらも近畿リーグと同じく下部リーグの選手を数名選抜していました。

(2部の帝塚山大、姫路獨協大など。)

 

 

 

 

関西六大学の先発は大阪学院大の堀田投手。

余談ですが、この投手は個人的にほんのちょっとした縁があるので応援しました。

 

 

阪神リーグの先発は大阪体大の菅原投手。ストレートは常時140km中盤~後半が出ており、力投派でした。

 

 

試合は初回、阪神リーグが幸先よく1点先制。

しかしその裏、関西六大学が2点取ってすぐ逆転。そのままこう着状態で試合が進みます。

 

 

 

阪神リーグは6回途中で継投に入りましたがこれが裏目。

代わった天理大・石原投手が相手4番の京産大・藤原選手に2ランHRを食らって4-1とリードを広げられてしまいました。打った瞬間HRとわかる素晴らしい当たりでした。西京極球場は両翼100mあるのですが、軽々とレフトフェンス越え。もう少しで場外になるほどの飛距離でした。この藤原選手は次打席でもフェンスギリギリの大きなセンターフライを放つなど長打力を感じさせるバッターでした。

関西六大学投手陣の出来を見たら「これでほぼ試合は決まった」と思いました。

 

 

阪神リーグはその後も小刻みに継投。しかし繰り出す投手が捉まって失点を重ねていきます。完全に劣勢になりました。(上は帝塚山大・吉中投手)

 

 

2部西地区加盟の姫路獨協大。初めて見ました。私事ですが、これで阪神リーグの加盟校全て見たことになります。グレーユニに濃紺基調。マークは左胸に組み合わせで「HDU」。

写真は木村投手。

 

 

関西国際大・石田投手。

 

 

こちらは関西六大学のリリーフ陣。

京都産大・熊山投手。ボールにキレがありました。

 

 

 

目を引いたのは神戸学院大・楠本投手。

一度大きく伸びあがってからその後地面を這うように投げるアンダー投手。

決して大きくない身体を目いっぱい上下させることによって打者の目線をずらせる投法なのでしょう。

 

 

前半は接戦だったのですが、中盤以降突き放されて1-8と阪神リーグは完敗しました。

一時期はこの大会で5連覇を果たすなど関西5連盟の中で強さを誇っていた阪神リーグですが、ここ2年ほど低調気味です。

 

 

秋の明治神宮大会代表決定戦に勝って名誉挽回できるでしょうか?

それはこの夏以降の鍛練次第でしょう。

 

 

3位になって最後に一矢報いた関西六大学。

こちらは打倒関西学生リーグと明治神宮大会出場の両方を目指します。

 

 

 

しかしながら普段敵同士の選手達がこうやって一致団結して戦うリーグ対抗戦はなかなかいい感じでした。各選手の笑顔が忘れられません。

機会があればまた観戦したいものです。

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