開会式のやり方はもういい加減考え直したら、と思う
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Mr.black
2017年07月09日 12:40 visibility1944
報道によると高校野球の埼玉や茨城の開会式で選手や一般生徒が熱中症になって搬送されたようです。特に驚いたのは整列していた選手が倒れたこと。
個人的にはかなり以前から「開会式のやり方を見直した方がいい」と思っていました。
春や秋はともかく、夏の大会の開会式はもっと簡素にかつ短時間で終わるようにすべきだと。
選手の入場行進が終わった後、お歴々の挨拶がやたらと続き、その間炎天下のグランドで選手やプラカード係員は立ちっ放し。
お歴々は開会式の直前まで空調の効いた部屋にいるケースもあるかもしれませんが、選手・係員・観客は炎天下の屋外でずっと待機しています。
式の為に早くから球場に到着し、暑い中で待機。日陰が確保出来ればまだしも、会場によっては日向で待機せざるを得ないこともあるでしょう。そして入場行進。炎天下でずっと立ちっ放し。
選手や係員によっては開会式を迎える緊張から前日十分に眠れなかったりということもあるでしょう。全員が100%の体調とは限りません。
私自身過去大阪大会や甲子園の開会式に何度も行ったことがありますが、一番つらかったのは挨拶の時間です。
入場行進の後の延々と続く挨拶。正直いくら良いことを言っていても右から左へ聞き流しで心になんて全く残りません。過去、挨拶になったら一旦退場し、試合開始の頃にスタンドに戻ったケースもあります。
座っていてもつらいのに立ちっ放しだったらいくら選手でもその時の体調によってはキツイでしょう。
ましてプラカード係りは一般の生徒やマネージャーが務めるケースもあり、なおさら危険を伴うと思います。
今回どういう状況で選手が倒れたのか詳細は分かりませんが、何にせよ個人的には入場行進・国歌吹奏(または斉唱)・大会歌吹奏(斉唱の場合は1番のみ)が終わったらすぐに優勝旗返還、役員によるシンプルな開会宣言(※)、選手代表による宣誓、これだけでさっさと開会式を終わらせるべきと考えています。
式が始まるまでの待機場所も考慮するべきかと。
また、「暴論」と言われるかもしれませんが、参加校の多いところは2~3校同時に行進して時間短縮を図る手もあると思っています。
(※)「只今から第〇〇回△△大会の開会を宣言いたします。」←これだけ。挨拶省略。
今回の事態を受けて「水分をこまめに取るように」なんて言っていますが、「試合時はともかく開会式でグランドに整列している状態でいつ取るの?」と思いますがね。
開会式で次から次へとリレーされる長ったらしい挨拶を聞いていると「誰の為の開会式?」とすら思います。
今改革しないといずれ死亡事故が起こるかもしれません。
起こってからでは遅いのですからね。
- 事務局に通報しました。
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