もう一つの鴨池球場 (鴨池市民球場)
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Mr.black
2017年07月07日 09:47 visibility2920
私のようなよそ者からすれば「鴨池球場」というと通常はプロ野球でも使用される「県立鴨池球場」が頭に浮かびます。しかし鴨池球場は二つあり、市営の「鴨池市民球場」も高校野球鹿児島大会の会場になるくらい立派な施設です。
こちらが鴨池市民球場。(以下、「市民球場」と表記。)
両球場は徒歩7~8分くらいで行き来できます。街中にあり便利です。
実はこちらの方が県立よりも先に存在しており、昔は県のメイン球場だったようです。
市民球場が造られたのは1928年とのこと。当初はグランドのみで、やがてスタンドが建設され、その後も改修が行われて現在の姿になっています。
県立球場が出来るまでは市民球場でプロ野球が開催されたこともあるそうです。
(ちなみに県立球場が建設されたのは1970年。)
出入口の上にはボールの絵が。1塁側も同じような形状です。
この日は1塁側のみが常時出入口となっており、3塁側は試合終了後の退場専用口でした。
内野クレー、外野天然芝。両翼93m、センター120m。
今日の規格では狭いので、もっぱらアマチュア用の野球場として利用されています。
照明はありません。
座席はバックネット裏が背もたれ付きの個別席。一部は屋根で日陰が出来るので暑さが凌げます。
今回はかろうじて日陰を確保出来、助かりました。
それ以外の内野は長イス。
すぐ近くに道路や住宅があるので高い防球ネットが張ってあります。
内野フェンスはやや低め。なので視界は良い方でした。
外野は芝生席。全体の収容数は7,000人。
アマ用としてはまずまずですね。
スコアボードは磁気反転式。ボードが黒っぽく、表示が白文字なので見やすかったです。
県立とは異なりこちらには売店はありませんでした。代わりに飲料の自販機があるのですが、写真のようにスタンドの最上部に設置してあります。
暑かったので半分くらい売り切れでした。土日だと途中で完売になるかもしれません。この点は要注意ですね。(汗)
県立球場と同じくこの市民球場も交通アクセスは市電になります。
「鴨池」「郡元(こおりもと)」のどちらの停留所からでも徒歩数分で行けますが、「鴨池」の方がやや近いです。
(写真は郡元停留所。)
市民球場の正面口横には「中馬 庚(ちゅうま かのえ)」氏の胸像が建てられています。
「ベースボール」を「野球」と訳した人物と言われていますね。
知らなかったのですが中馬氏は鹿児島の出身だそうです。
(※)姓名の読み方は「ちゅうま」、「ちゅうまん」、「かのえ」、「かなえ」など諸説あるようです。
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