季節はまだ夏だけど秋季大会
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Mr.black
2017年08月22日 10:50 visibility762
昨日はお隣兵庫県で高校野球秋季兵庫大会を観戦してきました。
隣県とは言え兵庫は非常に広く、自宅から目的地に着くまで3時間以上かかりました。(汗)
兵庫も愛知と同じく秋季大会のスタートは早く、お盆期間中から地区大会が行われています。今回観戦したのは「西播(せいばん)地区の敗者復活戦」でした。大阪には敗者復活戦は無いのですが、春や秋の大会に敗者復活制度を取り入れている県は割合あるようですね。
(余談ですが大阪は春秋共に救済措置の無いトーナメントの一発勝負のみ。唯一の救済措置は秋の3位決定戦。そして基本ノーシード制。この厳しさが他県へ選手が流れる一因かもしれません。)
ちなみに西播地区とは「播州(ばんしゅう)の西部」という意味で姫路や赤穂などがエリアになります。
もう少し西へ行けば岡山県、北へ行けば鳥取県になります。お隣とは言え実質遠征です。
この日のカードは「山崎ー姫路飾西戦」(敗者復活の1回戦)。
上の写真は1塁側:山崎(やまさき)高校。県立校。
1907年に女学校として開校した歴史の古い学校です。
写真では白っぽいですが、実際には濃いめのアイボリーユニで濃紺基調。
胸には「YAMASAKI」。
3塁側:姫路飾西(しきさい)高校。こちらも県立校。
1984年開校。この時代は今とは逆で生徒数が年々増えており、各地に学校がどんどん新設されていった頃です。ある意味「いい時代」だったのかもしれません。
薄いめのアイボリーユニにエンジ基調。
胸には「SHIKISAI」。
場内アナウンスとユニのマークが無ければ「しきさい」とは読めないですね。
どちらも全く予備知識の無い県立校。
強豪校の試合も観ますが、基本的に私はこういう対戦の方が観たいと思っています。
試合は好プレーが出るかと思えば珍プレーも飛び出す大乱戦になりました。
まずは飾西が1回2点、2回4点奪って6-0と大量リード。ワンサイドになるかと思いましたが、3回に山崎が打者一巡の猛攻で6-5と追い上げ、更に4回に6-6と追いつきます。
山崎の2番手はアンダースロー。昨今はサイド気味のアンダーが多いですが、この投手は沈み込んで腕が地面すれすれに出て来る純粋なサブマリン投手でした。このタイプは久しぶりに見ました。
試合はその後も取って取られてのシーソーゲーム。どちらが勝つか読めない展開でした。
山崎は3投手、飾西は2投手の継投。
試合の行く先が見えたのは8回表。飾西が山崎の3番手投手を打ち込み2点勝ち越し。これが決勝点になりました。
結果は11-8で姫路飾西の勝利。2時間50分くらいかかった乱打戦でした。
勝った姫路飾西は敗者復活の2回戦に進みます。でも県大会に進む為にはまだまだ勝たないといけません。
<追記>
姫路飾西は敗者復活の準決勝で敗退。県大会へは進めませんでした。
一方、負けた山崎はこれで秋は終戦。来年度を目指すことになります。一冬越えてどのようなチームになっていくでしょうか?
ずば抜けたプレーヤーがいるわけでもなく、本当に普通の高校生が一生懸命やっている部活(スポーツ)。
今の私にとってはある意味「半ばプロ化された甲子園大会」よりも関心があります。
なお、兵庫県の秋季地区大会は入場無料です。(県大会が有料か無料かは不明。)
ところで以前から気になるのは審判。主審と1塁塁審は正規の審判員でしたが、2・3塁の塁審は他校の野球部員が務めていました。務めていたのはおそらくこの日の第二試合に出る姫路商業の控え部員だと思います。
複雑なルールが絡む難しい判定の時は主審に裁量権があるのでしょうかね?
そう言えばどういう状況だったかまでは覚えていませんが、数年前の春か秋の兵庫大会で判定を不服としてもめた試合があったらしいです。(判定に不満を抱いたチームが試合後の整列に出て来ないでそのまま帰ってしまったらしいです。)
「ここはどこ?」
かなり山奥みたいな風情の球場ですね。(汗)
球場レポートは次回で。
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