グランドという名称だが、実質はスタジアム (碧南市臨海公園グランド)

  • Mr.black
    2017年08月18日 12:05 visibility3102

 

今回の愛知遠征の本来の目的は高校野球秋季愛知大会の地区予選観戦でした。

愛知の秋季大会のスタートは非常に早く、お盆期間中に始まります。以前にも書きましたが、まずは5つの地区割りをし、その地区ごとに1次・2次予選を行い、勝ち上がった学校で県大会を戦う方式になっています。

地区割りは東三河・西三河・名古屋・尾張・知多の5つで、今回は西三河地区を訪問しました。(観戦予定だったのは1次予選で、トーナメントではなくリーグ戦です。)

 

上の写真は名鉄三河線の「碧南(へきなん)駅」。この路線の終点になります。

 

 

この駅から西に10分ほど歩くと碧南市臨海公園があります。多少ローカルな場所ですが、駅から徒歩圏というアクセスの良さは車で移動しない私にとってはありがたいです。

目的の野球場はこの公園内に存在します。

 

 

 

これが試合会場だった「碧南市臨海公園グランド」。

「グランド」という名称ですが、スタンドと照明があり、実質は「スタジアム 」です。

右側にあるオブジェは面白いデザインですね。男性の皮靴と女性のハイヒールでしょうか?ここでは靴の生産が盛んなのでしょうかね?

 

 

この球場の高校野球公式戦での利用頻度は非常に低く、春と秋の地区予選のごく一部の試合が開催される程度。なのでここで観戦するチャンスはそうそうありません。今回はようやく休みと合ったので楽しみにしていたのですが・・・。非常に悔しかったです。

 

 

大阪から遥々駆けつけたのに試合中止。このままでは悔し過ぎるので球場係員の方にお願いして内部を少しだけ見学させていただきました。どこの馬の骨か分からん奴に快く見せて頂き感謝に堪えませんでした。

これは3塁側ダッグアウト。

 

 

↑ 1塁側ダッグアウトのバット置き。木製でかなり傷んでいますね。

 

 

内野クレー、外野天然芝。両翼95m、センター117mのフィールド。

実際に見てみても内野に少し水たまりがある程度で、なおかつ午後から天気が回復する予報。出来れば試合開催して欲しかったです。

 

 

座席はバックネット裏と1・3塁側のダッグアウト周辺までが背もたれ無しの個別席。ただし、最上部の3段ほどは長イスになっていました。それ以外は全て芝生席。

全体の収容数は公称では4,098人となっていますが、見た感じ「そんなには無理じゃないか?」と思いました。

バッターボックス後方には「HEKINAN」と地名入り。これはよく見るパターンですね。

 

 

 

スコアボードは珍しい左中間寄り。メンバー表示はパネル式。得点部は磁気反転式のようです。

得点部が下でメンバー表示が上という配列は比較的珍しいスタイルです。(通常はこの逆が多いパターン。)

 

 

ところで別な個人サイトでこの球場で観戦された方のレポートによると、高校野球の地区予選ではスコアボードは使用せず、1塁側のダッグアウト横にある黒板(赤で囲んだ場所)にチョークの手書きで得点表示していたそうです。簡素な運営だな~。(苦笑)

 

 

照明はやや小ぶりながら6基あります。碧南市が中心部からかなり離れた場所ではあるものの、球場の設備はアマ用としては中くらいのレベルであり、駅から徒歩圏というアクセスなどを考えるともっとこの球場を利用してもいいのでは?と思いました。

ただ、今回僅かな水たまりなのに試合中止したのはここが臨海地でグランドの水はけが悪いのかもしれません。この点はよそ者の私には分からないです。

 

 

ちなみにこれは開閉式の防潮堤らしいです。紺色の部分が右側に動いて水を防ぐ構造になっていました。

ここは愛知県南部の臨海工業地。もう少しで海になります。

 

 

自分の決めたルールでは「球場の外観を見ただけでは訪問にカウントしない。ただし、内部に入れたらカウントする」としています。

今回、係員の方のご厚意で内部見学出来たので訪問数にカウントします。

これで訪問187箇所目。観戦は出来なかったので「観戦数は169箇所」のままです。

 

「いつかここで観戦出来るかな・・・」

利用頻度が低い球場なので名残惜しかったです。 

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