先行き不透明な野球部(東芝ーJR四国)
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Mr.black
2017年11月08日 11:00 visibility1298
前回の続きです。
私が観戦した日の日本選手権第二試合は「JR四国ー東芝戦」。
1塁側:JR四国
マークは左胸に「JR」、その下に小さく「SHIKOKU」。
この日はどのチームも初戦なので上のように試合前に記念撮影をしていました。
私事ですが、今回このチームの試合を見たことでJRのチームで球場未観戦は北海道だけになりました。
3塁側:東芝
胸マークは「TOSHIBA」。
昨今本業の方が非常に苦しい状況になっており、野球部がこれから先どうなっていくかが懸念されています。企業としての屋台骨が揺らぐとスポーツチームの存続が危うくなるのは社会人チームの宿命でもありますね。
以前に「日産最後の日本選手権」を観戦したことがあり、「東芝は?」と気になりながら観ていました。
試合は東芝が4回裏に1点を先制した後は両チームともチャンスであと一本が出ない多少もどかしい展開。
守備が固い、人工芝なのであまりイレギュラーしない、などの条件もありなかなか得点が入らない試合が多いですね。そこに前回も指摘しましたように柵越えを打てる選手はそんなに居ませんからね。
ここぞのチャンスで打てるか?、これがどの試合でも勝負の分岐点になります。
余談ですが、社会人野球でタイブレークを導入するのは「試合進行・試合消化(決着)をスムーズにする為」であり、それは「接戦でなかなか点が入らない」ことも大きいと思っています。
社会人野球の場合、予選だと力の差があってワンサイドゲームも起こるのですが、都市対抗や日本選手権に出て来るチームにはお互いそれほど極端な力の差はありませんので。
この試合では途中から東芝応援席に移動しました。
関係者やファンの方々には誠に申し訳ありませんが、この次観るチャンスがあるかどうかがわからなかったからです。
企業の経営難で社会人チームがどんどん減少している事実。
一方でNOMOベースボールクラブやOBC高島などのクラブチームが新設され、それらが地元住民や中小企業などの支援で継続していく事実もあります。
私がクラブチームを含む社会人野球の行く末を見つめる気持ちは独立リーグや女子野球を応援する気持ちと全く同じです。
東芝野球部の存続を祈っています。
試合は8回裏に東芝が2点追加してこれでダメ押し。そのまま3-0で勝ちました。
ヒット数や展開で見るとやはり僅差の勝負でした。
そして社会人野球でいいなと思うのは「試合展開が早いこと」。
時々長い試合もありますが、概ね2時間~2時間半で終了します。
以前とあるマイヤキューさんが「NPBは時間が長いから嫌。社会人はサクサク進むから好き」と語っていましたが、納得です。
この日は4試合組まれていたのですが、都合で第2試合までの観戦になりました。
後の結果は以下の通り。
第3試合 〇三菱重工広島 4-1 JR東日本●
第4試合 〇パナソニック 4ー1 ヤマハ●
これで私の今期の野球観戦は全て終わりました。
次回からはまとめを数回書く予定です。
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- 事務局に通報しました。
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