NPBファーム VS 独立リーグ (ソフトバンク3軍ー高知FD戦)
-
Mr.black
2018年04月18日 10:43 visibility1121
先日、福岡まで日帰り弾丸遠征。
向かった先は筑後。ここにはソフトバンクホークスの新しいファーム本拠地があります。
ネーミングライツで現在の名称は「タマホームスタジアム筑後」。
しかしながらファーム用の球場とはとても思えない立派な球場ですね。
今回観戦したのは「ソフトバンク3軍 VS 高知ファイティングドッグス」。
この試合はNPBファームと独立リーグ(四国アイランドリーグ)間で行われる「定期交流戦」です。NPB側にとっては非公式戦ですが、独立リーグ側にとっては公式戦扱いとなります。
この定期交流戦、現在は巨人3軍や楽天2軍なども行っていますが、いち早く実施したのはソフトバンク3軍です。(※)
独立リーグ側の選手にとってはNPB側にアピールするチャンスでもあり、腕試しの場にもなります。独立リーグ応援者の私としては非常にありがたいと思う試合です。
(※)ソフトバンクは四国IL、楽天はBCL、巨人は四国IL・BCLの両方と実施。
これがチケット。全席自由で大人800円でした。販売は当日券のみ。
(おそらく2軍の公式戦とは料金が違うと思います。)
1塁側:ソフトバンク3軍(以下、「SB3」と表記。)
3軍なので背番号は100番台の選手が多かったです。
3塁側:高知ファイティングドッグス(以下、「高知FD」と表記)。
赤と黒基調のユニ。胸には「KOCHI」。
現在の監督は巨人・横浜OBの駒田徳広氏。背番号は巨人入団時の50番を着けています。おそらくは自身の原点という意味合いがあるのでしょうね。
SB3の先発は中村晨(しん)投手。背番号は136番なので育成枠の選手なのでしょう。身長が190cm以上ある非常に大柄な投手でした。
ところで前回観戦した定期交流戦(2016年5月の愛媛ーSB3戦)では同じく当時育成選手だった石川投手が先発でした。その後、石川投手は1軍に上がって投げていたのでこの中村投手にもそういう時がやって来るのを祈っています。
高知FDの先発は岡部投手。この投手、2月に観戦した阪神2軍との練習試合では二番手で出てきて炎上していました。球は速いものの制球が不安定で、前回はボール先行でストライクを取りにいっては打たれるという悪循環でした。
この日も初回いきなり四球連発で満塁のピンチになり、「どうなることやら」と思う立ち上がりでした。
しかし今回はこのピンチを無失点で切り抜けたのが大きかったです。その後は再三ピンチを招くものの、何とか2失点でしのぎます。
逆に立ち上がり良かった中村投手の方が先に捉まり、4失点。
この4点目は外野と内野の連係ミスによる失点で、結果的に試合の行く末に影響しました。
途中から両軍ともに継投。すると終盤SB3で思わぬ選手が出てきました。
それが上の島袋投手。かつて沖縄・興南高校でエースとして甲子園春夏連覇を達成した「琉球トルネード」。その後、中央大を経てSBへ入団したのですが、一度解雇され育成選手として再契約になっていたのですね。背番号も143番になっていました。プロの厳しさを痛感する現実です。
島袋投手は8回表に登板したのですが、いきなり2塁打・3塁打と打たれ、さらにワイルドピッチで計2失点。これで7-2となり、試合は決まりました。
高校時代には将来を大いに期待されていた島袋投手。先行きが心配になりました。
最終スコアは7-3で高知FDの勝利。
勝った高知FDは現時点で四国ILの2位。幸先いいスタートです。
かつてはリーグ優勝を香川と何度も争った強豪でしたが、ここのところは下位に低迷することが多くなっています。今期はどうなるでしょうか?
一方、負けたSB3は試合終了直後からベーラン。
そうですね。3軍の選手は「試合は終わった。お疲れ。さあ一杯」なんて言ってられませんよね。1軍に這い上がる為には練習あるのみ。
どちらのチームの選手にもこれからの活躍を期待します。
彼らが明日輝くことを祈って球場を去りました。
- favorite14 chat8 visibility1121
-
navigate_before 前の記事
マドンナジャパン 光のつかみ方
2018年4月11日 -
次の記事 navigate_next
立派過ぎるファーム球場(ホークススタジアム筑後・タマホームスタジアム筑後)
2018年4月19日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件