首都大学リーグの運営について
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Mr.black
2019年05月09日 11:32 visibility1448
前回の続きです。
首都大学野球連盟(以下、「首都リーグ」と表記)は現在2部制。1部6校、2部10校という編成です。
昨秋私が観戦した時、2部は9校でしたが、今春「日本ウェルネススポーツ大」が新しく加盟したので10校になったわけです。これによって2部の運営手法が変わりました。
昨年までは総当たり制(順位は勝ち点制ではなく勝率制)でしたが、今季から5校ずつ2つのグループに分けられたのです。
そして各グループの1位校同士で「優勝決定戦」を行い、勝った方だけが1部6位校と入替戦に臨めるのです。
この異なるグループ同士の対戦は各順位ごとにも適用され、2位校同士で「3位決定戦」、3位校同士で「5位決定戦」というように行われます。(※)
(※)「優勝決定戦」及び「順位決定戦」はいずれも「2勝制」。
なお、リーグ戦のやり方は同じグループ内での対戦のみで「2戦固定式・勝率制」です。
ちなみに昨秋のリーグ戦では1試合しか対戦しない相手と2試合対戦する相手がありました。このマチマチな対戦方式をどうやって決めていたのかは他所者の私には不明です。
そして全体の順位が確定したら次季リーグ戦のグループをシャッフルするようです。それは以下のようなもの。
Wグループ:前季の1位・4位・5位・8位・9位
Rグループ:前季の2位・3位・6位・7位・10位
この「W」と「R」が何の意味なのかはリーグのHPに説明が無かったので生憎分かりませんでした。(汗)
そしてこのリーグの運営で私が今回最も関心を持ったのは「投手の球数ガイドライン」でした。それは以下のようなもの。
A.先発1戦目では制限無し。
B.前日121球以上投げた場合の連投では50球まで。(ただし、そのイニング終了までは投げても良い)
C.前日の投球が120球以下の場合は連投制限なし。
D.雨天などで1日間隔が空いた場合は制限なし。
このガイドラインには罰則規定はありません。あくまでも「こうして欲しい」というリーグ側の希望のようなものです。リーグの考えとしては「肩や肘の故障は悪い投げ方をしたらたった1球でも起こる。球数と故障の直接の因果関係を結びつけるのは難しい。しかし、それでも投手の負担軽減や故障予防の為には一定のガイドラインが必要」というもののようです。
私は賛同しています。
上のガイドライン、実際にはあまり効果が出ないようにも思えますが、「まずは何でも試してみるのが先決。アマはプロほど勝利に固執しないでもいい。アマならばこそいろいろ試行錯誤が出来るし、やるべき」と個人的に考えているからです。
「球数制限したって故障が無くなるとは思えない。そんなルールは無駄」という声は多いと思います。
でも私個人は「球数が増えれば疲れで投球フォームに微妙な狂いは生じる。疲労からどこかに普段と異なる負荷がかかる。その蓄積が上記の『悪い投げ方で故障』に繋がる可能性は否定できない」と考えているのです。
「ルールは必要があれば都度変えるもの」
「変えてはいけないという凝り固まった思考は良くない」
「変えてダメだったらまた変えればいいだけ」
これが私の考え方の原則です。
それにしても首都リーグの柔軟な思考には驚かされます。
昨今、大学リーグの加盟校数は地域によってはジワジワとですが減少気味です。
首都圏だからということもありますが、そんな中で加盟校が増えているこのリーグには注目しています。
首都リーグは当初は神奈川や東京の大学で行っていたのが、北関東など加盟校のエリアを広げているので門戸を広くしているのかもしれません。
隆盛なのかスポンサーまで付いています。↓
きっと学生相手の引っ越しの宣伝効果があるのでしょうね。(笑)
最後に現時点での加盟校を。
1部:東海大・日体大・筑波大・帝京大・武蔵大・桜美林大
2部(W):大東文化大・明星大・城西大・足利大・成城大
2部(R):獨協大・東京経大・明治学院大・玉川大・日本ウェルネススポーツ大
私は過去1部1回、2部2回観戦歴があります。機会があればもう少し観戦したいものです。
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