「Osaka赤ユニ」バファローズ

  • Mr.black
    2019年05月18日 12:39 visibility1480

昨夜は大阪ドーム(京セラドーム)に出向き、「オリックスー西武戦」を観戦しました。

 

 

目的はズバリ「近鉄復刻」の見分です。

今月は「KANSAI CLASSIC 2019」が2回行われます。1回目がこの「近鉄復刻」、2回目は「阪急&南海復刻」ですね。

 

 

今回の復刻は近鉄のビジター用赤ユニ。実は初めて生で見るデザインです。

写真左はスタジアムレポーターの山根七星(ななせ)さん。

右は・・・お分かりですよね。(笑)

 

 

このユニ、近鉄が藤井寺から大阪ドームに本拠地を移転する際にコシノヒロコさんがデザインしたのですが、紆余曲折がありました。

コシノさんは「近鉄のイメージカラーは赤」ということでビジターユニを赤にしました。しかし監督や選手からの受けがあまり良くなく、急遽濃紺ユニも作られたのです。

 

そして当初の計画では「ビジターのデーゲームで濃紺、ナイターで赤を着用」だったのですが、それでは着用の割合が偏る為に曜日で着る色を決めました。

何だか以前紹介した日拓の7色ユニの裏話とダブる部分が。(汗)

 

 

ところが最終的にビジユニは濃紺1色だけとなり、赤ユニは廃止されました。(2000年)

そういうこともあって、私はビジターユニは濃紺しか観る機会が無かったわけです。

 

特に今回の胸マークが「Osaka」の赤ユニは球団創設50周年記念だった1999年のたった1年間しか使用されなかったので貴重な機会でした。(※)

 

(※)

当初胸マークは「Kintetsu」で、50周年を機に「Osaka」に変更。

「大阪の球団であることをアピールする為」だったわけですが、この点をユニの研究家・綱島理友氏は「大阪ドームに移転する時に最初から『Osaka』にするべきだった。中途半端だった」と語っておられます。私も同感です。

 

 

個人的にこのユニを見ると「太平洋クラブライオンズ」の赤のビジユニを思い出します。

「黒い霧」のダメージを引きずった西鉄からイメージチェンジする為に当時としてはド派手なデザインにした太平洋の赤ユニ。強力な「山賊打線」で予想外の躍進を起こし「赤ユニ旋風」と呼ばれていました。

 

太平洋の赤ユニを先駆けとしてそれ以降各球団のユニは一気にカラフルになっていきました。素材にニットが使われるようになって、それまでよりも自由なデザインを作ることが出来たことも大きな要因だったようですがね。

 

 

肝心の試合はあいにく西武に敗れましたが、リードされたのを2度ともHRで追いつくという、かつての「いてまえ打線」を彷彿とさせるシーンがあったので良かったです。

まあ、私的には現状は西武打線の方が全般的に力強いフルスイングで、「いてまえ」に近いと思っていますがね。(汗)

 

<追記>

この「近鉄復刻」の結果は1勝2敗でした。

 

 

 

「BsGirls」もこの日は赤ユニ着用。やはり女性の方が似合いますね。

ちなみに持っているのは「ハリセン」・・・ベタやな~。(苦笑)

 

 

サヨナラ、バフィ。いつかまた会おうね。

 

次の復刻シリーズは「阪急&南海」。

阪急は西本幸雄監督時代終盤(1970~71年)のデザイン。(南海も同時期の物。)

阪急ブレーブスと言えば黒・白・赤の3色ユニのイメージが圧倒的に強いのですが、私がプロ野球を見始めた頃は縦じまユニでした。なので今回の復刻デザインには特別な思いがあります。

 

そして西本さんは阪急ファンだけでなく近鉄ファンにとっても大恩人の御方。あまりにも弱くて地元大阪でも馬鹿にされていた近鉄ファンが肩身の狭い思いから抜け出せたのは西本さんのお蔭でした。

3日間とも仕事のある日ですが、可能であれば観戦したいものです。

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