3ヶ月ぶりの遠征（明治神宮大会・九州地区代表決定戦）

最初に今回の台風で被災された方々のお見舞いを申し上げます。早期の復旧を祈っております。

それにしても近年、同じ地域を立て続けに災害が襲うことが多くなったような気がします。昨年は私の地元大阪が地震と台風で散々な目に遭いましたからね。決して他人事とは思えません。

 

 

ところで私自身は今回の3連休を利用してしばらくストップしていた遠征を再開させるつもりでした。偶然にもその目的地は千葉。しかし台風の影響で断念しました。

そのままどこにも行かないつもりでしたが、何しろ約3ヶ月もの間、遠征どころか近場での観戦すら全く出来ていなかったので「このままシーズンオフになるのは悔しい」と思い、あれこれ物色。台風の影響が無かった九州でちょうど良い試合を見つけたので福岡へ日帰りで出かけました。

 

 

訪れたのは「福岡工大球場」。通称「ＦＩＴスタジアム」。その名の通り福岡工業大学が所有する野球場です。

大学所有でありながら下手な公営球場よりも立派な球場で、「福岡六大学」のリーグ戦はほとんどがこの球場で開催されています。（近年は100％ここです。）

 

 

現在、福岡では秋の明治神宮大会の九州地区代表決定戦が行われており、この日は4回戦でした。

この大会には九州にある4リーグから各3校ずつ参加。（←つまり各リーグの上位3チームが参加）

4×3＝12チームが出場しています。

 

左側の3チーム、及び右端の1チームは各リーグの優勝校であり、その為トーナメントの山組が変則的な形をしていますね。関西も「スーパーシード制」があるので変則トーナメントです。

 

 

大会前半は「ＦＩＴ球場」と「雁の巣球場」が使用され、後半の準決勝と決勝は福岡ドームで実施されます。

前半の入場料は600円。福岡ドームでは当日1，200円（前売り1，000円）となります。 

 

 

大会は終盤。この日は4回戦1試合のみで、勝てば準決勝進出となる大事な試合です。

カードは「宮崎産業経営大ー九州共立大戦」でした。

 

 

1塁側：宮崎産業経営大（以下、産経大）

 

九州南部リーグ1位校。しかしトーナメント初戦（シードにより3回戦）で北部リーグ1位の日本文理大に敗れて敗者復活に回っています。

 

ちなみに九州の4リーグは「福岡六大学」「九州六大学」「九州北部」「九州南部」となっています。

「連盟」としては3団体なのですが、「九州地区連盟」が内部で南北に分かれているのでリーグとしては4つ存在しているわけです。

 

 

産経大のユニは白地に濃紺縦じま。

胸マークは「ＳＡＮＫＥＩ」。

ところで「産業経済大」という大学はたまにありますが、「産業経営大」という校名は珍しいですね。

 

 

3塁側：九州共立大（以下、共立大）

 

福岡六大学の2位校。九州産業大と毎年しのぎを削る強豪校です。

九州の4リーグの中ではやはり福岡六大学が頭一つリードしています。同リーグ1位校の九州産大は今大会は福岡ドームの準決勝が初戦。いわばスーパーシードですね。

 

共立大は無地のアイボリーユニに濃紺基調というシンプルデザイン。

胸マークは「ＫＹＯＲＩＴＳＵ」。

 

 

何しろ大阪からの日帰り弾丸遠征。早朝出発しても試合開始には間に合いません。到着時点で3回表まで進んでおり、2－0で共立大がリード。

更に4回表にはＨＲやタイムリーが出て5－0となります。この展開はやはり実力通りと言ったところでしょうか。

 

 

産経大も終盤ＨＲで1点を返しますが、直後に共立大が1点奪ってダメ押し。これで試合は決まりました。

 

 

 

結果的に6－1で九州共立大の勝利。

これで準決勝進出。福岡ドームに乗り込みます。

 

秋の神宮へ行けるのは九州地区はたったの1校。つまりあと2つ勝たないといけません。

準決勝の相手はライバル・九州産大です。はたしてリベンジして神宮へ進めるでしょうか？

 

決勝トーナメントは10月23日（水）～24日（木）です。

なお、神宮大会は11月15日（金）～20日（水）の6日間（雨天順延）。ご興味のある方はご観戦ください。

 

 

3ヶ月ぶりの遠征。この間、公私にいろいろあって大変だったので心の洗濯をしました。

昼食は博多へ戻って一幸舎のトンコツラーメンを。かなり遅い昼食になり、空腹でヘロヘロでした。でもやっぱり遠征はいいものです。（被災地の方々、申し訳ありません。汗）

 

次回は私の定番である球場行脚の様子を。