ユニフォームの配色あれこれ
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Mr.black
2020年05月24日 09:11 visibility2016
コロナでTV番組の多くが再放送や再編集版になっているので、「自分もちょっと振り返りなどやってみよう」と思ってユニフォームに関するブログを続けました。
最後は複数の色に関する雑記を。
これまでは「紫」と「緑」を取り上げましたが、それら以外で比較的少ないカラーというと「黄」「金」「オレンジ」などがありますね。
黄色は阪神のチームカラーとしてあまりにも有名ですが、ユニフォームの色としてはあくまでもサブカラーなのですね。
歴代ユニを見てもレギュラー用で黄色の占める割合は低く、ストッキングや肩の虎マーク等を除けば意外と「黒と白だけ」、ビジター用では「黒とグレーだけ」のデザインが何パターンも存在します。
ソフトバンクもそれほど黄色の比率は高くありません。
では独立リーグではどうでしょうか?
↑ 独立リーグで黄色が目についたのは紀州レンジャーズ(カンドク。後に解散)。
チーム設立当初のユニは上下とも黄色だったようです。
↑ 福井ミラクルエレファンツ(BCL)もチームカラーは黄色ですが、帽子・ヘルメット・肩のライン以外は全般的に紺が目立つデザインになっています。
後年には更に黄色の占める割合は減りました。
今期からこの球団は「福井ワイルドラプターズ」として再出発する予定ですが、その新ユニのデザインを私はまだ見ていません。黄色メインのユニになるようですが・・・さて。
↑ 上は四国ILの香川オリーブガイナーズで黄色メインですが、着用しているのはレギュラーユニではなくサンデーユニです。
野球のユニは基本白なので、そこに黄色だと濃淡の差が出にくいということがメインカラーにならない要因なのかもしれません。
例えばソフトバンクのホームユニの黄色ラインなんてあまり目立ちませんからね。
↑ それを象徴する女子プロ・大阪ブレイビーハニーズのユニ。
非常に珍しい黄色の縦じまユニで斬新と言えば斬新だったのですが、遠目だと縦じまがほとんど見えなかったのが欠点でした。この写真でも微かに見える程度ですよね。更にナイターだと胸のマークや背番号まで見づらかったです。
なお、女子プロ野球のチーム再編時にこのチームは「レイア」と改称され「大阪BH」としては結局1年間しか存在せず、黄色ユニも同時に消滅しました。
次は「金色」。
NPBだと日本ハムのビジターユニが有名ですが、やはりこの色は珍しいです。
ラインや帽子のマークなどに金色を用いているチームは割合ありますけれども、メインカラーとして使うケースは極めて少ないです。
独立リーグで金色をメインカラーとしているのは栃木ゴールデンブレーブス(BCL)だけ。ここのはグラデーションカラーになっています。↓
↑ チーム名に「金」を冠していた大阪ゴールドビリケーンズ(カンドク→JFBL。後に解散)ですが、ユニはほとんど黒と白。金色は帽子のマークと胸のロゴマークくらいです。
ちなみに写真ではわかりにくいのですが、黒の縦じまユニでした。
最後に「オレンジ」ですが、これもサブカラーとしているチームは多いものの、メインカラーにしているチームは比較的少ないです。
NPBでメインとしたのは「日拓」ですね。有名な7色ユニの内、2つがオレンジ基調でした。
↑ 一番オレンジが目立つのは四国ILの「愛媛マンダリンパイレーツ」。
↑ 次いで「新潟アルビレックス」。
この時のデザインは前面:白、後面:オレンジの変則ツートンカラーユニ。
色は違いますが、同時期の西武のビジターユニもこんなデザインでした。
↑ 後年の新潟アルビレックス。この時は前面もオレンジに変更。
袖のギザギザ模様が新選組やロッテの法被デザインユニを連想させますね。
↑ 女子プロの埼玉アストライア。
これは「埼玉スターユニ」という特別バージョンユニです。普段は白と黒が大部分でオレンジはサブカラーになっています。
↑ 社会人で一番目立ったのは「JR東海」。
・・・ところでオレンジユニに関して気になるのは巨人との兼ね合い。
巨人が長年黒とオレンジ基調ユニなので「オレンジは巨人を連想して嫌だ」とアンチの一部の人々が毛嫌いするのですよね。
「アンチ巨人」は個々の考えや嗜好なので、それをとやかくは言いません。
だからと言って「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたいにオレンジユニの他チームを毛嫌いするのだけは勘弁してほしいものです。
現在、ウィルス感染の影響であらゆるスポーツが中止になっています。
こういう時にハッキリわかるのは「試合が出来る・試合を観戦出来ることがいかに嬉しいことか。そして試合相手がいかに貴重な存在であるか」ということ。
勿論自分の贔屓チームに勝ってほしいと思うのは誰しも同じ。ただ、そこに「過剰な敵意は不要」と私は常々考えています。
それを少しでも見直す機会になれば「災い転じて福」になるかもしれません。
最後は何だか説教くさくなってしまいましたが、書いた本来の趣旨は「いろいろなデザインのユニフォームを見るのも野球観戦の楽しさの一つ」ということです。
また機会があれば違うテーマでも何か書きたいものです。
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- 事務局に通報しました。
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