海がよく見える野球場(みなべ千里ヶ丘球場)
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Mr.black
2023年03月08日 12:29 visibility1697
今回、関西独立リーグのオープン戦を観戦した場所は和歌山県みなべ町の「みなべ千里ヶ丘球場」。
ライト場外には石碑があり、それによれば竣工したのは1981年(昭和56年)の春ということです。
球場は山手にあるのですが、海が近くてこのように眺望が素晴らしかったです。
しかし、この遠征の直近にNHKで南海トラフ地震の特集番組が大々的にあったので、実行する際には正直ドキドキしました。汗。
この球場はキャンプや合宿用として作られたと思われます。和歌山は温暖な土地ですからね。
球場のすぐ横には屋内練習場と内野の連携が出来る程度のサブグランドが設置されていました。
地形の関係で入退場口はライトポール際の一箇所のみ。
この手前は駐車場で、トイレもそこにだけあります。(場内には無し。)
スタンドはこんな様子。規模は小さいものの、高知の安芸球場に似た構造です。
内野は全て長イス。外野スタンドはありません。
収容数はハッキリしませんが、1,000~2,000人の間くらいと思います。
照明や屋根はありません。
面白かったのは1塁側~バックネット裏周辺の擁壁。石を頑丈な金属の網で囲ったブロック状の物を積み上げてありました。このスタイルの擁壁は見た記憶がありません。
中の石がキレイだったので、この改修工事は近年実施されたと思われます。
内野クレー、外野天然芝。両翼92m、センター122m。両翼が狭いですね。
バックネット裏は座席が少なく、ネットの支柱が邪魔になります。
なおかつ本部席の分グランドから離れているのであまり観戦状況はよくありません。
1・3塁側のスタンドからの方がよく見えます。実際ほとんどの人はホームの1塁側にいました。
海も1・3塁側からの方がよく見えました。
スコアボードは右中間寄り。
パネル式で得点表示・カウントランプ・HEFc表示・時計だけという非常に簡素な物。
今回、一番面白く感じたのはこの光景。
スコアボードが得点表示前は開けっぴろげで、そこから海が見えるのです。
そして係員が得点パネルをはめ込む為に移動する姿が影絵のように見えていました。こんな光景は初めてで楽しかったです。
周辺の木々は南国風。いいですね。
問題はやはりアクセスです。
最寄り駅はJRきのくに線(紀勢本線)の「岩代駅」なのですが、各駅列車しか停まらず不便だったので、特急「くろしお号」が停まる隣の「南部(みなべ)駅」を利用しました。
そこからタクシーを利用。片道10分程度で運賃は2,000円前後です。タクシーは台数が少ないので事前予約が必須です。
あと、駅前にはコンビニ等何も無いので、タクシーに乗ってからコンビニへ寄ってもらい球場へ。何かと不便です。おまけにこの南部駅は特急が停車するにも関わらず無人駅なのですよね。なので帰りの特急券は乗車後に車掌さんから買いました。
なお、特急「くろしお号」は南部駅に停まるものと停まらないものがありますので要注意。
隣県でありながら行くのが結構大変な和歌山の各球場。
そして南海トラフ地震も気になります。キレイな海を眺めながら「どうか津波がこの地を襲いませんように」と願わずにはいられませんでした。いつかは来るのでしょうがね・・・。
2週連続で遠征しましたが、これで少し休み、次回に備えたいと思います。
今回のプチ遠征記はこれで終わりです。
ありがとうございました。
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