国の古名を知ることが出来ました。(ひむかスタジアム・旧:宮崎市営球場)
-
Mr.black
2023年10月25日 10:56 visibility806
フェニックスリーグ遠征2日目に訪れたのは宮崎県総合運動公園。ここは大変広く、かつ南北に長い公園でした。
硬式野球場は2か所。公園の北端に「サンマリンスタジアム」、南端に「ひむかスタジアム」があり、サンマリンが第一球場、ひむかが第二球場の扱いとなっています。
サンマリンの最寄り駅はJR日南線の「木花(きばな)駅」。ひむかの最寄り駅は「運動公園駅」。つまり一駅間分の長さがあるわけですね。
この日最初に観戦したのは「ひむか」の方だったのですが、鉄道ダイヤの都合で木花駅で下車し、先にサンマリンの場内を見物。その後「ひむか」で観戦し、更にサンマリンに戻って観戦という少々ハードな行動となりました。両球場は徒歩で片道10~15分くらいの距離です。
ところでこの「ひむか」、一体何の意味だろう?と思っていたら宮崎県の古い国名だそうです。古文書などに「ひむかのくに」という記述があるということ。思わぬ知識を得られました。
内野クレー、外野天然芝。両翼92m、センター122m。
両翼は今回訪れた4球場の中でゆいいつ90m台でした。つまりこの球場が一番古く、昔の標準的な広さということです。
正式名は「宮崎県総合運動公園第二硬式野球場」。旧称は「宮崎市営野球場」。途中で市から県に移管されているわけですね。そして現在はネーミングライツで「ひなたひむかスタジアム」となっています。ちょっと言いにくい名称。
バックネット裏の一部分のみ背もたれ付きの個別席で、それ以外の内野スタンドは全て長イス。バックネット裏には小さいながらも屋根があり、この日は暑かったのと結構歩いて汗だくだったので助かりました。
バックネット裏と1・3塁側のスタンドは分離しており、この日は行き来できませんでした。
外野は芝生席。全体の収容数は公称15,000人。
照明はありません。
バックネット裏の屋根に設置されているカウントランプ。比較的珍しい横並びです。
スコアボードは右中間寄りでパネル式。得点の数字がかすれており、かなり使い込んでいるのがわかります。
正面口の名称部分がオレンジ色でキレイにしてありますが、それ以外は古式ゆかしい野球場でした。
1970年代から巨人がキャンプで使用していることで有名な野球場。現在はサンマリンにお株を奪われていますが、いつまでも廃れず残って行って欲しいと思います。
なお、今回私は木花駅の方から歩きましたが、本来の最寄り駅は日南線の「運動公園駅」。ここから北東に徒歩で10~15分くらいです。
駅から歩けるので一応便利なはずなのですが・・・問題は鉄道の便数なんですよね。今回の少々不合理な行動は鉄道ダイヤに起因しています。
基本1時間に1本しかなく、しかも各時間ごとにバラバラな便なので、タイミングが悪いと1時間半くらい列車が来ないのです。これと試合開始時間との兼ね合いで「宮崎駅→木花駅→サンマリン見物→ひむかで観戦→サンマリンで観戦→木花駅→田吉駅乗り換え→宮崎空港駅→飛行機で帰阪」という行動になりました。
おまけに田吉駅での乗り換え待ちが25分もあるというロスタイムが発生。この様々なロスが無ければ両球場でもっと長く観戦出来たのですがね・・・。
なお、この日南線は1~2両編成のディーゼル車で、多くはワンマンカーです。
基本は車両の後方から乗って最前のドアから下車。そしてICカードなどは使えず、駅で切符を買うか降車時に運転手さんに現金で支払うかという方式。ローカルですね。
この車両で長時間揺られて天福や南郷に行くのはかなり疲れるかもしれません。
宮崎県内の移動は基本車なのでしょうね。それを知っているからかレンタカー利用者が結構多かったです。
まあ、酒飲みの徘徊者はたとえ不便でも公共交通機関を利用するしか手が無いです。
試合が終わった後の一杯は最高。(←聖人ではなく俗物。苦笑)
次回はサンマリンのレポートを。
-
navigate_before 前の記事
立ち入り禁止ゾーンが広く、全貌が見られなかった球場(生目の杜第二球場)
2023年10月24日 -
次の記事 navigate_next
誰が名付けた「サンマリン」(サンマリンスタジアム・通称:宮崎県営野球場)
2023年10月26日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件