大都市圏でいろいろ変化が激しかったリーグ(神奈川リーグ)

  • Mr.black
    2024年05月16日 08:36 visibility426

今回、初観戦した神奈川リーグについて簡単に。

 

前身は「横浜六専門学校リーグ」。

その後、戦後の学制改革によって新制大学になった1949年(昭和24年)に横浜国立大・横浜市立大・神奈川大・関東学院大の4校で「横浜四大学野球連盟」を発足。これが現リーグの起源となるようです。

 

 

以降は加盟校の増減が頻発したようで、その都度名称が変更されました。

現在の「神奈川大学野球連盟」という名称に落ち着いたのは1982年(昭和57年)。この年には加盟校が10校となり、2部リーグが創設されたとのこと。

その後も加盟校の増減がありましたが、現時点では12校による2部制を維持しています。

 

ちょっと心配なのは今春2部の田園調布学園大が部員不足でリーグ戦を辞退したこと。

昨今、各地のリーグで部員不足から脱退するチームがジワジワと出てきています。以前から結構流動的なリーグなので今後は加盟校の増減ではなく、減少傾向になっていく可能性も考えられます。

 

試合会場はリーグ発足時から旧・平和球場(平和公園野球場)を使用していた関係で、現在も横浜スタジアムがメイン会場となっています。これ以外の公営では俣野球場・相模原球場・保土ヶ谷球場などを利用。そして加盟校所有の球場・グランドなどでもリーグ戦が行われます。

 

1部は勝ち点制、2部は2試合固定の勝率制。

7回10点差でコールド。なお、2部は更に5回で15点差コールド制もあり。

10回からは無死1.2塁でタイブレーク実施。

 

観戦記で既述の通り、公営球場での1部リーグ戦は有料で一般1,000円(学校所有の球場は無料)です。

 

<加盟校> 順不同

1部:桐蔭横浜大・横浜商大・関東学院大・神奈川大・神奈川工大・横浜国立大

2部:鶴見大・松蔭大・東京工芸大・防衛大・横浜市立大・田園調布学園大

 

この中では防衛大の存在が異色ですね。リーグ参戦は1956年(昭和31年)と、かなりの古参です。

2部なのでなかなか難しいのですが、観戦してみたいチームの一つです。

 

 

マイブーム。神奈川リーグの監督背番号は「50」番。(写真は神奈川大)

 

次回が最後。球場レポートです。 

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