久しぶり観戦の「大学所有球場」はかなり立派でした(神奈川工大野球場・KAITスタジアム)
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Mr.black
2024年05月17日 09:49 visibility804
今回、大学野球「神奈川リーグ・1部」を観戦した場所は神奈川工科大学野球場、別名「KAIT(カイト)スタジアム」。
「KAIT」は「Kanagawa Institute of Technology」の頭文字から来ているのですが、通常であれば「KIT」にするのが妥当ですよね。そうしなかったのは「KIT」の略称を用いる大学が日本国内に複数あり、独自性を出す為だと思われます。
私が知っているだけでも「KIT」は京都工芸繊維大や久留米工大が使っているので、おそらく全国にはもっとあるでしょう。
さて「KAITスタジアム」は厚木市の神奈川工大キャンパスの敷地奥側に作ってあります。
大学の敷地内なので、観戦するには校門すぐ左横にある守衛室の警備員さんに声を掛けてから進入します。
(勝手にスルーはダメですよ。)
校門から建物の間を直進していくと間もなく高い防球ネットに囲まれたコンクリートのスタンドが見えて来ます。それが「KAITスタジアム」。大学所有の野球場で観戦するのは久しぶりでしたが、なかなか立派なスタジアムです。
グランドは全面人工芝。この芝はハマスタと同じ物が使用されているとのこと。
両翼95m、センター120m。バッターボックス後方に「KAIT」の文字あり。
目を引くのはグランドの形状。1・3塁側のフェンスがグランド側にかなり食い込んでおり、茶碗・盃・扇子などいろいろなイメージが湧く独特なデザインをしています。これはハマスタ及びMLBの諸スタジアムを参考として独自に設計されたフィールドらしいです。
(この写真では分かりにくいので、ご興味のある方は航空写真等を閲覧してください。)
照明は小さめながらも6基あり。アマチュアの試合ならば十分な照度があると思われます。
スコアボードは右中間寄り。
得点部は電光式(LEDかどうかは不明)、選手・審判名はパネル式。手書きの字体に味があります。
バックネット裏に一般客用のスタンドがあり、全て長イス。バックネットの支柱が前面に2本あるので、その周辺の視界は悪いです。また、安全面を考慮して内野スタンドには全てネットが張ってあります。なのでどの席に座ってもネットが目に入り、気になります。やむを得ないですがね。
スタンド最上部には放送室が作ってありました。
屋根は無し。
トイレは1・3塁側の出入り口付近にあり。
それとは別に1・3塁側に関係者・応援団・控え選手専用の観覧スペースが作ってあります。
写真左奥の青い建物はおそらく屋内ブルペンと思われます。
既述のようにグランドが独特な形状をしているので、この場所からは首・身体を横や斜めに向けない自然な姿勢で観戦できます。出来れば行ってみたかったのですが一般は入場不可。
収容数は公称600人。(おそらくはバックネット裏スタンドのみの収容数)
大学のキャンパス内にある野球場なので所々に飲料の自販機があり、なおかつ大学前にコンビニがあったので飲食物の確保は容易。そして場内での飲食はOKでした。(ただし禁酒。苦笑)
問題は交通アクセスです。
最寄り駅は小田急「本厚木駅」ですが大学はかなり離れており、しかも道中の多くは片側1車線なのでタクシーだともし渋滞に引っかかったら相当な金額になると思い、今回はバスを利用しました。
バスは駅の北側から神奈川中央交通の「鳶尾(とびお)団地行き」に乗車し、「神奈川工科大学前」で下車。校門を通って数分で球場に着きます。
問題はこのバスの便数なのです。試合は日曜日だったので平日と比べて極端に少なく、1時間に1本くらいしかありません。(便が無い時間帯も)
おまけに道路が少々混んでいたので行きは30分以上かかりました。これが今回第一試合観戦に大きく遅れた時間ロスの原因です。帰りも1時間に2本しか便が無かったので、そのタイミングに合わせての撤収となりました。日帰り遠征でのバス利用はこの時間ロスが痛いですね。
なお、運賃は片道350円。(訪問時)
とはいえ、大学所有球場での観戦はそんなにある機会ではないので貴重な体験になりました。通算でまだ4回目です。帰る時、警備員さんにお礼を述べてバスに乗り込んだ次第です。
話のついでに大学所有球場での観戦歴を。(なお、有料・無料は観戦時のデータ)
1.佛教大 園部球場(京滋リーグ・1部):無料
2.明治大 内海・島岡ボールパーク(高校野球・東東京大会):有料
3.福岡工大 FITスタジアム(明治神宮大会・九州地区代表決定戦):有料
4.神奈川工科大 KAITスタジアム(神奈川リーグ・1部):無料
今回の遠征記はこれで終了です。読んでいただきありがとうございました。
なお、補足として次回に現時点での大学野球リーグの開拓状況を列挙します。
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