個人的な約束の地(長崎県営球場・ビッグNスタジアム)

  • Mr.black
    2024年09月11日 08:24 visibility135

 

今回、大学野球「九州北部・2部リーグ戦」を観戦した場所は「長崎県営野球場」。

この名称よりも愛称の「長崎ビッグNスタジアム」の方が通りがいいですね。

 

正面口には写真のように大きな金色のヘルメットが設置されており、そこに「BigN」「STADIUM」と書かれています。「STADIUM」の文字は小さ過ぎて見えていませんが、「N」の右下にあります。

野球場の外側には選手やボールをモチーフにした絵・レリーフ・銅像などが設置されていることは時々ありますが、ヘルメットは意外と珍しいです。(他では記憶にありません。)

 

 

もう一つ面白いのは球場上部に各種「使用料」が掲示してあること。こういうのは初めて見ました。

 

 

外周通路はこのような風情のある回廊。神宮・宇都宮清原・富山アルペンなど過去数えるほどしかお目にかかっていませんが、この雰囲気は大好きです。

 

 

グランドは全面人工芝。内野と外野で色が違いますね。内野の方を直近で張り替えたのでしょう。

バッターボックス後方とスコアボードにも球場の愛称表示があります。

ところで選手があまり人工芝に慣れていないのか、野手や走者が足を取られたり滑ったりして転ぶシーンが何度もありました。

 

両翼99.1m、センター122m。

ただし、センターのフェンスに距離表示は無かったので、公式HPの記載通りとしました。

 

照明は6基。

 

 

 

バックネット裏には大きな屋根がありました。

この日は熱中症アラートが出されるくらい暑かったのでとても助かりました。

 

座席はバックネット裏~1・3塁側の前半部が背もたれ付きの個別席。座面は跳ね上げ式。

後半部(及び1・3塁側の外野寄り部分)は背もたれ無しの個別席。外野は長イス。

全体の収容数は公称25,000人。NPBの公式戦も行われる県No.1球場です。

 

 

スコアボードはLED式。文字サイズは小さめでしたが、白表示だったので見やすかったです。
得点部の上側に試合時間表示、下側に投球スピード表示がありました。

 

 

前回のブログで書きましたように、球場の近くには飲食店が数軒あり、コンビニも徒歩圏なので便利な立地です。各都道府県のメイン級の球場でも不便さを感じるケースが意外とあるのですが、ここは万事便利でした。

ところで、この球場の前身は「長崎市営大橋球場」です。老朽化で一度解体され、跡地に新しく作られたのが「ビッグNスタジアム」。この時に市から県に移管されました。

私個人の不定期シリーズ「消えた球場」でも別途に取り上げて書こうかと思いましたが、旧球場の知識がさほどないのでやめておきました。

 

 

ターミナルの長崎駅からのアクセスは路面電車利用になります。

最寄りの電停は「大橋」で、球場は電停のすぐ目の前と非常に便利です。

 

行きは「1系統:赤迫行き」、帰りは「3系統:蛍茶屋行き」又は「1系統:崇福寺行き」に乗車。

路面電車なので道路事情によって多少変わりますが長崎~大橋間の乗車時間は15分前後です。

電車は5~8分間隔くらいで頻繁に来るので一本乗り過ごしてもすぐ次が来て助かります。

ワンマンで後方から乗車、前方から下車。運賃は一律140円。交通系ICが使えます。(訪問時のデータ)

私の地元・大阪にも路面電車「阪堺線」がありますが、利用者の数は長崎の方が多いように感じました。文字通り「庶民の足」なのでしょうね。

 

ただし、難点が一つ。長崎駅から電停までの案内標識や表示が不十分だったので少々まごつきました。

駅周辺が工事中で、作業車や工事の柵などによって乗り場が見えなかったのが要因です。初めて訪れる人の為に路上に矢印案内など設けて欲しいと思いました。

 

 

最後になりましたが、タイトルの説明を。

現在ラボーラでブログを書いている野球メンバーは非常に少なくなってしまいましたが、往時にはたくさんの方々がいらっしゃいました。

親しくなったメンバーさん各人がいろいろなスタジアムに行かれて、野球場好きの私に「この前〇〇球場に行きましたがすごく良かったですよ。是非訪問してください」と折に触れ言われることが多かったです。

お薦めいただいた場所に行けたケースもあれば、行けていないままのケースもあります。

 

特にこのビッグNスタジアムは何人もの方に薦められた場所で、一番最初は15年くらい前のことでした。

「行きたいと思っています。いつか必ず行きます」と言ったまま長年実行できていなかった場所。そんな『私的約束の地』にようやく今回たどり着けたのです。

観戦しながら「あのメンバーさん達、今どうしているんだろうな。お元気なのかな」との思いが頭をかすめました。その思いがキツイ日帰り弾丸遠征の原動力になることもあります。 

 

一つ約束を果たして、さて次はどこへ行きましょうか・・・。

 

今回の遠征記はこれで終わりです。無事に達成できたことに感謝。

長い話を読んでいただいたことにも感謝しております。

 

 

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