「やくも」が阻んでいた野球場(松江市営球場)

  • Mr.black
    2024年10月20日 10:41 visibility307

今回、社会人野球「JABA岡山県・島根県選手権大会」を観戦した場所は県メイン球場の一つである松江市営球場。記念すべき島根県初訪問球場となりました。

(ちなみにもう1箇所のメイン球場は出雲市の「浜山球場」)

 

 

地図上でそれほどの遠距離ではないこの地に何故ここまで手こずったのか?と言うと原因は特急「やくも」でした。この特急は岡山駅から山を越えて山陰地方へ行く列車で、山間部を長時間移動する際の揺れや振動が酷く乗客が酔いやすい為、一部では「はくも」と揶揄されていました。

あちこち遠征している私ですが、意外にも乗り物に弱いのですよ。なので「はくも」とあだ名が付いているこの特急に乗る勇気が無く、それが山陰地方(特に島根県)になかなか行けなかった理由です。

しかし今年になって「やくも」の新型車両が運行し、乗った人々の「乗り心地がかなり改善した」という声が多かったので今回ようやく重い腰を上げた次第です。(もちろん酔い止め薬を飲んで。苦笑)

 

 

前説が長くなりました。本題へ。

球場正面口はご覧のようなコンクリートの重厚な風貌。

文字が見づらいかもしれませんが、上部に「松江市営 野球場」と掲示されています。

 

 

掘り下げ式の為、スタンドへは1・3塁側の渡り通路から入る構造になっています。

この渡り通路や外周通路の幅は意外に狭く、高校野球の大会終盤などで混雑しないのか気になりました。

 

 

グランドは内野クレー、外野天然芝。両翼92m、センター120m、と昔の規格です。

照明塔は6基。照明部分は楕円形です。

 

 

バッターボックス後方には「MATSUE」と表記が。

ところで「野球場あるある」なのですが、こういう表示はあまりスタンド側に寄せるとほとんど見えないのですよね。実際ここも前面のサイドに寄って初めて文字があるのがわかったくらいで、それだと意味が無いように思います。

 

 

 

スタンドにはかなり大きな屋根があります。この日も季節外れの高気温だったので屋根の下に陣取る人が多かったです。ただし鳥取と同じくここもスタンド中段に支柱が6本あるので視界の悪い席が出来ていました。

そしてバックネットのワイヤーが縦横に結構設置してあり、それも観戦の障害になっていました。(下記参照)

 

 

 

座席はバックネット裏~1・3塁側途中まで背もたれ付きの個別席。

その先のいわゆる応援席部分はコンクリート階段席。高校野球の夏の大会では地獄でしょうね。汗。

外野が芝生席。

全体の収容数は公称で約15,000人。

トイレは球場の外周部分にありますが、端っこで目立たない場所にあるので戸惑う人がチラホラ。

 

 

 

スコアボードは近年LED式に改修されたようです。表示はやや小さめでしたが、白文字だったので視認性はまずまず。審判名の部分に投球の度にスピード表示が出されます。(赤で囲んだ部分)

 

 

ところでバックネット裏のカウントランプが横並びになっており、これも鳥取と同じでした。

直近で訪問した倉吉・鳥取・松江の3球場の構造がよく似ていたので、設計や施工が同じ企業だったのかもしれません。

 

公共のアクセスはバス便があるようなのですが、上手く合わなかったのでタクシーを利用。

片道10分程度で料金は1,800~2,000円くらいです。

ところでタクシーの台数が少ないようで、行きはまだしも帰りは少々苦労しました。この点は要注意です。どこも運転手不足なのですね。以前に比べてタクシー確保にヤキモキするようになりました。

 

なお、球場のある総合運動公園を出てしばらく歩いた辺りに飲食店があるらしいのですが、今回見つけていないので不確実です。なので飲食物は持参をお勧めします。(飲料の自販機は球場外周部分に一応あり)

 

次回がこの遠征記の最後です。 

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