夢の中の夢

明日は私の結婚式・・・・





今、勤めている学校の大清掃中。なぜか、昔の実家の二階へ上がる階段の手摺りの長さを、事務長とメジャーで測ってる。
二階の窓から外を見ると、私が通っていた小学校のグランドを生徒たちが掃除をしている。

そうだ。明日は私の結婚式・・・・

招待客は誰が列席してくれるのだろう?私は知らない。友人たちには、招待状を送るとともに、電話で出席をお願いしようと思っていたが、そう言えば、その電話も、まだしていない。

結婚式は明日だよな・・・・





時計の針は7時10分を指している。





二次会はどうするんだろ?やってもらえるのだろうか?

高校時代の友人たちが、どこか見知らぬレストランのようなところで準備をしてくれている。Fが中心となって。それを見て安心している自分・・・・

私は式場にいる。列席者席にある同僚がいることを知り、彼がいることに不思議な気持ちに捕らわれる。彼にKさんは来るのかと聞くと、向こうの席にいることを教えてくれた。そちらの方を見ると、Kさんの姿が見える。と同時に、Nさんがいないことを不安に思う。

私は、まだ準備もしていないことに気付く。列席者はほとんど着席しているに・・・・

ところで、私の相手の女性は誰?彼女と式場の手配などしていない。
でも、私はその女性を知っている。名前が出て来ないが、その人となりは確実に知っている。だが、誰なんだ・・・・?





時計の針は10時20分を指している。





衣装すら手配していないことに気付き、昔の実家の自分の部屋で、衣装ケースを開け、パーティー用のスーツを出す。取り敢えず、これで間に合わせよう。だが、しかしジャケットの背中の部分に円形状にカビがはえている。ダメだ。使えない。これも。これも。これも!これも!!

仕方がない。もう一度、式場に戻る。スタッフに、これから貸衣装を手配してもらえないか頼んでみる。
女性スタッフは困った顔をして、衣装を手配するには時間が掛かると答える。
時間は迫っている。私は焦りもせずに、頭の中には、そりゃそうだろうなという思い以外何もない・・・・



相手の女性は、何故かしらすでに着席している。顔がよく見えない。名前はわからない。けれど、私は彼女を知っている。





時計の針は12時少し前を示している・・・・

sell創作

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