「京大 田中 魂の投球」関学大―京大 観戦記
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こじっく
2014年10月12日 07:30 visibility498
京都大学の本格派、田中英祐投手(4回生 白陵)が関西学院を9回4安打6奪三振1失点に抑えた。
しかし、試合は関西学院 松原(3回生 大阪桐蔭)に浴びたその1点適時打が重く響き敗戦となった。
関学 0 0 0 0 0 1 0 0 0 =1
京大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 =0
田中は初回から2三振を奪う上々の立ち上がり。
打者の懐を突くような直球に変化球を効果的に使い、淡々と打者を打ち取って行った。
勝負どころでは唸るような剛球を投げ込み、関学選手のバットを砕く場面も2度。
好投続け味方の援護を待ったが勝利は呼び込めなかった。
それでも、京大ナインの戦いぶりは素晴らしいものがあった。
特に4番遊撃手を務める攻守の要 上田遥選手(4回生 北野)の奮闘は観客を沸かせた。
何度も外野に抜けそうなゴロを掴み、素早い一塁への送球で関学の打者に臍を噛ませた。
右翼を守った山下慎二選手(4回生 長田)の好守も忘れられない。
打線は関学を1本上回る5安打を放った。
特に、先発を外れた藤澤祐樹主将(4回生 膳所)が9回に代打で放った安打には勝利への執念を感じた。
0-1。このスコアだけで手に汗握る接戦であったことが伝わると思う。
完封勝利を手にした関学の佐藤大誠投手(2回生 川島)の最高の投球も讃えたい。
この試合を目にした者すべての記憶に深く刻まれる名勝負であった。
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