思い出の遊撃手

 もう少し、京大野球部の話題を引っ張らせて下さい。


 田中英祐選手の話題がどうしても目立つ京大ですが、遊撃手の上田遥選手(4回生 北野)もすごく上手い選手でした。


 写真は打席(何と四番打者です)ですが、印象的だったのは何といっても守備です。


 グラブさばきも送球も上手い!


 強肩を活かした送球で関学選手をホームで刺す場面もありました。


 野球センス・・・と言ってしまえば月並みな表現になってしまいますが、たぶん、どのポジションに挑戦しても水準以上にこなしてしまうのだろうな・・・と感じさせる輝きがありました。


 僕はレクリエーションのソフトボールぐらいでしかショート守ったことありませんが、あのポジションは本当に憧れますね。


 そんな遊撃手の思い出について少し書かせて頂きます。


 昔、1987年の日本シリーズで西武の遊撃手清家政和選手がレギュラーシーズンでは打ったことがなかった「プロ初ホームラン」を放ったことが話題になったことを覚えています。なぜ覚えているかって・・・当時小学生の僕に「打撃は不得手でも守備でレギュラーになれる選手がいる」ということを教えてもらった気がしたからです。


 当時はメジャーリーグのことはあまり知りませんでしたが、オジー・スミス選手が正に守備で歴史的な選手に昇りつめたレジェンドですね。


 日本で同様の選手を探すなら吉田義男さんや大橋穣さん、川相昌弘さんでしょうか。


 しかし、現在の坂本勇人選手、鳥谷敬選手のように打撃にも魅力がある遊撃手も華があって素敵ですね。


 過去の選手でも遊撃を守っていた頃の池山隆寛さんや田中幸雄さんは守備でも打席でもワクワクする選手でしたね。高校時代の元木大介さんもカッコ良かった。。


 先に守備でレジェンドになるような選手という意味で挙げた吉田さんや大橋さん、川相さんも決して打撃が劣っていたわけではなく、バットでも球史に残る活躍をされていることも併記しなければならないでしょう。


 こういったことができる能力を形容したものが「野球センス」というものなのかな。


 これからも内野の華というべき才能あふれる遊撃手をたくさん見たいものです。

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