注目して頂きたい選手がいます JFE西日本 岩澤正登投手

 僕は立命館中学、高校、大学の出身です。


 


 立命館中学を出た生徒のほとんどは立命館高校に進学します。


 


 そして立命館高校を出た多くの生徒は立命館大学に進学します。


 


 僕は立命館中学時代を帰宅部で過ごし、高校でフェンシング部員だったので立命館の野球部とは単なる応援する者としての関係しかありませんが、母校の野球部の動向は常に気になって仕方ありません。


 


 そんな僕がもう7年も気になってしかたない立命館出身の選手がいます。


 


 社会人野球JFE西日本の岩澤正登選手(左投・左打)です。


 


 岩澤選手は立命館中学時代は一塁手として活躍。


 


 立命館高校で投手に転向。


 


 2004年の第86回選手権京都府予選で大活躍を見せます。


 


 クライマックスは準々決勝でした。


 


 対戦校は立命館宇治高校でした。兄弟校対決です。


 


 1997年にも同カードが準々決勝で実現したことがありました。


 


 その時は兄である立命館高校が弟にコールド負けを喫しました(立命館宇治高には後にオリックスにドラフト1位で入団する小川投手がいました)。


 


  しかし2004年は違った。


 


  立命館岩澤-立命館宇治中田晶の力投で接戦となりましたが、制したのは立命館でした。


 


  3-2。


 


  (TV観戦でしたが)9回2死で最後のアウトを前にして、マウンド上の岩澤投手が天を指すように腕を伸ばしました。


 


 その時、僕が思ったこと。


 


  「あ、腕、長っ・・・・」


 


  そして、最後のアウトがどんな形だったか忘れてしまいましたが、立命館は勝ちました。


 


  準決勝の京都成彰高校戦も岩澤投手は好投しますが、9回終わって3-3。


 


  10回裏に・・・ちょっと悔しい形で成彰のランナーがホームに還って来てサヨナラ負け。


 


  残念だった。


 


  でも、僕は岩澤投手は今後、立命館大学のエースとして活躍し、大卒時にドラフト指名されてプロでも活躍すると信じていました。


 


  しかし、翌年、岩澤投手がプレーしていたチームは・・・地元京都のクラブチームRitsベースボールクラブでした。


 


  京都新聞のスポーツ欄に社会人野球の試合のスコアが載るのですがそこに岩澤投手の名前を見たとき


 


 「嘘だろ?!」


 


  と思いました。


 


  「岩澤君(知り合いでもないのに[d223])は何で立命大で投げてないねん!!」


 


  そして、その後、Ritsベースボールクラブの試合スコアからも岩澤君の名前が見られなくなってしまいました。


 


  「故障か・・・?次復活登板するのはいつ???」


 


  と思っていたら、2009年突如として「岩澤正登」の名前を再び見ることができるようになりました。


 


  京都から遠く離れた東京の東都大学野球2部で国士舘大学のエースとして活躍されていたのです!!!


 


  2009年春は9試合登板59と3分の1イニングを投げて3完投の4勝2敗。防御率は1.21で1位。


 


  同年秋も9試合登板で76と3分の1イニングを投げて4完投で6勝1敗。防御率は1.41で2季連続の1位!


 


  入れ替え戦でも勝利を挙げてチームを1部に導いて卒業。


 


  そしてJFE西日本入社!!


 


  今、インターネットで「岩澤正登」を検索すると試合で投げる姿の動画が見られます。


 


  投げる度に左腕が身体に巻きつくような感じが秀逸だな・・・と思います。


 


  インターネットや新聞で見られる情報でしか岩澤投手のことを知りませんが、本当に苦労して野球を続け、今の社会人野球選手としての地位を掴まれたのだと想像します。


 


  今後の野球人生が幸せなものになることをお祈りしたいです。


 


  そして、本当の自分の本音を言えば・・・・


 


  僕は立命での中・高・大とぼんやり生きてしまいました。受験勉強しなくていいので、自分を1度も追い込まなかった・・・。


 


  自分と同じように中高を立命館で学びながら、「一つの事」に熱中し、その情熱で人生を切り開いた岩澤投手を尊敬します。


 


  


 


  

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