熱闘の果てに・・・ 京都成彰vs立命館

 


 


 京成彰 000000120=3


 立命館 000010010=2


 


 立命館青地、京都成彰西野の両エースの先発で幕を開けた試合は、照りつける太陽にも勝る熱戦となった。


 


 好投手西野を立命館は初回から攻め立てる。


 


 先頭打者福原主将の安打にどよめくスタンド。


 


 「点、入るんじゃないか?」


 


 とのささやきが聞こえる。


 


 しかし、初回は2人のランナーを出したものの、京都成彰が持ち堪える。


 


 熱戦の予感に球場は盛り上がる。


 


 立命館先発青地も緩急をつけた投球で京都成彰の強力打線を斬って行く。


 


 5回裏、力投する青地に応える様に福原主将の適時打で1点を専制する立命館。


 


 球場のヴォルテージは最高潮に達した。


 


 しかし、センバツ出場の京都成彰は地力を見せる。


 


 7回1死満塁と青地投手を攻め立てる。


 


 ここで立命館は左腕伊藤にスイッチ。


 


 その伊藤投手から柏木主将が放った強烈な打球は一塁手のグラブを弾く。


 


 内野安打となって同点に追いついた京都成彰。逆転を狙うがここは伊藤が踏ん張る。


 


 続く8回も伊藤を苦しめ2死ながら再び満塁の好機。


 


 ここで代打小西が登場。


 


 小西は右前に勝ち越しの一打を鮮やかに放った。


 


 2-1。


 


 そして、続く柏木主将が押し出しの四球を選び3-1。


 


 立命館には実に重い追加点まで許してしまった。


 


 しかし、立命館は諦めない。


 


 その8回の裏、先頭の岸本が執念を感じさせるセンター前ヒットで出ると、2死はとられるものの3塁まで岸本を進める。


 


 そして、途中出場の干場が二遊間にゴロを打つ。


 


 必死に走る干場は一塁にヘッドスライディング。


 


 判定は・・・・セーフ!!!


 


 1点差に詰め寄った。


 


 残念ながら、これが最後の見せ場となり、試合は3-2で京都成彰が制したが、両校の健闘を讃える拍手が試合終了後しばらく鳴り止むことはなかった。


 


 


 


 


 


 


 



































































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