僕の考える高校野球の未来

 


以前に別のブログで書いたことのある内容ですが、もう一度ここで書かせていただきたく記事にしました。


 


 僕は高校野球が大好きです。


 


 しかし、高校野球は長い目で見れば、今のままの各大会運営を変革せざるを得ない日がくるのではないでしょうか。


 


 大きな理由は少子化です。


 


 学校の統廃合による野球部の減少は避けられないでしょう。


 


 今は少子化が進む中でも、各方面の努力のお陰で目立って参加校の減少が起きているわけではないと見ています。


 


 しかし、少子化の進み具合を考えると、いつか参加校の大幅な減少は現実のものになるでしょう。


 


 そして、今後予想される日本経済の更なる退潮も高校野球に少なからず影響を及ぼすことでしょう。


 


 多くの学校で野球部に十分な予算をつけられなくなる事態が起きるかもしれません。


 


 また、経済的な事情で野球に限らず部活のできない生徒も増えると思います。


 


 誠に残念ながら、学校にとっては野球部を存続させること、生徒にとっては野球部員であり続けることが今よりも厳しい時代が来ることを僕は予測してしまいます。


 


 そして、明治以来この国に根付き成長してきた日本野球文化を守るべく、大きな改革が行われると想像します。


 


 僕の考える改革の内容は、まず高校野球は従来のトーナメントを中心とする大会運営から、リーグ戦を中心とする運営に変わるのではないでしょうか。


 


 地域ごとに6チームぐらいのリーグを作るのです。


 


 例えば、僕の住む地域(京都市東南部)で考えれば「洛東、東稜、桃山、立命館、伏見工、洛水」の6校でひとつのリーグ・・・という感じです。


 


 そして、春と秋にリーグ戦を行う。


 


 リーグの優勝校は、旧都道府県(その頃は都道府県は廃止されていて全国は300程度の地方自治体に再編成され、さらに道州制が敷かれていると予測)の代表校を決めるべく決勝トーナメントや決勝リーグに進みます。


 


 そして、旧都道府県の代表校が甲子園での「選手権」出場をかけて道州大会を戦い、勝ち抜いた16の代表校が甲子園に出場する。


 


 甲子園での選手権は、一日一試合限定のナイター開催による15日間の日程となる。


 


 その選手権が終わると秋のリーグ戦が全国で始まり、そのリーグ戦の優勝校による旧都道府県代表決定戦、それに続く道州大会が行われる。


 


 秋は道州大会で完結し、そこでの戦績その他の活動実績により春の「選抜大会」の出場校16校が決定される。


 


 そして甲子園球場でデーゲームで大会が開催される・・・。


 


 これが僕の考える未来の高校野球です。


 


 欠点はたくさんあると思います。甲子園の土を踏める球児は今よりもさらに一握りの存在になってしまいます。


 


 しかし、僕はリーグ戦を運営の中心に置くことで、在籍するより多くの選手が出場機会に恵まれるようになると思います(特に投手)。


 


 そして、地域でのリーグ戦から選手権、選抜までの長丁場の戦いになるほど、部員ひとりひとりの役割が大事になり、ひとりひとりの存在が大きくなってくると思います。


 


 つまりチームの中長期的なマネージメントが重要になるのです。


 


 「話し合い」の重要性も増します。


 


 こういう戦いの中に身を置いた高校球児は、やがて日本を再生する力になるでしょう。


 


 これが究極の改革の目的です。


 


 ここまで筆を進めながら、最後に自説を180度曲げるようなことを言いますが、本当はこういう改革をしなければならないような日は来ない方が良いのです。


 


 今の高校野球のあり方を継承していくためにどうすれば良いか・・・というアプローチの方が現実的で有意義とさえ思います。


 


 しかし、この先もずっと、限りある我々の命が尽きた後さえもずっと、日本の高校野球は続いて欲しいし、日本野球は発展していって欲しい。


 


 その為に、これからのビジョンを持っておくことが重要なのではないか?


 


 それをここでお話したかったのです。


 


 


 


 










































































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