キャッチボール
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源内
2013年05月27日 19:55 visibility219
移動中に久々に読んだ坂口安吾全集。
全部で18巻。卒論執筆時の必要と、社会人になり自分の小説の執筆の必要から、なけなしの金を叩いて買ったもの。高校生の時に既に7冊位は買っていたが。
んで、久々に読んでみて秀逸だったのは
http://www.ango-museum.jp/info/angoki/an_1303_01_01.html
このURLにある、
「明日天気になあれ」
というエッセイで、「キャッチボール 」というエッセイが秀逸でした。
安吾は陸上や柔道だけでなく、野球もしていてピッチャーも出来たらしいです。
60年以上前にキャッチボールが軽いスポーツにならないか、と言ってました。
弓道を例に出して、的当てを競技化したら面白くね?誰でも出来なくね?と言っています。
半世紀後、その提言はストラックアウトという形で具現化されましたね。バッセンに行ったら確かにストラックアウトが結構あるので、誰でも出来なくね?という事も現実になりました。
最近余り安吾の本を読む事はありませんでしたが、こういう発見は、何となく嬉しいです。
あっ、因みに安吾忌、3年前?に私も行きました。
「白痴」を映画化した手塚眞監督が来ていたり、写真家で安吾の息子の坂口綱男氏が来ていたり、なかなか面白かったです。んで、クイズもやりましたが、私は7か6問正解して、安吾が悪夢のような作品、と言っていた「吹雪物語」の初版を貰いました。
隣にたまたま居た安吾や太宰などの珍しい古本を扱っている方から、初めての参加でこれだけ合ってるのは割と珍しいと言われましたが、その後その古本屋に行きましたが、特に覚えていたようではありませんでした(^-^;
私にとっての悪夢のような小説は、一旦は完成しましたが、特に懸賞でも当たらなかったので、何度か推敲を重ねた後、諦めました。
ヤフーのブログにその残骸(創作裏話)が残っています。殆どファン限定ですが。(ラボ友みたいなもの)小説も今は掲載はしていません。
http://m.blogs.yahoo.co.jp/takecou52/39978424.html
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