
秋季大会埼玉県大会準決勝第2戦
-
-
多田野観客
2007年10月06日 20:10 visibility47
昌平の左腕小室は2年生ながら夏の大会でもエースを務めた注目の投手。
今日もネット裏には三脚に据えたビデオとスピードガンを持ったスカウトらしい姿を見かけた。
かく言う私も、彼のピッチングを見たくて球場まで足を運んだ。
だが、今日のピッチングは夏に見たものに比べると到底満足できるものではなかった。
制球力に欠け、伸びのある球は高めに浮き、スライダーはお辞儀をしてしまう。
ボールカウントが先行したところでカウントを取りに行った球を痛打されるシーンが目立った。
5回以降はキャッチャーとの息が合わず、再三首を振るようになる。
結果6回0/3を投げて105球。
被安打8四死球7の3失点、自責点5という散々な内容。
夏の川越初雁戦で16奪三振の快投を見ているだけに、歯がゆさのようなものまで感じた。
花咲徳栄はそんな小室のミスを逃さない。
初回、いきなり初球死球でランナーを出すと送りバントを挟んだ3連打で2点を先制。
3回にも四球で出たランナーを、送りバント、タイムリーで確実にホームに返す。
6回に四球とヒットで無死一二塁となったところで、小室はライトに入り、
後を2番手の田村に後を任せる。
が、いきなりワイルドピッチでランナーをそれぞれ進めると犠牲フライにタイムリーで5-0。
これでほぼ試合が決まってしまった。
昌平もランナーこそ出すものの、その後が続かず8残塁で無得点。
特に7回は敵失、ヒット、四球で二死満塁のチャンスを作るも、
続く石井がファーストファウルフライでチェンジ。
チャンスをものに出来ない。
特に昌平は飯富、小室、鈴木のクリンナップが揃って沈黙。
小室はそれでもライナー性のいい当たりを2本好捕されているが、
飯富は2三振に2中飛。これでは点は入らない。
勝った徳栄は先発全員がなんらかの形で出塁している。
これが勝負を分けた。
8番の野重が2安打に適失を誘う闘志のヘッドスライディングで一人気を吐いた。
この試合一つ気がかりなことがあった。
4回の徳栄の攻撃。
9番打者中田の場面で小室の投球が頭に直撃した。
(スタンドから見るとバントしにいったバットに当たったボールが鋭く跳ね返り、
頭に当たった自打球に見えた。
実際一度はSのランプがついたものの審判の裁定で死球に変更された)
フラフラと歩いたかと思うとそのまま倒れこみ動けなくなってしまった。
そのまま担架で運ばれ退場したのだが、
その後救急車が公園内に入ってきたようなのでそれで運ばれたのだろう。
大事に至らなければいいのだが。
マウンドに立つ小室
びっしり入った徳栄の応援団
試合後の整列
- favorite13 visibility47
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件