不連続シリーズ『読んだんで書きます!』

運命的な出会いをしたこの本。



読み終えました。


著者ダレルが22歳のときにカメルーンに行って動物捕まえて、イギリスに持って帰る。

という今では考えられないような実際の話です。

僕もまだ少年のような心を持ってたんだな、と思わされるような内容でした。

読んでいる間、ワクワクがおさまらないんですよ。



ダレルは森のあらゆる所に動物採集に行きます。

洞窟や草むら、樹上に水面、はたまた倒れた大木の中など。

もちろん現地の人を案内人として雇って一緒に行くんですけど、彼らもそもそもただの村の若者なんで、蛇を恐がったり、カメレオンが触れなかったり、ありえないような失敗したり、道に迷ったりします。

空回りしている彼らを著者が白い目で見ている。そんな場面が何度もあって、その度に1人クスクス笑ってました。



暗闇に潜む動物、草むらから音だけするとか、その状況もたまらなくワクワクしました。
何が飛び出てくるんだろう?と。

動物の気配がする度にテンションがあがりました。



意外だったのは動物の採集よりも大変だった事があったということ。


著者の目的は動物を生きたままイギリスに連れて帰ることなんで、捕まえることより、現地で生かしておくことの方が大変だったそうです。


本に書かれている冒険のような話はほんの一部で、動物の世話という地味で退屈な作業が多くをしめたということでした。

確かに僕もデスクワークは嫌いです。




この本の出版社の福音館は児童向けの本を出しているところで、これもそういう本です。
『小学校上級以上』と裏表紙にも書いてあります。


ですから大人にも子供にもオススメです。
僕の子供たちにも必ず読ませたい一冊です。


ワクワクするときは心から楽しいですからね。



この本を読んで、小学生のころを思い出しました。

よく1人で裏山に探索に出掛けてたんです。
手には武器として、ほどよい長さの竹を持ってました。

これで何にでも勝てると思ってたんですから、僕もそこそこ頭のイタイ少年だったことは間違いないですね。


一度、家の川向こうの山に入って、頂上目指したことあったんですが、子供ながらにかなり上がったと思ってたところにいきなりガードレールが現れてトラックが目の前を走ったときは、『これは…秘密の道だ』と見てはいけないものを見てしまったと思い、すぐ下山しました。


あのトラックの人に顔を見られたかもしれない…。殺されるかも…。

なんて怖がってましたw


思い出しついでに地図を見てみました。

すると、どこを探してもあの道路が無いんです!

…ってなったら面白いんですけどありましたよ。普通にw


でも今思い返しても、山登りは楽しかった。

山の斜面に座って木々の間から見える小さくなった家を見るのが好きでした。

あの頃の気持ちをまた味あわせてくれたこの本に出会えてほんと良かった。

これだから読書はやめられません。




…しかし、うちの息子が小学生になって、竹の棒一本持って『山に行ってくる!』って言ってきたらどうするだろう?


心配だけど行かせてあげられるんかなー?


うちの親はそんなの全然心配しなかったんですかね。

それとも竹の棒には不思議な力が…!?


なんだかまた山に行きたくなってきましたw







































































































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