巨人対阪神の二軍交流戦のビデオを見て。
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虎男
2017年05月02日 10:45 visibility158
昨日ネット上で巨人対阪神の二軍交流戦を見た。若い選手が生き生きとした動きを見せていたのだが、ある種の気になる点があった。それは、投手が相手チーム打者からヒットを打たれた後、野手が守備でまずいプレーがあった後、走塁でアウトになったあと両軍とも共通の気になる傾向が見られた。それは「致命傷」になるようなものではないが、私のような四捨五入すると還暦になるような世代の人間たちにとっては「?」をつけたくなるようなものである。「歯を見せた笑い顔」である。おそらく「照れ笑い」なのだろうが、これって、両軍の選手とも共通して見られたから「世代」で言えるものなのかもしれない。
私らの世代であれば先輩方からどやされただろう。「お前!何笑ってんだ!ふざけんな!」と言う罵声が絶対に飛ぶ態度である。しかもプロ。野球で飯を食っているのに、自分のエラーや失敗に対して「照れ笑い」をするようなことは本来「あってはならない」はずである。これを試合に集中していると思えるのであれば、首脳陣は何を教えているのであろう。笑うのは気が緩んでいると言われてきた我々世代の野球では「考えられない」ことである。プロの世界ですら、選手を注意できなくなっているのであるとすれば、それはもう「スポーツの崩壊」の雪崩現象のはじまりなのかもしれない。もちろん、むかしのような「しごき」をしろとか言っていることではない。野球をやっていると言うことで、集中をしていることを継続するためには、気を緩めないことが肝心であり、そして自分のおかした失敗に関して「照れ笑い」をした選手を放置しておくコーチ、監督の気が知れないと言っているだけであって、そういう選手に「指導」ができていないことを指摘しているのだ。
別にペナルティを出せと言うことではなく、試合においてのあのような照れ笑いがチームで「当たり前」になること自体がプロとしておかしいと感じるのだ。しかも今のプロ野球はプロ野球のわくだけにとらわれてはいないはず。なぜなら、WBCや海外FA権を取得してのメジャー入りする選手だってたくさんいるわけで、そういう場所へ行って「照れ笑い」の癖をつけてしまった選手は悪いけど、そういう世界で生き残れるとは思えない。ものすごい厳しい世界だし、笑いなど出るような甘い世界ではないと言う事。巨人阪神の二軍の選手にとって交流試合っていうのは、たんなる調整であって、失敗が公式記録に残るものではないと考えての態度であったとしたら、将来一軍にこれらの選手はあがってくるのだろうか?疑問が残った次第だ。
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