全国野球軟式連盟のルール改正。野球のスパイクが解禁?
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虎男
2017年05月12日 15:54 visibility20240
全国軟式野球連盟のルールが改正され、チームスパイクはどのようなものを履いてもかまわない。チームでの統一性を求めない。と言うルールに変わったと言う。私など、そんなこと別段どうでも良いって感じなのだが、連盟に入っているチームさんたちは、黒で白いラインなんて統一していたのだろう。それって、結局はメーカーやスパイクの規格も併せていたのだろうか。「アシックスは好きだけど、チームスパイクはゼットにしなければいけないっていわれている。今履いているアシックスでは連盟戦に出場できないから、新たに買わないとならない。」ってやっていたのだろう。それって、無駄な出費を連盟側で出させていたってことじゃあないか。社会人だけじゃあなく、少子化も相まってどんどん野球離れは進んでいる。ついに、スパイクのような「小さな規則」で野球をやらないで、他のスポーツへ行ってしまう人たちを止めざるを得ないための「苦渋の決断」をせまられたのだろう。
スパイクの色と線の色が同じで統一せよなんて言う厳しいことを今までやっていたのは、地元のスポーツ用品業者との癒着が見え隠れしている。統一せよとしたら、必ず新たにスパイクシューズを買わざるを得ない選手が出て来る。そうなれば、スポーツ用品店としたら客が増えるわけで、それで売り上げにも影響してくる。そういう二人三脚でスポーツ用品店とやってきた過去の経緯が、ついに「そんなこと、やっていたら野球人口はもう増加どころか減少の一途を辿るばかりで、業界も連盟も一緒に保護政策をしなければ、将来、野球が死んでしまう」と感じたのだろう。野球だけではない、スポーツ全体に危機感がある。オリンピックのような桁違いな費用がかかるスポーツイベントを拒否する国も出て来ていると言うし、プロのスポーツで採算のあうような事業が組めなくなってくるのも時間の問題なのかもしれない。
昔は、プロスポーツ選手に憧れたものだが、今ではプリ野球選手ですら客に媚びたようなヒーローインタビューになっているし、野球場の50%以上の観客が真剣に野球を見ていない、盆踊りのような状態を楽しみに来るような連中だけで占められている。そんなスポーツを見ていると、客がどんどん観戦するためのプロスポーツをぶっこわして、そしてNPBなど、選手をケアするのとは逆方向の多数のイベントを作り、選手を疲弊させ、そして彼らのスポーツ人生を短命に終わらせるためにやっているように見えてならない。WBCだの、交流戦だの、クライマックスシリーズだの、多くのイベントで入場料金を上げて、少ない人数になったとしても収入が値上げした分だけ、人気が薄くなって観客動員が望めない分を赤字にしないための工夫があることの裏にファンは「しょうがない」としか声をあげない。このまま、野球は行くのであろうか。
スパイクが、どんな色でもどんな形状でも良くなって「チーム統一」が不要になったことは草野球人口が極端に減少していると言うことの意味でもある。ボールも12月に新規格のボールが発表される。こんなことばかりして、草野球愛好者が「野球は金がかかりすぎるから、止めよう」という人たちが増えたら、軟式野球連盟の既得権益を守りたいだけのくそジジイたちのせいである。野球のボールの規格など、変えたからとて誰も喜ばないし、それがどれだけの恩恵を草野球チームに与えてくれるものなのか。いいかげんにしろよ。と言いたい。
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