草野球の監督の仕事をさせてもらっていることはメンバーへの、そして野球への感謝である。。

  • 虎男
    2017年06月26日 22:11 visibility1020

自分の仕事の中では中間管理職。プライベートでは草野球の監督。個人としては既婚者であって家長である私。

この中で一番責任の重さから言ったら職場の中間管理職としての自分なんだろうけど、プライベートで「組織の長」である顔も非常に責任の重いポジションであることに間違いはない。やったことが無い人たちには、絶対にわからないだろう。いつも矢面にいるわけで、責任を背負ってチームの仕事をしている、組織の長であることの自覚は13年間変わってはいない。

 

うちのチームメンバーは大半がネットで募集を見て申し込んできたメンバーで、ネットが無かったら、絶対に会う事すらなかった人間関係である。不思議な縁であり、そしてネットの凄さに驚いてしまうのだが、うちのチームメンバーの特徴は一言で表すと「お人よし」である。そしてあまりガッツが顔に出ない奴が多い、私は体育会系の部活を大学卒業時までやっていたから、すぐに猛々しくなりそうなタイプだと思われているが、かなりの我慢ができるような年齢になってきた。今年の11月で満57歳になる。まだまだ現役だ。先週末には実質3試合もこなしたほど。三試合目はどれだけ久しぶりだったのだろう。最後に自分がクリーンアップを打っていたのはいつだったのかすら記憶にない。3番目の打順に自分を書き入れてみた。まあ、7、8年チームの4番打者を務めていた自分だから3番に緊張感はあまりなかったが、普段は絶対に自分の名前をメンバーの打順より前に置くことは無い。それは、メンバーに野球をやらせることが「優先順位」であるからだ。監督などは最後の「おみそ」みたいなものだとメンバー全員に言っている。活動に出席してくれるメンバーに、監督である自分の感謝は何で表せるのかと言えば、メンバー全員が私より先の打順で打ってもらう事。それは、この試合までずーっと継続してきた。しかし、メンバーたちも二試合もやっていて疲れがたまっていたのだろう。「監督、もう上の方で打ってくださいよ。」と言われて、まあ若い奴らの言う事もたまには聞いておかないとと言う感じになったのは言うまでもない。なかなか、コミュニケーションが深まって来た証拠だ。

 

だが、監督としてチームのすべての仕事をしていることで、感謝の気持ちをメンバーから言葉にされると本当に嬉しい。これは監督冥利につきる。先日も、昨年は行ってくれたY選手。彼が生まれて初めて甲子園球場へ観戦に行くと言って、色々甲子園周辺のスポットの説明などメールで送ってあげたのだが、そうしたら試合の開始前に「虎手箱」と言うおせんべいの詰め合わせをお土産に買って来てくれて「監督いつもお世話になっているのでお土産です」といただいたのだ。こう言う時って本当に嬉しく感じる。素直に「どうもありがとう。では今出席しているメンバーにもY君の甲子園球場土産と言う事で配らせていただくよ。」年齢が行くと、感謝と気持ちが心の琴線に触れて涙ぐんでしまいそうになる。しかも自分より若い人からのお土産なんて、職場でもなかなかもらえないのに・・・・。Y君ありがとうな。ありがたく頂戴いたします。監督やっててよかった。いろいろ大変だけど、苦労の甲斐がある。大好きな野球での苦労、それは苦労ではなく、ありがたき幸せの仕事なのだ。それをやらせていただいている自分はどれだけ幸せだか。感謝感謝である。

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