モチベーションをあげる言葉はチームにとって、個人にとってもっとも重要

  • 虎男
    2017年07月07日 11:11 visibility1456

13年と言う歳月の中、総計で41人と言うチームメンバーを入れたことになる。個人的な話はする必要は無いが、私の人生での野球生活の中で一番内容が濃いのが「草野球」と言う事になる。「たかが草野球が」と言う人たちも大勢いるだろう。言わせておけば良い。価値観の違う人間を無理やり、自分の価値観へ持ち込もうとする「横暴さ」は私は持っていない。それ以上に価値観が同じ人間と価値観を共有し、さらに面白い物の見方を共有価値観の中で研究し、発見し、体験していくことこそ、まさしく有意義な時間である。私が嫌いなのは「無理」「どうせ」「面倒くさい」と「捨て台詞」の4つである。試してもいないのに頭から「無理」と言う言葉を吐く奴。「どうせ俺なんか」と言う卑屈になる奴。「そんなことをするのは面倒くさい」と言う言語道断な人間。さらに最低なのは「捨て台詞」を履いて行く人間。これら人間は若い頃に甘やかされてきて、他人の言うことなど耳を貸さず、自分の思ったことだけが「唯一の信仰」のごとく信じてやってきたに違いない。年齢が言っている人間でさえも、これらを平気で口にするバカが沢山いる。会社と言う組織にいてもである。どこを見て社員を採用しているのか知らないが、その社員を見れば会社の中身がだいたいわかると言う物である。

 

「たかが草野球」と言う人たちが言う「たかが」と言う言葉はどこに端を発したものなのか。それは、おそらくであるが「金儲けでもない。商売でもない。むしろ部費などを払ってやる道楽ではないか。明日やめようと思ったら即辞めることができるような根無し草じゃあないか。」と馬鹿に仕切った考えだから、そう言葉を口にするのだろう。可哀相な人間たちである。自分で組織を切り盛りし、良い方向性へ向けて組織を動かしていく。それがボランティアの組織であろうが、商売の組織であろうが運営は同じである。より良い方向性は目標があるからこそ、できること。その目標は組織のリーダーが陣頭指揮をとってこそ、目標を目指せるのだ。適当に集まって、ルールも無く、時間にもちゃらんぽら、対外でおつきあいしている他の組織との連絡、交渉、あいさつなどが全くおろそかになっているチームにリピートするチームなど皆無だろう。現代の草野球チームは、そのような体たらくで維持できるわけがない。

 

組織のリーダーが組織構成員に「感謝」が無い場合、その組織は長期運営の展望があるだろうか。絶対にない。なぜなら、趣味の組織が崩壊するのは簡単だからだ。適当にやっている組織は、その杜撰さに我慢が利かなくなるメンバーが必ずいるはず。そこでチーム運営のひどさを指摘しはじめたら、その時点でチーム内にひびがいく。そして、一人抜け、二人抜けと言う負の連鎖反応が始まったら、これはもう止められないだろう。そういうことをリーダーが肝に命じて運営管理していくことは、チームの危機感がいつでもやってくる可能性があると思いながら、しっかりマネジメントしていこうとなるはず。

 

私が、13年間と言う長い時間、マネジメントをしてこられているのは常に「メンバーありき」の姿勢を崩さないってことである。メンバーに感謝し、スタメンもメンバーが先で、私は最終打順にいつもしている。守備につくのもメンバーが先。私は交代要員である。スコアも私が描いているし、チームの一切合切の仕事は私がやっている。そして、必ずチームのことで質問されればきちんとその場で回答ができるようにしておいてある。会計しかり、日程しかりである。

 

現在のように試合を頻繁にできる状況に私のチームは新生チームとなり、復活した感じになっていて多くのメンバーが新しいメンバーなのに「監督、いつもありがとうございます。」「監督、お疲れ様です」と言ってくれるメンバーのその言葉に本当に癒されているし、モチベーションを高める要因ともなっていてものすごく嬉しく感じるのは、やはり「野球の感謝」を感じるからだろう。私がもし野球チームの運営をしないでいたら、このようなありがたい言葉はもらえなかったはずだ。野球の試合があるたびに、こうした感謝の言葉を若い人たちからもらえること。べつにもらいたくてやっているわけではないが、私が心底野球が好きなので、草野球チームの仕事も楽しいから注意もしながらやっているだけのことで、こんな嬉しいスパイラルは無い。ありがたいことである。

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