結局はオーナーがこんな人じゃあ20年に1度しか優勝できないわけだ。

  • 虎男
    2018年01月10日 00:47 visibility378

2003年、闘将星野氏はダメ虎を再生させて、優勝へまっしぐらだった。しかし、表向きは高血圧のために監督を辞任すると発表があり、阪神退団は無かったが、オーナー付きシニアディレクターなんて「曖昧なポジション」を用意されて閑職になった。実はサンケイスポーツの記者であるU氏が、優勝まっしぐらの星野虎フィーバーが続く中、当時の阪神の総帥であった久万オーナーが公的発言で気になる発言をしたと言う。そして、その次の日にオーナーに発言の真意を問いただすと、久万オーナーは星野氏の監督辞任を引き留めるが、ある言葉を星野に言って打診をしてほしいとU氏に願い出る。それが「無償の忠誠心を誓って欲しい」と。オーナーに対して無償の忠誠心を誓えってどういうことなのか。色々な含みを持った言葉なのだろう。しかし、オーナーはその後に「うちは読売ジャイアンツのような球団経営はできない。」と言ったと言う。それを次の日に芦屋に住む星野氏に会い、その旨を全て話すと星野氏はまじまじとU氏の顔を見たと言う。その時の反応から「これは辞任を固めたなと思った」と書かれている。

 

阪神電鉄が、あの年村上ファンドに電鉄株をがんがん買われて、株価が上昇したのを電鉄の人間は阪神タイガースの好調から来る「ご祝儀景気」だなどと喜んでいたと言う。それがどうだ、乗っ取り可能なところまで電鉄株を買われてしまい、逃げることもできなくなるほど厳しいところまで追い込まれたのだ。これが阪神だと私は思った。もちろん、阪神タイガースを50年も応援している私にとって、親会社がこんな調子で窮地に貶められることを面白く感じるわけがない。しかしだ。100年間も株式会社やってきている企業が、こんな株の危ない売り買いのことにも敏感でなかった会社が招いたミスで、阪急に飲み込まれてしまうようなみっともない結果を招いたのも、チームが20年もリーグ優勝すらできないのも、皆会社のトップの「アホさ加減」であることは間違いない。

 

星野氏が来ていなかったら、優勝は無かっただろう。そして、今後も阪神に「常勝」と言う言葉は無いと私は思っている。そこには、オーナーが監督に対して「うちは読売ジャイアンツのような経営はできない。監督に無償の忠誠心をオーナーに誓ってもらう。監督よりもオーナーの方が偉いと言う形を作っておかなければ、球団経営はなりたたない。」こんなわけのわからない事を今のオーナーもそれを継承しているのだとしたら、リーグ優勝ですら、20年に1度できれば御の字なのだろう。阪神の優勝を見られるのは人生で4回あればラッキーだということか。優勝がすべてでは無いって言葉はもう飽きた。リーグ優勝すらできないチームの完全なる改革は電鉄から手放されること以外無いのかもしれない。タイガースの敵は阪神電鉄なのかもしれない。

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