草野球チーム側はどんな選手が欲しいのか。

  • 虎男
    2018年01月21日 14:30 visibility1636

草野球チームに入りたい人たちへ。おそらくあなたたちは「自分たちに選ぶ選択権がある」と思っていると想像している。そして、自分に合わなければ、入部をする必要は無いと考えているだろう。だが、チーム側も「選ぶ権利」を有している。お互いの考え方が合わない場合、無理して「数合わせのため」に人数を入れると言う無謀なことをしているチームは悪いけど長続きするわけがない。理由は「くさったミカン理論」である。箱の中に腐ったミカンが一つあると周囲にあるミカンがその腐ったミカンに触れてどうように腐って来る。そうすると数日放置しておけば皆腐ってしまうと言う事だ。人間も同じ。自己中心的考え方の人間をチームに招いてしまい本所属にしてしまった後、その人間の発言力の強さや、悪い影響力が伝染する場合がえてして多くある。それが分別がついている40代であってもそうなのだから人間と言うものは「どうしようもない部分、コントロールしにくい性格を持っている動物」であるのは言うまでもない。

 

野球のような団体競技を学生時代から長く続けて来ていたとしても、本当の意味での団体スポーツを理解しないで育ってきた連中が世の中にいる。周囲に迷惑をかけてはいけない。監督やリーダーの指示に沿って行動すること。組織での行動を頭の中にいれてなければならないこと。これら全てを大人になってもできない人間と言うのが現実に存在する。こういう人間が「組織スポーツのチーム」に所属した時、その人間が絶対にわからない物がある。それは「チーム愛」だ。そのチーム愛がわからず、育めず、チームに没頭できずにいる人間が必ずやる行動は「自己中心的判断に基づいて、監督氏の指示、指令を無視し、自分の良いと思ったことの行動をとる。これがチームに反映されるわけがない。なぜ組織行動をとらなければならないのかが理解できない人間がチームに所属をしたいのか。その理由は団体スポーツは「ひとりではできない」というシンプルな理由だ。所属したが最後、彼らがやるのは「チームを利用するだけのこと」で、チームなどは所属して野球と言う競技がやれれば良いと言う理由だけなのだ。

 

簡単に言えば、そんな人間を見抜くには一緒に行動しなくてもある程度見抜ける。メールで話を数回すれば、どういう人物なのかがわかって当然。もちろん、受け入れる側としては、一人でも選手が多ければ、チーム力がアップする可能性もあるし、欠席が数人多くなったとしても入部員が補充されれば試合で助っ人を要請しなくても満足な数の人数を揃えられる可能性が出てくる。だが、本来チームが入れたい選手はきちんとした常識を持ち、団体行動をきちんと考えて行動できる選手が欲しいのだ。強打者やすごい投手であっても性格が悪かったら、むしろマイナスに作用する場合が多くなり、管理者である監督や代表が頭を悩ませるケースを作る元凶にもなりかねない。だから一番言いたいのは、チームに入る前に一番大切な自分の資質を見極めてもらいたいことだ。自分がチームに入ると言う事は、自分がチームの規約に沿った行動がとれる自信が無ければ辞めておくべきだと言う事。すなわち、それは団体行動では周囲に迷惑をかける可能性があり、誰もがそれを嫌うからである。

 

「俺が選ぶんだから、向こうはありがたくもろ手をあげて大歓迎に決まってる」と思っている選手は、それは学生の時にスポーツ部活などしてこなかった人間で、会社組織に所属していながらも、そういう考えが基本的にあると言う人は、かならずトラブルメイカーになるだろう。忘れていけないのは入れる側にも選手を選ぶ権利があると言う事だ。

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