第5回:『攻撃の』個人戦術

今日は2回目の投稿です。

守備の個人戦術…見直したらグダグダで話つながってませんね…皆さんに分かってもらえたか不安です…すいません

今回、気を引き締めて頑張ります!

 

それでは、毎度のホワイトボード

カモーンヌ!

 まずは、攻撃時のオフ・ザ・ボールにおけるプレーについてお話しします。

ここで、重要になるのが守備の個人戦術の『マークの3原則』です。詳しくは前回の投稿を参照願うとして、なぜマークの3原則が重要かというところですが、攻撃側はこのマークの3原則からどのように『逃れるか』がキーになるからです。

 

ちょっと横道に逸れますが、守備は『セオリー』が重要視されます。組織的な守備もこのセオリーあっての話です。ですから攻撃側としてはこのセオリーをどう崩すかが重要です。

 

話を戻します。

このマークの3原則から逃れるための攻撃側のプレーとして、『釣る』『消える』『逆をとる』プレーがあります。

 

 まずは、①『相手を釣る動き』です。

これは、自分が動くことによって、守備側はマークの3原則に従い同じくポジションを修正します。このマークの3原則を逆手に取り、B1→B2へボールから遠ざかり元いた場所にボールを受けるスペースを作り、そこを使ってボールを受けます。

この逆のパターンで、B2→B1へボールに寄って行き、相手の裏のスペースを狙う事もできます。これが相手をつる動きです。ボールを受けるスペースを自分で作るぷれーです。

 

次は、②『相手から消える動き』です。

これはマークの3原則から逃れる1つのプレーで、相手の背後に『瞬時に隠れる』A1→A2の動作を素早くします。そうすると、相手はマークの3原則に沿ったポジションを取ろうと慌てて動きますが、一瞬自分を見失い、更には反転し体の向きが悪いとボールまで見失います。

こうなると、自分に有利な状況になります。

 

次に、③『相手の逆をとる動き』です。

これもマークの3原則から逃れるためのプレーになります。右のスペースでボールを受けると見せて、D1→D2へ素早く方向を変えてボールを受けます。そうすると、マークの3原則のゴールの中心とマーク相手を結ぶ線上から守備を開始できなく、上手く行けばワンタッチで相手を抜くことができるかもしれません。

 

このように、マークの3原則から守備側を

・ゴールと自分の中心線上から『外す』

・自分(ボール)から視線を『外す』

・インターセプトできる間合いから『外す』

といったように、『外す』事が重要です。

 

今度は、『ボールを受ける時』『ボールを受けた後』のオン・ザ・ボールでのプレーについてお話しします。

 まず、①『ボールに寄る(迎えに行く)』です。

これは、相手からインターセプトされないために、また相手にいい状況で攻撃に転じさせないために重要です。

立ったままボールを待ってプレーすれば、簡単にインターセプトを許してしまうので、ボールに寄ってプレーする意識を持って下さい。

 

次に、②『1タッチでしっかりボールコントロールし、同時に相手ゴールの方向を向く』です。

これが非常に難しく、ボールは必ず転がって自分の所に来てくれません。浮いたボールも来ます。どんなボールでも1タッチ目『ファーストタッチ』でどれだけ次にプレーしやすい場所にコントロールできるかで、相手ゴールへ向く事ができるか決まります。基本技術の精度の高さがキーになります。

相手ゴールへ向く事ができれば、次のプレーを有利な状態で挑むことができるので、ファーストタッチコントロールの技術向上を目指して、日々の練習に取り組んで欲しいと思います。

 

次に、③『相手ゴールに向けない時は、相手とボールの間に体を入れてボールをキープする』です。

先ほど言ったように、浮いたボール等、コントロールしにくい場面もあります。このような場合は無理に振り向くのではなく、相手とボールの間に体を入れて、ボールをキープして次の展開の起点になるプレーが必要です。

この時に重要なのが、体の向きです。

真後ろ(背中)を向けてキープせず、『半身』になり、更に『腕』を上手く使って相手からボールを遠ざける事が重要です。

手のひらで押してしまうとファールになるので、肘から手首の部分を上手く使って相手を『押さえる』イメージがいいと思います。

 

ここまでが、ボールを受ける時のぷれーです。

次に、ボールを受けた後のプレーについてお話しします。

 

まず、①『積極的にシュートを狙う』です。

攻撃の本質は『ゴールを奪う』事で、そのためにはシュートを積極的に狙う必要があります。

シュートを狙える位置でボールを受けたのであれば、シュートコースがあるなら積極的にシュートを狙いましょう。そうすることで、以降のプレーに効果が出ます。

 

次に、②『相手を抜く(かわす)』です。

ゴールから遠い位置でボールを受けたのであれば、マークに来た相手を1人抜く事で、味方の『数的有利』や相手の『マークのズレ』を生むことができます。

また、ゴール前であれば相手を完全に抜けなくても、かわすだけでシュートコースができます。

このような状況を『個の力』で打開できればチームにとってとても大きな力になります。そのためには、フェイント、スピードの緩急など相手を抜く、かわす技術を練習で色々チャレンジして、自分の得意な形を作りましょう。

 

次に、③『パスして動く(パス&ゴー)』です。

相手に有利な状況でボールを『持たされている』場合は、これもむやみに1vs1を挑むのではなく、味方と協力して相手を突破する選択肢も持ちましょう。その場合、見方にパスした後その場に止まっていては、次の展開に発展しません。パスをしたら次にパスを受けられる、相手が嫌がるスペースを見つけて走る、パス&ゴーで次の有利な展開に持ち込みましょう。

 

これまでの、オン・ザ・ボールでのプレーも、守備の個人戦術をいかにして崩し、自分の有利な状況を作ることに変わりはありません。

 

守備のセオリーを崩すのは、攻撃の個人戦術を理解した中での『イマジネーション』です。

やみくもにプレーしても、それは『わがまま』なプレーになってしまいます。この攻撃の個人戦術を守る、またはいい意味で無視するなど、基本の中で独創的なプレーをおおいに楽しんでもらいたいと思います。

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