言いたい事を言える仲


職場で長く一緒に働く仲間がいます。

ここ数ヶ月、ある機会を境に少し距離を置いていましたが、また最近良く話すようになって来ました。ある機会とは、お互いの考えが合わず少々口論となったことからです。

しかしまた数日前、仕事の話で同じ状況になり、いささか嫌気が差しています。


普通の大人の関係であれば、仕事上考えの主張があり、討論があり、その中でお互いの考えを理解しあう事で口論までは行かない事が多いと思います。良い方向へ向かおうとすることは皆同じで、その過程で少々違った考えは出てきます。


ここで、言いたい事が言える仲(関係)とは、自分の主張だけでなく、相手の考えにも耳を傾けそれを受け入れるという前提の下、成り立つものではないかと考えます。

自分の主張、考えと沿わない相手に対して、「バカ」だの「アホ」だのと言った罵声を簡単に吐き捨てる事が、言いたい事を言える仲ではない事くらい、四十を過ぎたオッサンならもうわきまえる事くらいできないと・・・と思います。


「相手をリスペクトする」

少々大袈裟かもしれませんが、まずは色々な考えを受け入れるために必要なのでは。

意見が食い違っても、お互いの考えを主張し合い、それをお互いが自分の中に受け入れ、「私が正解」「あなたが間違い」と言った感覚ではなく、「そう言った考えもある」上で、どこに違いがあり、どちらの主張が向かうべき方向へいい結果をもたらすのか客観的に捉え、そして納得した上で歩みを揃えることが重要ではないでしょうか?


サッカーにおいても、個人の主張は大切です。

考えは十人十色、行動も十人十色です。

考えの似たもの同士が徒党を組み、それ以外を非難することは主張ではなく中傷です。

お互いが主張し合えると言う事は、お互いを受け入れられるということ、そして何より「親しき仲にも礼儀あり」で、一線を越える罵声を浴びせるほど幼稚なものは無いと思います。


言いたい事を言える仲とは、お互いを理解し合おうという前提があって成り立つもの。

自分の考えを押し付けたり、自分と考えが沿わない者を弾いたりするためのものではありません。


「相手をリスペクトする」

サッカーのみならず、日常の生活においても心掛けるようにしたいですね。


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