俺から見たカディス対バルセロナ
-
ゆーすけ
2021年09月24日 22:03 visibility175
第6節、カディス対バルセロナです。
前節グラナダ相手にバルサの哲学から程遠いサッカーをしてしまったバルサ。
今節はピケを先発に戻し、ミンゲサを右SB、デストを左SBにして最終ラインを組み、中盤にガビ、前線にデミルとルーク・デ・ヨングを起用しました。
前半
バルサはボールを保持しますが、カディスの4-5-1の守備ブロックは崩せず、守備ブロックの外でパスを回すことに終始します。一方カディスはカウンターには行けず、膠着状態が延々と続きます。
なんとそのまま前半は終了。0-0で折り返します。
後半
1分、右サイドからソブリノが仕掛け、一度は阻まれますがこぼれ球を中央のネグレドにパス。ネグレドは左足のアウトサイドでダイレクトシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。
6分、右でメンフィスがキープし、その間にミンゲサがインナーラップからサイドに走りだします。メンフィスはセルジ・ロベルトに落とし、ゴール前へ。セルジ・ロベルトはミンゲサにパス。ミンゲサは中に落とし、走り込んだメンフィスが中に持ち出しシュート。レデツマが右手一本でファインセーブ。
20分、フレンキー・デ・ヨングが2枚目のイエローカードで退場。押し込まれ気味だったカディスが息を吹き返します。
35分、自陣センターサークル付近でリキ・プッチがボールコントロールミス。すかさずエスピノが奪いカディスのカウンター。エスピノはそのままドリブルで持ち上がり、DF
を引き付けて右のサンチェスにスルーパス。しかし、テア・シュテーゲンがそのパスを読んで絶妙な飛び出しを見せ、サンチェスのシュートをブロック。リフレクトしたボールはソブリノのもとへ。ソブリノは慌てて足を出して合わせますが枠の右に外します。
テア・シュテーゲンのビッグセーブで、カディスは絶好機を逃しました。
47分、オープンな展開からカディスのペナルティエリアの手前でニコ、ブスケツ、リキ・プッチがパス交換。その間に右のセルジ・ロベルトが中へ入り込みます。カディスDFはつられて動き、右サイドにスペースが空きます。そこへニコがスルーパス。コウチーニョが受けてクロス。ファーサイドのメンフィスがヘッドで折り返しますが中には合わず。ゴールにヘディングシュートをすれば入ったかもしれませんが、メンフィスの体勢が悪かったです。
48分、カディスのカウンター。右のソブリノが持ち上がりマイナスのクロス。サンチェスがシュートもアラウホがブロック。
同じく48分、自陣左サイドでボールを受けたリキ・プッチが右サイドをオーバーラップしたピケにフィード。ボールを受けたピケはゴールに向かってドリブルし、DF
を引き付けて、自分の裏を回ったメンフィスにラストパス。メンフィスは角度のないところからシュート。わずかに枠の左に外れます。
スコアは動かず0-0の引き分けでした。
気になったプレーヤー
カディス
特になし
バルセロナ
#9メンフィス
10人になってからの体を張ったプレーでバルサにセットプレーと一息つく時間を作る。決定機は3回くらいあったので1回くらい決めたいが、どれも難易度が高かった。
#6リキ・プッチ
ファーストタッチで大ピンチを招くも、その後はチャンスメイクに関わる。クーマンが冷遇しているだけで、相当高いチャンスメイク能力はあると思うのだが・・・
#21フレンキー・デ・ヨング
イエローカードは2枚とも妥当だが、不可抗力で出てしまった感じは否めない。相当運が悪かった。
#17ルーク・デ・ヨング
存在感無し。まだ、パスの出し手と自分が受けたいタイミングが合っていない感じがする。やきもきするが時間をあげたい。
#28ニコ・ゴンザレス
バルサらしい細かなパスをつなげ出でるシーンを見ているともっと起用してほしいと思ってしまう。
#30ガビ
ボールは捌くものの効果的なプレーは少ない。周囲との連携強化がパフォーマンス向上のカギかな。
総括
カディス
守備はそこそこ固い。ただ、攻撃手段がない。グラナダ同様、ボールを奪ってからどう攻めるかが課題です。
バルセロナ
ここまで退屈な試合はライカールト監督以前まで遡らないと記憶にない。改善策としてはフリーランニングができる選手を増やすこと。足元でボールを欲しがる選手が多いこと、パスを出すのが得意な選手が多いことが停滞感につながっている。いまさらながら、「パスが来なくても動き続ける“ブレイスウェイト”の欠場がとても痛いな」と思い始めました。また、10人になってからの4-4-1の守備ブロックを見ると、中盤と最終ラインの距離が遠く、広大なバイタルエリアがありました。チームとしてコンパクトに守る意識がほしい。
- favorite0 visibility175
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件