油断なき首位ターン

2位と勝ち点差8の断トツ首位
リーグ戦14試合不敗記録継続中
リーグ戦では、昨年8月の名古屋戦以来一年近く負けがないホーム
相手は、リーグ戦で負けたことがない大宮


 


 


まさに、心の隙が生まれそうなシチュエーション!


 


 


しかし、油断大敵なのは良く分かっている。
オリヴェイラ監督も先週の練習でしっかりと注意していたし、小笠原、本山をはじめ、選手たちはしっかりと気を引き締めていた。


 


 


そして、良いメンタルコンディションで試合に臨んだことは、すぐにピッチで表れていた。
試合開始直後から、大宮ゴールへ襲いかかる鹿島攻撃陣。


 


CKのこぼれ球に反応した小笠原のボレー
マルキのドリブル突破のこぼれ球を蹴り込んだ興梠のシュート
そのCKに合わせたマルキのヘッド
奪った勢いでペナルティエリア手前まで切り込んできたパクチュホのシュート


 


そして、そのまま流れを切らさず、16分に先制!
最終ラインに下がってボールを受けた野沢が一気に前線へフィード
DFを身体でブロックしながら走り込んだ興梠が落ち着いて中へ折り返し
フリーで走り込んだマルキがなんなくヘディングで押し込みゴール!
川崎戦も2トップの連携で点獲ったし、2トップが好調なのは頼もしいね!


 


その後は、多少ペースが落ちたものの、大宮にあまりチャンスを与えず盤石の試合運びで、1点リードしたまま前半終了。


 


 


そして、後半も立ち上がりから大宮ゴールを攻め立てる。


 


開始直後に左サイドを攻め上がったパクチュホのクロスにフリーの野沢がボレー
新井場から前線に大きく蹴り出したフィードにマルキが抜け出してシュート
セットプレー崩れからのクロスに中央フリーの興梠のヘッド


 


1点リードして、追加点も獲れそうなイイ流れ!
だけど、なかなか突き放して試合を決定づけることができない。
余裕をみせているのか、前線へボールを運んでも、チャレンジせずに後ろにボールを戻すシーンも散見される。
おまけに、水曜のナビスコ川崎戦を意識してか、運動量が落ち気味に。
まさに、落とし穴にハマりそうな怖さを感じる。


 


しかし、そこは断トツの最少失点を誇る鹿島の守備陣。
危ない場面を迎えつつも、ギリギリのところで身体を張りゴールを死守!
J2でゴールを量産した2トップに対し、王者の力を魅せて、シャットアウト!


 


 


 


そのままの流れのまま、82分、83分、84分と終盤に3人を立て続けに交代し、試合を閉めに入る。


 


動きがなく1−0のまま終わるかと思われた、ロスタイム直前の89分。
ようやく試合を決める追加点が生まれる。


 


ハーフウェーライン手前で中田浩二がボールを受けると、目の前の大迫へパス。
中盤でボールを受けた大迫はドリブルでボールを運び、右サイドで張っていたダニーロへ。
ファーストタッチでDFと入れ替わりペナルティエリアに切れ込んだダニーロから、大迫へリターン。
大迫は、落ち着いて右足を振り抜きファーサイドへシュートを流し込む!


 


途中出場の3人が絡んだ見事な追加点!
チーム内の競争がチームのパフォーマンスを向上させ、勝利につながっていく。
ホント、チームが良いサイクルの中にあるって分かるね!


  


ロスタイムに、大宮がバタバタと選手交代をするも、試合は動かず、2−0で勝利☆


 


『満足せず、謙虚さを持って、ひとつひとつの試合に真剣に取り組んで』いるからこその盤石の勝利!
オリヴェイラ監督の言うとおりこれかもこれを続けていかないといけない!


 


でも、監督は当然のこと、選手にも油断がみられないから、大丈夫でしょう!
『4試合勝てていないので反省点はいっぱいある。少しでも気持ちが入らないとその4試合のような試合になってしまう。』と本山のコメント。
現状に満足せずさらなる高みへ。
貪欲に勝利を求め続けるのが鹿島のスタイル!
目の前の試合の勝利に全力を尽くすジーコスピリッツが根付いているのが、嬉しいね!


 


さぁ、これでリーグ戦も折り返し。
史上最高の勝ち点42で折り返しても、タイトルが獲れたわけではない。
謙虚さと貪欲さを持って、次なる勝利を奪い続けないと!


 


前半戦17試合で失った勝ち点は9。
後半戦、前半戦を超える成績を残せば、必ず3連覇は達成できる!
リードを守るのではなく、さらにリードを広げるぐらいの気持ちで、リーグタイトルを奪いにいくぞ!!!


  


【PICK UP PLAYERS】
☆興梠慎三☆
強さ、スピード、ゴール前での冷静な判断力が光ったパフォーマンスで先制点をアシスト☆積極的にゴールを狙い続け、好調ぶりを随所にうかがわせるハイパフォーマンスを魅せていた。後半に足を痛め、パフォーマンスが落ちたところで、大迫と交代。大迫からの刺激も受け、さらに活躍が続きそうな予感!


  


☆マルキーニョス☆
興梠の折り返しを落ち着いてヘッドで押し込み、先制点をマーク☆豊富な運動量、テクニカルなドリブル、積極的なシュートと好調ぶりを感じさせるパフォーマンス!興梠との連携の高さも感じさせ、2トップの勢いは止められない!


 


☆大迫勇也☆
ロスタイム直前に勝利を確定させる追加点。4月12日のFC東京戦以来3箇月ぶりのリーグ戦2得点目で、ようやくのリーグ戦ホーム初ゴール☆シュートに持ち込むまでの形、落ち着いてたたき込んだシュートと、ストライカーらしいゴールセンスを感じさせる見事なプレーだった。これからも、努力を続けて、ゴールを奪い獲っていってほしい!


 


☆伊野波雅彦☆
集中した守備で決定的なピンチを防ぐビックプレーを魅せていた。高さの藤田、スピードの石原とタイプの違う2トップにも冷静に対処し、無失点勝利に貢献。また、正確なロングフィードに加えて、豊富な運動量も魅せ、何度か前線まで駆け上がっては、チャンスに絡んでいた。試合の流れを的確に読んだハイパフォーマンスは風格たっぷりの堂々たるものだった。


 


☆新井場徹☆
出場停止の内田篤人に替わって、久しぶりの先発出場。本来の左サイドとは逆の右サイドでやりにくそうにしていた感も多少あったが、サイドチェンジのパスや、ロングフィード、ダイナミックなオーバーラップなど、持ち味を魅せ、控えに回っていても腐らず準備を続けていたことが判る安定したパフォーマンスを示した。サイドバックが一枚欠けると途端に苦しくなった昨季と違って充実したチーム状態を示す頼れる存在。

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