PKでも勝ちは勝ち

『勝ちは勝ち、PKだろうと勝つと負けるのでは全然違う。』
とは、試合後の小笠原のコメント。

まさに、そのとおりだよね。
そりゃ、内容でも圧倒して快勝できれば言うことないけど。
主力を欠いてもガンバ相手にキレイに勝つのは難しいでしょ。

PK戦の末の勝利だろうが、
鹿島の得点がPKによる一点のみだろうが、
勝つことはやっぱり大切だし、凄い嬉しい☆
ましてや、今季の初タイトルを得た訳だから!

『勝つか負けるかというのは選手に精神的な影響が出ます。勝つということは、鎮痛剤のような効果があり、多少なり痛みや苦しかったことを忘れるために良い影響があります。次の試合へむけて、選手たちの良いモチベーションや姿勢につながると思います。』
と、オリヴェイラ監督もコメントしているしね。


主将や、監督のコメントに表れているように勝利にこだわるのが鹿島!
その勝者のメンタリティが脈々と受け継がれているからこそ、勝利を、タイトルをもぎ獲ることができる。
そして、監督が言うように得た勝利が次の勝利へとつながって、勝利の連鎖を引き起こす。
ACL、ゼロックスと徐々に内容も上がってきていると思うし、これを開幕戦につなげていけば良いでしょ。

たしかに、試合中の厳しいPKの判定に助けられた面もあるかもしれない。
でも、ゼロックスってシーズンのジャッジの基準を示すものでもあるから。
そう言うことだって起こりえるのは、分かっていたことだし。
現に、鹿島だって、2年前にその被害にあっていたからね。。
(そのときは、それ以前のジャッジのひどさがあった気がするが。。。)


それに、内容としても、勝利に値する試合をしていたと思う。
後半、セカンドボールが拾えずにガンバに押し込まれる苦しい展開もあったけど、青木を投入して、盛り返したし。
チーム全体として我慢するところは我慢できていたし、チームとしての勝つために試合の流れをつかむ力、采配力が光っていた!

前半終了間際に、ミスが続いて流れを悪くし、失点してしまったのは、ちょっといただけなかったけどね。
失点自体は、シュートが小笠原の頭に当たって絶妙なコースに飛んでしまったアンラッキーなモノではあったけど。
最後まで集中力を保って戦うことなど、課題はこれから修正していけばイイかな。

試合全体として、ガンバと一進一退の戦いを繰り広げていた感じではあった。
けど、オリヴェイラ監督がコメントしていたように、決定機は鹿島の方が多かったでしょ。


興梠が左サイドをえぐった折り返しにマルキーニョスが飛び込んできた場面とか、
(合えば一点ものだったが、惜しくもあと一歩合わず)

マルキーニョスが右サイドから送ったクロスに興梠が飛び込んだ場面とか、
(シュートは、ゴール右に外れる。枠内に入っていても、GKがニアに詰めていたし、コースが厳しかったかも)

野沢の右からのクロスに興梠が飛び込んだヘッドとか、
(フリーで合わせたが、かぶり気味になり、ゴール上へ外れる)

野沢のFKにゴール前体制を低くした岩政がそらしたヘッドとか、
(決まったかと思ったが、惜しくもGK藤ヶ谷に弾き出される)

小笠原の右サイドからのクロスへ、ファーサイドへ興梠が詰めた場面とか、
(押し込めばゴールの場面だったが、興梠が合わせる直前でDFにカットされる)

遠藤の右サイドからのロビングパスに、ゴール前へ抜け出したマルキーニョスのオーバーヘッドとか、
(フリーで立ちはだかるのはGKのみ。しかし、難易度の高いシュートはゴール上へ)

右サイド突破したマルキーニョスのシュートとか、
(一番惜しいチャンス!?無情にもバーに弾かれる)

遠藤からの横パスに華麗なトラップ&ターンでDFをかわした野沢のシュートとか、
(フリーでゴール前右に抜け出したが、シュートはゴール上へ。シュートまでのプレーは素晴らしかったが、肝心のシュートが、、、)

どれか一つでも決まっていれば、開幕直前の華試合を、もっと良い形で飾れたんだけどね。


でも、PK戦勝利も十分に価値のあること。
鹿島にとっては、PK戦勝利は久しぶりだし。
一昨年のゼロックス広島戦、昨年のACLラウンド16FCソウル戦と、PK戦で涙をしているから。
その意味では、ここでPK戦を経験したこと、そして勝利したことは、今後の戦いへの自信にでしょ!
またACLとかでPK戦になっても、5人全員決めて勝利したこの記憶が良い影響を与えてくれるハズ。


さぁ、次はいよいよリーグの開幕戦。
4連覇への道は険しいものだろう。
でも、貪欲に勝利を、タイトルを目指して戦い続けるのが、鹿島のスタイル。
強い気持ちを持って、戦い続けていくぞ!
リーグ王者の座は、だれにも渡さない!!!
最後に勝つのは今季も鹿島だ!!!!


【PICK UP PLAYERS】
☆マルキーニョス☆
落ち着いたシュートで、先制PKをきっちり決める。また、PK戦5人目で勝利を決めるシュートもきっちり。バーに阻まれた惜しいシュートも放つなど、ガンバゴールを脅かし続けた。今季もストライカーとして役割を果たしてくれそう。アグレッシブなチェイシングも健在で、献身的なパフォーマンスは相変わらず。

☆小笠原満男☆
代表では、その能力を存分に発揮できたとは言い難いが、鹿島では、相変わらずの存在感を魅せる。キックの精度、展開力、ラストパスのアイディアと、鹿島の中心として攻撃のタクトを振るっていた。また、ケガ明けの昨季よりもフィジカルコンディションは良さそうで、力強さは増している感じ。コンディションが上がるにつれ、さらに圧倒的なボールキープ力、ボール奪取力を示してくれそう。

☆岩政大樹☆
力強い守備で存在感。失点は、オウンゴール的なアンラッキーなものでやむを得ない。それ以外のピンチの場面は限られていた。代表では使われなくとも、鹿島の守備の要は健在。
なお、PK戦登場でざわついてしまいスミマセン。でもそのハートの強さは信じていたよ!

☆遠藤康☆
今後に凄い期待を抱かせるハイパフォーマンスを披露。右サイドでボールを持つとスルスルと中央へドリブル突破を図り、積極果敢にゴールを狙っていっていた。シュートの勢いはもっと欲しかったが、そのアグレッシブな姿勢は素晴らしい。マルキーニョスのオーバーヘッドや、野沢のシュートへつながったパスなど、周囲との連携も磨かれつつある。今季は、ついにその才能がブレイクするのか!本山不在のチャンスを大いに生かして、大躍進を図ってほしい!

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