
ベストでなくとも完勝
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七ツマル
2010年03月08日 02:19 visibility57
いよいよ2010シーズンの開幕!
だけど、自分としては、例年とは違う感じが。
既にACL、ゼロックスと公式戦2試合こなしているからか!?
過去の開幕戦のような昂揚感、緊張感がイマイチ欠けていたような。。。
選手も同じ感じだったのか!?
ちょっとピリッとしない感じが。。。
最初のセットプレーから危なかったし。
後半途中から足が止まって押し込まれる展開に。
心身ともに、この試合には標準合わせていないのか!?
まさか、火曜のアウェー全北現代戦を気にしすぎた訳でもあるまいし。
そんな必ずしもベストと言えるような状態だったからこそ、先制点が大きかった。
試合開始5分、意外とあっさり先制!
クリアボールを拾った小笠原が左サイドでボールを持ち替えながらコースを創り、ゴール前へクロス。
ニアサイドへ走り込んだ興梠が目一杯足を伸ばしてゴールへ押し込む。
2人のイメージが共有され、ピンポイントで合わせた鮮やかな先制点!
まさに電光石火の素晴らしいゴールだった☆
今季も先制すれば、鹿島の勝ちパターン!
落ち着いた試合運びで成熟したサッカーを見せ付ける。
バランスを崩すことなく浦和の攻撃にきっちり対処。
攻撃でも、相手の隙をうかがいつつ、浦和ゴールに迫る。
野沢がGKと1対1になったチャンスや、バーに阻まれたマルキーニョスの2本のシュートなど、非常に惜しいチャンスを創る。
が、追加点がなかなか生まれない。
早い段階で突き放すことができたなら、もっと楽に試合を運べたのに。
後半途中からの押し込まれた展開では、セカンドボールも拾えず苦しい状態。
ここで青木を投入して、中盤を強化するかと思いきや、交代は無し。
メンバーを変えずに、浦和の攻撃をしのいでいく。
確かにボールを回されているが、対処しきれないような攻撃ではない。
エスクデロの突破は要注意だが、これまであったような強烈な個から生み出される一発の怖さが消えている。
想定の範囲内の攻撃なので、引いてしっかりブロックすれば対処可能。
ミドルシュートなどピンチもあったが、そこは安定したセービングを魅せる守護神曽ヶ端がゴールを死守。
そんな状態で浦和がバランスを崩して、攻めかかってきたところに遠藤投入。
フレッシュな運動量と、積極果敢な攻撃で、流れを変える。
そして遠藤から待望の追加点が生み出される。
86分、新井場が相手の隙を突く素早いスローインを送り込む。
そのスローインに反応し走りこんだ遠藤が、ゴール前にクロスを送り込む。
ボールはDFの頭の上を越え、ゴール前で待ち構えていたマルキーニョスの頭にピタリ。
フリーのマルキーニョスが冷静にヘディングシュートをゴールに送り込み、追加点!
鹿島らしい試合巧者ぶりが発揮されたゴールで試合を決定づけた。
その後、意気消沈した浦和を相手に、貪欲にゴールに襲いかかり、立て続けにチャンスを創るのも鹿島らしい。
惜しくもダメ押し点を奪うことはできなかったが、十分に快勝と言える2−0での勝利!
決して100%の出来と言える状態ではなくても、順当に勝利することができる。
正直、鹿島って強いクラブだなぁって、思っちゃいました♪
チームの成熟ぶりを魅せながらも、若手の台頭も魅せ、伸びしろ、期待感を示す!
この試合でも、交代枠を青木に使うのではなく、遠藤、ジウトン、大迫に使ったわけだから。
目先の勝利だけでなく、先を見越した投資的な意味の交代でもあるんだと思う。
今後、遠藤を始めとした若手がブレイクを果たし、フェリペ、ジウトン、イジョンスといった新戦力が真価を発揮しだしたら、どうなるのか!?
今季の鹿島の『EVOLUCAO〜新化〜』が楽しみだね♪
ベストパフォーマンスは、とんでもないことになりそう。
ACL、4連覇も含め、全冠制覇を目指すのだから、より強くなっていかないと!
さぁ、2010シーズンも良いスタートを切った。
今季も熱く激しく全力で応援していく!
目の前の勝利、タイトルに全力を尽くす!!
鹿島の魂を胸に、今季もタイトルを奪い獲るぞ!!!
【PICK UP PLAYERS】
☆興梠慎三☆
チームを勝利へ導く大きな先制点☆昨季の最終戦に引き続き、重要な場面で仕事ができるようになったことを示した。
小笠原とのイメージの共有。DFのマークを振り切ったニアへの猛烈なダッシュ。足を伸ばしてクロスに合わせたシュート。先制点を奪い獲ったパフォーマンスは素晴らしかった。
ただ、後半からは運動量も落ち、パフォーマンスも劣化。ゴール前のチャンスに合わせきれない場面も目立った。交代が必要かと思われたが、大迫はマルキとの交代となり、90分フル出場。大迫投入後は、意識も入れ替えたのか、プレーも変わってきていた。
パフォーマンス、意識を90分高く保てるかが、今後の成長のカギか!?真のエースストライカーとなるために、さらなる成長を期待したい。
☆小笠原満男☆
先制点のクロスは流石の一言。興梠とイメージを共有し、ピンポイントでクロスを送り込んだ。
守備でも流石の強さを魅せ、攻守ともに存在感を示すパフォーマンス。ケガ明けの昨季とは違い、格段にフィジカルコンディションが上がっている様子であった。
今季は、リーグMVPを獲った昨季以上のパフォーマンスが期待できると思う。
☆マルキーニョス☆
待望の追加点で、勝利を決定づけた!有効にゴールを決められるポジションと見定めた、ペナルティエリアとPKスポットの間あたりで待ち構え、遠藤のクロスにフリーで冷静に頭で流し込んで、3年連続の開幕ゴール。
他にもバーに当てたシュートが2本あるなど、チーム最多の7本のシュートを撃ち、積極的にゴールを狙い続けた。
守備での貢献度も相変わらず。衰え知らずの運動量で、前線からのチェイシングも健在。
☆遠藤康☆
祝!プロ初アシスト☆絶妙なクロスで、追加点を導き出した!
スローインにいち早く反応して、左サイド深い位置から、絶妙なピンポイントクロス!DFの頭を越えて、ペナルティエリアとPKスポットの間あたりで待ち構えたマルキーニョスの頭へピタリ!持っている技術の高さをいかんなく発揮したプレーであった。
アシストの場面以外にも、積極果敢なドリブル突破からのシュートや、正確なパスでチャンスを演出。守備でも、しっかり走って、ボール奪取に貢献していた。
素早い攻守の切り替えの意識も含め、鹿島のサッカーの中で使える選手になってきている。さらに、自身と実績を積み重ねて、相手に恐れられる存在になってほしい。今の調子なら、プロ初ゴール、そしてブレイクを果たすのも間近に思える。
最後に、マルキーニョスからの言葉を、『鹿島に来てから彼の成長を見ている。試合の中で自信も付けて、しっかりと自分のプレーを見せられていると思う。しっかりとした技術を持っているし、あとは自信を持って落ち着いてやること。今の姿勢を続けてピッチに入ることが重要。謙虚さを失ってはいけない。』
☆曽ヶ端準☆
安定感あるパフォーマンスで無失点勝利に大きく貢献。ミドルシュートなど、何本かあった危険なピンチを堅実なセービングで防ぎきった。
フィードでは、ミスする場面もあったが、強風でスリッピーなピッチコンディションであることを考えれば、多少はやむを得ないか。
安定感抜群の頼れる守護神は今季も健在。鹿島の堅い守備の最後の砦として、ゴールをより堅牢に守り抜いてくれるだろう。
★ボールボーイ(アントラーズジュニアユース)★
新井場も絶賛。素早いリスタートも、それを察して新井場にすぐボールを渡したからこそ。
ボールボーイも試合を構成している一員。昨季の名古屋戦で、ボールボーイがもたもたして、試合の流れを中断させ、その直後に失点したことも思い出される。ジュニアユースの選手がボールボーイをして、こういった貢献をしてくれるのはうれしいね。
★秋川雅史★
素晴らしい歌声で、国歌独唱。開幕戦を盛り上げた。
『これまで僕が国歌を歌うと日本代表の試合でも負けたことがないし、プロ野球の巨人も優勝しました。僕のパワーで今シーズンの鹿島が勝ち続けられるようになればいいなと思います』との、コメントも素晴らしい。
秋川氏のパワーをいただいて、今季もタイトルを積み重ねるぞ!
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