原チャ

大学に入学してからの僕の移動手段はもっぱら原チャです。
　
　　キャンパスが山の上にあったということで、通学には欠かせない原チャ。

　　京都に引越してからは、寺をめぐるために欠かせなかった原チャ。

　　武勇伝とはならないけれども、長い距離を乗って旅したときはなんともいえん気持ちになったものです。

　京都〜滋賀（比叡山越え）

　京都から今の家（意外と近く1時間でいける）

　しかしながらハウエバー。

　会社へは電車通勤です。人生初めての電車ライフ。

　ほんとは原付でいけるくらいのとこに引越したかったけれども、

　オンとオフの切り替えや、「終電がないので〜」といういいわけを使うためにもええのかと。

　最寄り駅はその駅発の電車がちらほらあり、座れてしまうというのもまあまあメリット。

　じゃが、まだ住み慣れておらんので、駅から家までの6分がすんごく長く感じる。（信号なし）

　

　そして、原チャの影も薄くなった。

　パソコンとプリンタを無理やり詰め込み運んだこともあった。

　今日は布団の下にしくマットを無理やり詰め込んで運んだ。

　でも、この原チャとの別れはまだまだ先である。


　なぜなら、もう一台の愛車「赤ゴジラ」こと、折りたたみ自転車が機能しなくなったからである。


　大学の思い出を語るとき、いつも原チャがそばにいてくれたことに気づく。

　彼女がいない期間も、原チャはオレをデートに連れてってくれ、

　大きな声で歌を歌いながら運転しても文句は言わなかった。

　冬場はときどき機嫌が悪くなるけど、

　ボタンひとつでオレに元気をくれる。

　
　これから貴重さを増していくであろう土日に、予定が入らないときがあっても、

　オレには原チャがいてくれるのである。