田上Day
-
HiRO
2006年07月29日 12:56 visibility56
Marines 3 - 6 Hawks
帽子のツバが今日から黄色。なんか違和感はあるけど、きっとそのうち慣れるんやろうな。
1999年もそうだった。
王監督の発案でツバを黒からダイエーのコーポレートカラーのオレンジに変えたこの年、待望の10年越しの初優勝。その意味では験がいい。選手会の意図もそこにあったようだ。
でも、敢えて自分は一切触れなかったのだが、鷹の祭典の3日間限定のユニフォームにはソフトバンクのテストマーケティング的な意味合いがあったのではないかと疑っている。
ソフトバンクは球団買収時、大きくイメージを変えることなく、福岡のファンに配慮してくれた。だが、企業としてはコーポレートカラーをもっと前面に押し出すことを考えてもおかしくない。そのための試み。
Giantsが、第1次原政権の際にキャンプ限定のセカンドユニフォームを採用。それが第2次原政権において、ビジターとして採用された。
いきなり変えると、おそらくファンに抵抗感がある。そのため、反応を伺う意味合いもあり、見慣れさせてしまう効果も意図しながら。
帽子のツバだけなら験の良さもあって我慢する。
が、敢えて書かなかったのだが、あの黄色のユニフォームは勘弁だ。
まるでマスターズリーグみたい。あれはどっからどう見てもカッコ悪い。3日間限定なら、と思って何も書かなかったけれど、それだけはハッキリさせておこう(笑)
オールスター明けの開幕を担うのは新垣渚。
対するMarines先発は清水直行。
その2人とも立ち上がりが悪かった。
だが、渚がコントロールが悪いなりに何とか抑えたのに対し、清水直はズレータの犠牲フライで1点先制を許す。
違ったのはこの後。いつまで経っても安定しない渚と、2回以降、ピシャリと立ち直った清水直。
渚は生命線のスライダーでストライクが取れない。3回にはスライダーがとんでもなくすっぽ抜け、里崎のメットに。あまりのへなちょこ球に危険球にならず。
とにかく頼れるのはストレートのみ。150km/hの直球の威力だけを頼りに毎回ランナーを出しながらも何とか凌いでいく。
5回に、ようやく3者凡退。
するとその裏。辻がデッドボールで出塁し、稲嶺が初球でそれを送る。こういう簡単に送りバントが決めるのは観ていても気持ちがいい。続く山崎が四球を選んで、1死1、2塁となったところで、大村がセカンド堀の正面へのライナー性の打球。ワンバンか、突っ込んでダイレクトか、どちらにせよゲッツーのとれる打球。どちらでとるか悩んでしまったのか、なんとこれをトンネル。
ノーヒットで1死満塁。その後、宗を打ちとり、2死満塁とするものの、清水は、本来大村でチェンジだったという妙な精神状態を引きずってしまったのか、田上の初球、魅入られたような甘いストレート。
ここはボール球から入ってもいい場面。ストライクを獲りにいくなら変化球だろう。
王監督から送られてきたFAXのフェルナンデスをいつも見てイメージしているという田上は、その甘いストレートを見逃さず上手く絞って打ち右中間突破。走者一掃の3点タイムリー2ベース!
その直後の6回、渚が2死で四球によるランナー2人をため2点を失うが、まあ、5安打5四死球という内容でよく2失点で済んでいるもの。生命線のスライダーが決まらず、そのうち自ら緊張感を切らして滅多打ちを喰らう渚を何度も観ているだけに、渚も成長したもんだと感心。
3点をとり、突き放したかに思えた直後、2点を失い2点差まで迫られた展開のなか、このゲームの流れを絶対的にしたのが、7回表を3者連続三振に斬ってとった篠原!
すると、その裏。2死で四球のランナー2人を置いて、田上。追い込まれながらも、これも魅入られたように真ん中に入ってきた甘いストレートを、5回のリプレイかと思えるような右中間突破の2点タイムリー2ベース。
なんと、この日3番に入った田上は5打点!
吉武が、8回に里崎にソロHRを許すものの、9回には馬原が3者連続三振でピシャリ。
終わってみれば、田上、渚に馬原といった九共大出身選手の活躍で、先ずはMarinesに先勝。
松中の不在を感じさせない田上の大活躍。
田上、Hawksに来て良かったよな。
田上は渚の1つ上、馬原の2つ上にあたり、マスクを被って彼らの球を受けていた。
Dragonsでは4番候補にも挙げられていたが、自由契約。それが城島が抜けたため、捕手を必要としたHawksにテスト入団。
かといって、2軍でも僅か1安打と結果を残していたわけではなく、西山の1軍昇格の際、バッテリーで、ということでラッキーな1軍昇格。
その頃、1軍では若手にチャンスを与えるも、なかなか目が出ずにいたなか、1軍昇格と同時に非凡なバッティングセンスを魅せ、西山ではなく田上が1軍に定着した。その田上をスパッと3番に起用するベンチも素晴らしいが、Hawksに来る際に、何か、いい運がついて来たのではないだろうか。
その田上は、Hawksというチーム環境の良さを挙げている。
環境が人を変える。田上は今季の開花の要因として「ホークス」のチームを挙げる。九共大時代には01年秋にシーズン最多記録の9本塁打を放ち、プロ入り後も中日で03年に2軍の本塁打王を獲得。潜在能力はある。中日でも一時は4番候補に期待されたが、芽が出なかった。「チームの雰囲気が根本的に違います。先輩とかもみんなが話しかけてくれて、コミュニケーションを取ってくれる」。6月1日の横浜戦(横浜)でプロ初本塁打を放った。そのホームランボールは左翼手の松中がファンに掛け合い、戻してくれた。「本当にやりやすいチームです」。田上の言葉には実感がこもっていた。
なんかね、こういうところも含めて、王さんの育てたHawksというチームは本当に素晴らしいよね。チームの熱さ、一体感...こんなプロ野球チームはそうそうない。王さん、息子達は頑張っとるよ!
帽子のツバが今日から黄色。なんか違和感はあるけど、きっとそのうち慣れるんやろうな。
1999年もそうだった。
王監督の発案でツバを黒からダイエーのコーポレートカラーのオレンジに変えたこの年、待望の10年越しの初優勝。その意味では験がいい。選手会の意図もそこにあったようだ。
でも、敢えて自分は一切触れなかったのだが、鷹の祭典の3日間限定のユニフォームにはソフトバンクのテストマーケティング的な意味合いがあったのではないかと疑っている。
ソフトバンクは球団買収時、大きくイメージを変えることなく、福岡のファンに配慮してくれた。だが、企業としてはコーポレートカラーをもっと前面に押し出すことを考えてもおかしくない。そのための試み。
Giantsが、第1次原政権の際にキャンプ限定のセカンドユニフォームを採用。それが第2次原政権において、ビジターとして採用された。
いきなり変えると、おそらくファンに抵抗感がある。そのため、反応を伺う意味合いもあり、見慣れさせてしまう効果も意図しながら。
帽子のツバだけなら験の良さもあって我慢する。
が、敢えて書かなかったのだが、あの黄色のユニフォームは勘弁だ。
まるでマスターズリーグみたい。あれはどっからどう見てもカッコ悪い。3日間限定なら、と思って何も書かなかったけれど、それだけはハッキリさせておこう(笑)
オールスター明けの開幕を担うのは新垣渚。
対するMarines先発は清水直行。
その2人とも立ち上がりが悪かった。
だが、渚がコントロールが悪いなりに何とか抑えたのに対し、清水直はズレータの犠牲フライで1点先制を許す。
違ったのはこの後。いつまで経っても安定しない渚と、2回以降、ピシャリと立ち直った清水直。
渚は生命線のスライダーでストライクが取れない。3回にはスライダーがとんでもなくすっぽ抜け、里崎のメットに。あまりのへなちょこ球に危険球にならず。
とにかく頼れるのはストレートのみ。150km/hの直球の威力だけを頼りに毎回ランナーを出しながらも何とか凌いでいく。
5回に、ようやく3者凡退。
するとその裏。辻がデッドボールで出塁し、稲嶺が初球でそれを送る。こういう簡単に送りバントが決めるのは観ていても気持ちがいい。続く山崎が四球を選んで、1死1、2塁となったところで、大村がセカンド堀の正面へのライナー性の打球。ワンバンか、突っ込んでダイレクトか、どちらにせよゲッツーのとれる打球。どちらでとるか悩んでしまったのか、なんとこれをトンネル。
ノーヒットで1死満塁。その後、宗を打ちとり、2死満塁とするものの、清水は、本来大村でチェンジだったという妙な精神状態を引きずってしまったのか、田上の初球、魅入られたような甘いストレート。
ここはボール球から入ってもいい場面。ストライクを獲りにいくなら変化球だろう。
王監督から送られてきたFAXのフェルナンデスをいつも見てイメージしているという田上は、その甘いストレートを見逃さず上手く絞って打ち右中間突破。走者一掃の3点タイムリー2ベース!
その直後の6回、渚が2死で四球によるランナー2人をため2点を失うが、まあ、5安打5四死球という内容でよく2失点で済んでいるもの。生命線のスライダーが決まらず、そのうち自ら緊張感を切らして滅多打ちを喰らう渚を何度も観ているだけに、渚も成長したもんだと感心。
3点をとり、突き放したかに思えた直後、2点を失い2点差まで迫られた展開のなか、このゲームの流れを絶対的にしたのが、7回表を3者連続三振に斬ってとった篠原!
すると、その裏。2死で四球のランナー2人を置いて、田上。追い込まれながらも、これも魅入られたように真ん中に入ってきた甘いストレートを、5回のリプレイかと思えるような右中間突破の2点タイムリー2ベース。
なんと、この日3番に入った田上は5打点!
吉武が、8回に里崎にソロHRを許すものの、9回には馬原が3者連続三振でピシャリ。
終わってみれば、田上、渚に馬原といった九共大出身選手の活躍で、先ずはMarinesに先勝。
松中の不在を感じさせない田上の大活躍。
田上、Hawksに来て良かったよな。
田上は渚の1つ上、馬原の2つ上にあたり、マスクを被って彼らの球を受けていた。
Dragonsでは4番候補にも挙げられていたが、自由契約。それが城島が抜けたため、捕手を必要としたHawksにテスト入団。
かといって、2軍でも僅か1安打と結果を残していたわけではなく、西山の1軍昇格の際、バッテリーで、ということでラッキーな1軍昇格。
その頃、1軍では若手にチャンスを与えるも、なかなか目が出ずにいたなか、1軍昇格と同時に非凡なバッティングセンスを魅せ、西山ではなく田上が1軍に定着した。その田上をスパッと3番に起用するベンチも素晴らしいが、Hawksに来る際に、何か、いい運がついて来たのではないだろうか。
その田上は、Hawksというチーム環境の良さを挙げている。
環境が人を変える。田上は今季の開花の要因として「ホークス」のチームを挙げる。九共大時代には01年秋にシーズン最多記録の9本塁打を放ち、プロ入り後も中日で03年に2軍の本塁打王を獲得。潜在能力はある。中日でも一時は4番候補に期待されたが、芽が出なかった。「チームの雰囲気が根本的に違います。先輩とかもみんなが話しかけてくれて、コミュニケーションを取ってくれる」。6月1日の横浜戦(横浜)でプロ初本塁打を放った。そのホームランボールは左翼手の松中がファンに掛け合い、戻してくれた。「本当にやりやすいチームです」。田上の言葉には実感がこもっていた。
なんかね、こういうところも含めて、王さんの育てたHawksというチームは本当に素晴らしいよね。チームの熱さ、一体感...こんなプロ野球チームはそうそうない。王さん、息子達は頑張っとるよ!
- favorite2 visibility56
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件