呪縛からの解放!信彦男泣き!
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HiRO
2006年10月11日 04:31 visibility51
Hawks 11 - 3 Lions
負ければ後がない。
確かにそうなのだが、なんだかこの感覚は新鮮だ。
待つ立場だった昨年までは味わったことのない、この新鮮さ。そりゃ、こんな戦いを勝ち抜くほうが勢いもつこうというもの。
幸い、昨日は負けたとはいえ、どっちにどう転んでもおかしくない、ある意味、割り切れる試合。シーズン終盤に沈んでいた打線にも復調の兆しが見えた。
そして、今日は現地観戦。
試合前に、YOKOHAMA☆LINERさんと初対面。
わざわざ席まで来ていただいてありがとうございます!
とても礼儀正しい方で、お好み焼きを頬張りばがらの初対面、恐縮です(苦笑)
いつもは、普通に黒のビジターユニか、白のホームユニなのだが、今日は験を担いで2003年日本シリーズのGoldenHawksユニを着込む。その下も2003年のパ・リーグ優勝記念Tシャツ。
それにしても、バックネット裏以外はビッシリ。この風景を見るのも嬉しい。
初回、この日3番に入る中島の先制HR。俄然、活気づく1塁側スタンド。
この日の和田は、テンポが悪い。表情もちょっといつもと違う。負ければ後がない重圧か。2回、3回といずれも先頭打者を塁に出す苦しいピッチング。
4回表。先頭の宗がセンター前へ。続く大村はバントの構え。その初球。松永の投球が大村の顔面付近へ。もんどり打って倒れ込み辛うじて避けた大村。松永を猛烈に睨み付ける。その熱くなった大村に歩み寄り森脇監督代行が二言三言。
大村はプッシュ気味のバント。松永が後ろに追い辛うじて追いつくも1塁カバーがいない。大村との競争。1塁はセーフ。
大道の右中間へのフライで2塁の宗が3塁へタッチアップ。1死1、3塁のチャンスに信彦は力んだか、緩いカーブを高く打ち上げ2フライ。2死1、3塁。続く、ズレータは四球を選び、2死満塁。
マウンドの松永は、明らかに大村の打席から動揺している。しかも、1、3塁から満塁となっても投げ急いでいる。伊東監督曰く「この大舞台でも関係ない。奇策ではなく最善の策。」という松永の先発起用だが、若さが出た。
カブレラの押し出しを与え同点。なおを2死満塁。
打席には仲澤。その2球目。外のストレート。ライナー性の打球が右中間を割る。走者一掃、逆転のタイムリー2ベース!
今季、1軍起用されてもなかなか結果の出なかった仲澤。ブログ上でもその起用に批判の声が多かったが、自分が見るに、運悪く野手の正面をついたりということが多かっただけで、若手野手のなかでは一番バットで捉えるのが上手い、一番打てそうな気がする、という印象だった。
それが、この大一番で開花。これは嬉しい。
和田は、その裏を、初の3者凡退に斬ってとり、3点のリードを背に乗っていくかと思えたが、5回裏。先頭の細川にレフト前ヒットを許し、1死となってから佐藤友亮。変化球が決まらずワンバウンドを連発する和田。山崎も良く止めている。ストレートでしかストライクが取れなくなり、佐藤にはそのストレートをレフト前へ運ばれ、1死1、2塁となって、続く片岡にライト線を抜ける2ベース。2塁ランナーが還って2点差。なおも、1死2、3塁。
ここで、Hawksベンチが動く。和田を諦め、柳瀬だ!
シーズン終盤、継投が後手後手に回ることが多かったが、ここはいい判断。
この柳瀬が、中島にはライトへの犠牲フライを許すも、カブレラを相手に堂々の攻めの投球。145Km/hのストレートで空振り三振!
1点差と詰め寄られた直後の、6回表のHawksの攻撃。5回からマウンドにはギッセル。先頭大村が1、2塁間を抜けるヒットで出塁し、大道が送って、1死2塁。
さ、信彦だ。今日はここまで2打席凡退。
Lionsのマウンドには左のワンポイント星野智樹。
その初球が逆球となり、細川が後逸、大村は3塁へ。信彦は3球目の甘いボールをセンター前ヒット!大村ゆっくりホームイン。
遂に信彦にタイムリー!
1点差となり追加点が欲しい場面での4番の仕事!
ファンもベンチも空気が変わる。プレーオフの呪縛が解けた瞬間。
そして、その流れを柳瀬が確かなものにする。仲澤に代わって2塁に入った本多の好プレーにも助けられ、6回、7回をパーフェクト。2回2/3で無安打4三振の好救援。8回以降は後ろは計算が出来る。
8回表、マウンドには三井。
1死となって大道がフルカウントから四球を選ぶ。この日は、3番大道が繋ぎ役としていい仕事をしている。代走に稲嶺誉。打席には信彦だ。
その3球目。アウトハイのストレートを振り抜くと、打球が3塁線を抜ける。稲嶺が迷いなく3塁を廻る。本塁への返球が逸れ、1塁から一気に生還!
この2ベースで信彦の2本目のタイムリー!
点差も3と拡がり、より流れが強固なものに。
守備につく際の信彦への声援がもの凄い。
8回裏には藤岡。中島にヒットを許すもカブレラを三振、和田をライトフライに打ちとる好投。
9回表、1死1塁で宗への2球目、右肩口への死球!
球場を包む黄色い悲鳴。
7回にも宗の顔面近くへのボールがあった。それでも直後に迷わず踏み込んで2ベースを放ったのだが...
昨日からホント、死球が多いね。
いったんベンチに下がり、元気に出てくる宗。ホッ。
大村がセンターフライに倒れ、2死1、2塁となって、代打に田上となったところで三井から石井貴にスイッチ。
その初球、インハイへの厳しいボールをバットを折りながらレフト前へ。2塁から山崎が還り1点追加!
なおも、2死1、3塁で、また信彦へまわる。
その2球目、高めのストレートを振り抜くと、打球がバックスクリーン右手の観客席へ吸い込まれていく。
遂に出たっ!
信彦の3ラン!!
湧き上がる3塁側ベンチとスタンド!
続くズレータもバックスクリーンへ!
松中、ズレータの連続弾!!!
この土壇場に来て、Lionsの中継ぎ陣を粉砕し、遂に打線が覚醒。
9回裏を待たずにゾロゾロと帰り出す1塁側スタンド。
その裏を馬原がキッチリ3人で締めてゲームセット。
主砲の大爆発に、ズレータにも1発。大村もいい感じで、仲澤、柳瀬、藤岡、田上といった新戦力もこの大一番で活躍。
お立ち台は、パーフェクトリリーフで勝利を確かなものにした柳瀬、そして...もちろん、信彦だ!
2年にわたるプレーオフからの呪縛。過去2年、プレーオフで35打数3安打、打率.086。散々、この数字を上げられ、キーポイントと言われ続けた信彦が、3安打1HR5打点の爆発。
その3ランについて聞かれ、「本当にファンの皆さんにはものすごく......」。
言葉に詰まる信彦...
泣くな、信彦!
まだ明日があるんやぞ!
こっちまで号泣してしまうやんか!
ホントに、これで重かったチームの雰囲気がガラリと変わった。チームの雰囲気は最高だ。
もう一つ勝って、そして、福岡でもう一度。心の底から嬉し涙を流そうや。
さ、先発は西口と寺原。Hawksは早めの継投の勝負。Lionsは中継ぎ陣を使いにくくなったはず。
今日勝って札幌へ!
負ければ後がない。
確かにそうなのだが、なんだかこの感覚は新鮮だ。
待つ立場だった昨年までは味わったことのない、この新鮮さ。そりゃ、こんな戦いを勝ち抜くほうが勢いもつこうというもの。
幸い、昨日は負けたとはいえ、どっちにどう転んでもおかしくない、ある意味、割り切れる試合。シーズン終盤に沈んでいた打線にも復調の兆しが見えた。
そして、今日は現地観戦。
試合前に、YOKOHAMA☆LINERさんと初対面。
わざわざ席まで来ていただいてありがとうございます!
とても礼儀正しい方で、お好み焼きを頬張りばがらの初対面、恐縮です(苦笑)
いつもは、普通に黒のビジターユニか、白のホームユニなのだが、今日は験を担いで2003年日本シリーズのGoldenHawksユニを着込む。その下も2003年のパ・リーグ優勝記念Tシャツ。
それにしても、バックネット裏以外はビッシリ。この風景を見るのも嬉しい。
初回、この日3番に入る中島の先制HR。俄然、活気づく1塁側スタンド。
この日の和田は、テンポが悪い。表情もちょっといつもと違う。負ければ後がない重圧か。2回、3回といずれも先頭打者を塁に出す苦しいピッチング。
4回表。先頭の宗がセンター前へ。続く大村はバントの構え。その初球。松永の投球が大村の顔面付近へ。もんどり打って倒れ込み辛うじて避けた大村。松永を猛烈に睨み付ける。その熱くなった大村に歩み寄り森脇監督代行が二言三言。
大村はプッシュ気味のバント。松永が後ろに追い辛うじて追いつくも1塁カバーがいない。大村との競争。1塁はセーフ。
大道の右中間へのフライで2塁の宗が3塁へタッチアップ。1死1、3塁のチャンスに信彦は力んだか、緩いカーブを高く打ち上げ2フライ。2死1、3塁。続く、ズレータは四球を選び、2死満塁。
マウンドの松永は、明らかに大村の打席から動揺している。しかも、1、3塁から満塁となっても投げ急いでいる。伊東監督曰く「この大舞台でも関係ない。奇策ではなく最善の策。」という松永の先発起用だが、若さが出た。
カブレラの押し出しを与え同点。なおを2死満塁。
打席には仲澤。その2球目。外のストレート。ライナー性の打球が右中間を割る。走者一掃、逆転のタイムリー2ベース!
今季、1軍起用されてもなかなか結果の出なかった仲澤。ブログ上でもその起用に批判の声が多かったが、自分が見るに、運悪く野手の正面をついたりということが多かっただけで、若手野手のなかでは一番バットで捉えるのが上手い、一番打てそうな気がする、という印象だった。
それが、この大一番で開花。これは嬉しい。
和田は、その裏を、初の3者凡退に斬ってとり、3点のリードを背に乗っていくかと思えたが、5回裏。先頭の細川にレフト前ヒットを許し、1死となってから佐藤友亮。変化球が決まらずワンバウンドを連発する和田。山崎も良く止めている。ストレートでしかストライクが取れなくなり、佐藤にはそのストレートをレフト前へ運ばれ、1死1、2塁となって、続く片岡にライト線を抜ける2ベース。2塁ランナーが還って2点差。なおも、1死2、3塁。
ここで、Hawksベンチが動く。和田を諦め、柳瀬だ!
シーズン終盤、継投が後手後手に回ることが多かったが、ここはいい判断。
この柳瀬が、中島にはライトへの犠牲フライを許すも、カブレラを相手に堂々の攻めの投球。145Km/hのストレートで空振り三振!
1点差と詰め寄られた直後の、6回表のHawksの攻撃。5回からマウンドにはギッセル。先頭大村が1、2塁間を抜けるヒットで出塁し、大道が送って、1死2塁。
さ、信彦だ。今日はここまで2打席凡退。
Lionsのマウンドには左のワンポイント星野智樹。
その初球が逆球となり、細川が後逸、大村は3塁へ。信彦は3球目の甘いボールをセンター前ヒット!大村ゆっくりホームイン。
遂に信彦にタイムリー!
1点差となり追加点が欲しい場面での4番の仕事!
ファンもベンチも空気が変わる。プレーオフの呪縛が解けた瞬間。
そして、その流れを柳瀬が確かなものにする。仲澤に代わって2塁に入った本多の好プレーにも助けられ、6回、7回をパーフェクト。2回2/3で無安打4三振の好救援。8回以降は後ろは計算が出来る。
8回表、マウンドには三井。
1死となって大道がフルカウントから四球を選ぶ。この日は、3番大道が繋ぎ役としていい仕事をしている。代走に稲嶺誉。打席には信彦だ。
その3球目。アウトハイのストレートを振り抜くと、打球が3塁線を抜ける。稲嶺が迷いなく3塁を廻る。本塁への返球が逸れ、1塁から一気に生還!
この2ベースで信彦の2本目のタイムリー!
点差も3と拡がり、より流れが強固なものに。
守備につく際の信彦への声援がもの凄い。
8回裏には藤岡。中島にヒットを許すもカブレラを三振、和田をライトフライに打ちとる好投。
9回表、1死1塁で宗への2球目、右肩口への死球!
球場を包む黄色い悲鳴。
7回にも宗の顔面近くへのボールがあった。それでも直後に迷わず踏み込んで2ベースを放ったのだが...
昨日からホント、死球が多いね。
いったんベンチに下がり、元気に出てくる宗。ホッ。
大村がセンターフライに倒れ、2死1、2塁となって、代打に田上となったところで三井から石井貴にスイッチ。
その初球、インハイへの厳しいボールをバットを折りながらレフト前へ。2塁から山崎が還り1点追加!
なおも、2死1、3塁で、また信彦へまわる。
その2球目、高めのストレートを振り抜くと、打球がバックスクリーン右手の観客席へ吸い込まれていく。
遂に出たっ!
信彦の3ラン!!
湧き上がる3塁側ベンチとスタンド!
続くズレータもバックスクリーンへ!
松中、ズレータの連続弾!!!
この土壇場に来て、Lionsの中継ぎ陣を粉砕し、遂に打線が覚醒。
9回裏を待たずにゾロゾロと帰り出す1塁側スタンド。
その裏を馬原がキッチリ3人で締めてゲームセット。
主砲の大爆発に、ズレータにも1発。大村もいい感じで、仲澤、柳瀬、藤岡、田上といった新戦力もこの大一番で活躍。
お立ち台は、パーフェクトリリーフで勝利を確かなものにした柳瀬、そして...もちろん、信彦だ!
2年にわたるプレーオフからの呪縛。過去2年、プレーオフで35打数3安打、打率.086。散々、この数字を上げられ、キーポイントと言われ続けた信彦が、3安打1HR5打点の爆発。
その3ランについて聞かれ、「本当にファンの皆さんにはものすごく......」。
言葉に詰まる信彦...
泣くな、信彦!
まだ明日があるんやぞ!
こっちまで号泣してしまうやんか!
ホントに、これで重かったチームの雰囲気がガラリと変わった。チームの雰囲気は最高だ。
もう一つ勝って、そして、福岡でもう一度。心の底から嬉し涙を流そうや。
さ、先発は西口と寺原。Hawksは早めの継投の勝負。Lionsは中継ぎ陣を使いにくくなったはず。
今日勝って札幌へ!
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