1点は仕方ない...のか?
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HiRO
2006年06月10日 22:31 visibility65
Swallows 6 - 2 Hawks
直接的な敗因は、2度までも同点に追いつきながら、勝ち越し点を奪えなかった打線と、追いついた直後に勝ち越し点を許した中継ぎ陣。
だが、本当の敗因は、ゲームの流れ、というものを、グランド内におけるベンチの代役たる捕手が理解出来ていない。これに尽きる。
味方が追いつき、1対1の同点で迎えた6回、1死2、3塁、ラロッカの打順で、ここまで好投の田之上を藤岡にスイッチ。ここまで1失点の田之上を、勝ち投手の権利のないこの場面で替えるということは、この1点の勝負とベンチは見た、ということである。
つまり、1点もやれない場面。
当然、打ち取ってもタッチアップがあるので外野に打たれるのはNG。内野ゴロも打球によっては本塁生還の可能性がある。
つまり、狙って三振を獲りたい場面。
ここで藤岡をリードする今日の先発マスク、的場の要求は外角一辺倒。2ストライクと追い込んだ後も外オンリーの配球で、結局、ラロッカは2塁ゴロ、3塁走者の生還を許してしまう。
だが、ベンチに戻った的場の表情にムカッ腹が立った。気合いの入った「よし、やった」とでも言いたげな、満足げな表情を浮かべていた。
つまり、的場の意識としては、あの場面、1点は仕方ない、だったようだ。
全くもって、ゲームの流れ、首脳陣の意図が分かってなさすぎる。
本来、三振を獲りたいこの場面では、ボール球で良いからインコースに一つ放らせるべきだ。そうすれば外のボールで空振り三振が獲れた。外ばかり放らせるから当てられる。
結局、Hawksはゲームの主導権を握れぬまま。ここは、ベンチも勝負の場面と踏んだポイント。ここを抑えておけばゲームの流れを引き寄せることが出来たかも知れない。
あのゲームの流れの中で「1点は仕方ない」と判断し、大怪我の少ないアウトローのみを要求したのなら、そして、その結果に満足したのなら、もう的場の成長には期待できない。
打者を観察していないのも、相変わらずである。
田上のようにバッティングに光るものがあれば、あるいは足や肩に光るものがあれば、内野手、外野手転向もあり得る。が、的場にそれはない。捕手としての成長が期待できない、期待できるだけの意識がない以上、結論はただ一つである。
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